幸せってなんだっけー?

 重いと思われることを書いたので、読む人は減るでしょうね。いいんですそれで。


 本当のことだから変えようがありませんから。


 幸せってなんだろうということは、ずっとずっと考えていたことです。でも答えなんか出ませんでした。


 自分が幸せと思えばそれが幸せなんだ、みたいなところまでは答えは出ましたけど、それもイマイチ違う気がしてました。


 あくまでも自分の納得のいく、幸せ、というものを知りたかったんですね。


 それが昨年わかったのです。とうとう。


 地獄の中にいるのに、幸せについて考えているなんて矛盾してると思われるかもしれませんが、地獄だけど、不幸とは思いたくはないのです。不幸とは言いたくないのです。


 人から「あの人は不幸な人」と言われているかもしれないけれど、不幸と言ってしまったら駄目なような気がします。


 だからと言って、ああなんて幸せなんだ、と思いたいわけでもありません。


 昨年、わたしは今までにない体の不調を感じました。元々うつというかパニックというか自律神経のバランスが崩れていて体調は悪く、病院とさよなら出来ないでいるのですが、昨年は更年期の症状とも重なったのでしょうか、左腕が上がらなくなり、鍼治療院に行って鍼治療を受け、漢方薬を飲んでいました。


 よくあるあれですね、だけどそれだけではなく、今度は顎がガクガクし始め、口が開かず、食べられなくなりました。柔らかく炊いた野菜までもが固くて食べられないのです。


 そして何より辛いのは顎の痛みです。一日中痛み、夜になると体の全体が硬直したようになりました。


 どんなに辛いことがあっても、死にたい、と言うことや思うことはしたくないと思っていたのに、はじめて、こんなに痛いのなら死にたいと思いました。


 腕も痛いし、それでも運転や母親の面倒、家のこと、全部今まで通りやらなくてはいけないのです。誰も代わってはくれませんから。


 そのときに、この痛みさえなければ、幸せなのに、と思いました。


 なんでもない毎日、当たり前の毎日、それこそが幸せなんですね。


 今は顎の痛みもあまりなく、ほんとに幸せです。


 ありがとうございます。

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