虹翼のヴィエルジュ ~白の少女は新世界の空を舞う~

@resn

設定資料

 オーラジェネレーター


 イドラに使用されている主動力。

オリジンコアから過剰に加えられた情報によってジェネレーター内部の空間を破壊し、その際発生するエネルギーを取り出す装置。

 稼働率を上げた際に、虹色の光が発生するのが名前の由来。なので「オーロラ ・ジェネレーター」というのが本来の名称だが、いつのまにかこちらで呼ばれようになった。


 一度稼働してしまえば自身の生み出すエネルギーを使用し半永久的に動作するが、その稼働時には膨大な電力が必要となり、一度炉を止めてしまうと専用の施設でなければ再稼働はほぼ不可能。




 オリジンコア


 非常に高い処理能力を有する高密度光量子コンピューター。イドラの中央演算装置にも使用されている。その情報演算は、現実世界、物資と表裏一体となった情報体すら侵食、書き換えする程で、様々な超常現象……いわゆる魔法のような現象を引き起こす。

 日本においては、ほぼ全ての国民がこれより能力を制限した「補助情報脳」というものを有している。




 ICS


 Inertial Canceller storage(慣性中和ストレージ)

 機体に掛かる慣性を、一時的に情報体を制御し情報データとして格納、現実の負荷を一時的に「無かった事」にする装置。これによって、イドラは通常ありえないような機動を可能とし、通常であれば機体が分解、あるいは操縦者にダメージとなるような慣性力を無効化あるいは軽減ができる。


 しかし、あくまでも「溜め込んでいる」だけであり、限界がある。溜まった慣性力は、時間をかけて徐々に放出・中和されていく。



 BDMS


 Brain Direct-connection Manipulate System(脳直結操作システム)

 機体と搭乗者のS.I.Bを接続する事で、まるで機体を自分の手足のように操る事が出来るようになり、非常に細かな複雑な動作を可能にするシステム。その性質上、ウィングやブースター、ランドスピナーなど人体に存在しない部分は動かせないため、そうした部分は操縦桿やペダルでの操作が必要。


 一方で、多少、機体ダメージをフィードバックするという欠点を持つ。細かな損傷程度であれば問題ないが、手足の欠損などではしばらく搭乗者の生身の身体に麻痺が残るなどの影響も発生する。

 また、この機能は搭乗者保護のため、メインフレームの頭部や脊柱を大きく損傷すると、自動で機能停止する安全装置がある。


 通常の人間の脳でも一応の接続は可能だが、搭乗者の脳に与える負担が大きい上に、その接続率は個人の適正に大きく左右され、その精度はS.I.B使用時とは比べ物にならないレベルで劣る。

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