七月二十日

久々に筆を取ります 何故ならば書かねば狂いそうだからです


私など忘れただろう君の名を不意に目にして安堵する夜


口にした瞬間本気だったなら嘘じゃない だから嘘吐きじゃない


さよならを届けられずにいたけれど 届ける意味もなかったんだね


大丈夫 もう待たないし忘れるよ だってそうするべきなんでしょう


思ってもいない悪態吐きながら「ありがとう」だけ抱きしめて泣く


もしいつか違う形で出会えたら また友達になれたらいいね


ごめんねと言いたいような気もするが それは自分の為なんだろう


真の名を掴み直した強いひと 望む姿になれますように


届かない わかっていても祈ります 君に幸あれ 咲け 花開け

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