あたし、どうしたらいいですか?

HiroSAMA

Aパート

「はぁ、つまんないの」

 冬服に身を包んだ宇佐木うさき羽子はねこは駅の改札口でため息をついた。

 こんな気分のまま自宅までの二十分少々の道のりを歩くのは気が重い。

 高校へ通い出した当初はバスを使っていたのだが、駅から自宅まで歩いたところで通学時間は十分と延びない。そこに待ち時間が入ることを考えれば元陸上部の彼女が徒歩を選んだことは当然のことだ。ただ、そのことは両親に告げておらず、往復で四四〇円分の乗車料は彼女の小遣いの足しとなっている。

 面白味のない住宅街を徒歩で往復するのは退屈だが、高校生に月八千円少々の収入は大きい。そもそもバスを使ったところで、彼女の退屈が紛れるわけでもない。

「このまま家に帰ってもなぁ」

 その日はまっすぐ帰る気にはなれなかった。

 そこに特に理由らしい理由はない。強いていえば、家に帰っても別段面白いことが待っているわけでもない、ということだろう。

 ようする暇を持て余していたのだ。

 駅構内から階下の様子を見渡す。

 カラオケ、ビリヤード、ダーツにおしゃれなカフェにケーキ屋。ひとりで入るには敷居が高い店もあるが、より道をする場所はいくらでもある。ただしそこを利用するにはお金が必要となるのだ。

 地道に貯めたバス代はすでに新作のコスメへと姿を替えており、どこかに遊びに行く余裕はない。そもそも一人ではなにをするにも楽しさが半減してしまう。

「いっそ定期も解約して……って無理か、やっぱ」

 さすがに元陸上部でも電車での距離を徒歩通学はできない。かといって家から自転車を使っては親に交通費を着服していることが発覚してしまう。となれば、やはり定期券の解約は諦めるしかない。

 階段を下りると、髪を染めたやる気のなさそうな男に、ポケットティッシュを渡される。

 ティッシュにつけられた広告は、未成年の彼女に渡していいような物ではなかった。そんなものを渡されたことに腹をたてながらも、そこに書かれたバイトの報酬には少しだけ興味をひかれた。

「って、そこまでお金に困ってないし」

 下品な誘惑を頭から蹴りだし、ティッシュをポケットに放り込む。

 本当はそんな不愉快なものは、そのまま捨ててしまいたかった。だが常日頃から「タダでもらえるものはもらっておけ」と父親に言われている。一応は被保護者の身分であることは自覚しているので、無理に逆らおうとは思わない。だけれど、醜悪さを嫌悪しながらも、しっかり従ってしまうことは面白くなかった。

 

 羽子はバスロータリーを素通りし、そこから伸びた商店街へと入っていく。

 商店街といっても銀行やレンタルショップ、パチンコ屋やドラッグストアなど様々な店が新古問わずに入り交じっている。昔ながらのかつおぶし屋や佃煮屋なども残っているものの、商店街というにはいささか雰囲気が異なる。

 そんなことを思いながらも、さりとてさして気にするでもなく通り過ぎていく。

 時折目に入る服はすでに見飽きたものばかり。いっそ原宿あたりにでも足をのばしたいところだが、買えもしない服を見るためにお金をかけて移動するのは馬鹿馬鹿しい。

 羽子は足を止めもう一度ため息をつく。

「お金か」

 ジグザグに分けられた、ビルと空の境界線を見上げる。薄暗い空とビルはその境さえも曖昧だった。

「もっとお金があればいいのにな……」

 灰色の雲がかかった空から雨が降るかどうか微妙な気配がしている。

 羽子は天気予報を見ていないし、カバンに折りたたみ傘もいれてない。ただ彼女にできるのは雨にぬれないよう祈るだけ。ビニール傘を買うというのは彼女にとって贅沢だ。

 羽子の両親は共働きのため収入は平均水準より多い。それでも「子どもにお金を持たせてもロクなことにならない」という、根拠が曖昧な理由で小遣い額が制限されている。

「やっぱ、陸上部に戻ろうかな。お金かかんないし」

 お金がかからないというのは語弊であるが、部活動に必要といえば追加の小遣いが貰いやすくなるのは確かだ。

「なら、その名目でせびろうか……」

 少し伸びた前髪をつまみながら考える。以前は陸上のため短くしていた髪だが、それもだいぶ伸びてきている。

「いや、さすがにそこまではできないなぁ」

 羽子は自分の右足をながめ、その悪巧みを打ち消した。

 彼女は夏休みが始まる前に事故で足を骨折していた。怪我はすでに完治しており、治療中に衰えてしまった足も左右差が気にならないくらいにまで回復している。 

 しかし、それでも陸上部への復帰は先送りにしたままだった。

 みんなが汗を流している間に、クーラーの効いた家でゴロゴロしていたことを思い出すと、なかなか戻りづらい。なによりも走れるようになったとはいえ、元通りというにはほど遠いのだ。

 仲間達が大きく記録を伸ばしている中、自分一人が一からまた鍛え直さなければならない。そう考えるとさらに気が重くなり、部活へ復帰しようという意思は弱まっていく。

 彼女の友人は部活を中心に集まっている。そこから遠ざかれば自然と一人の時間が増えた。まだ退部届は出していないので、友人らは部活に戻るように声をかけてはくれる。それでもやはり彼女はそこに戻るのをためらっていた。

(あー、なんかセーブデータが消えた気分。いっそ別の部活にでも入り直そうか。でも、来年はもう受験だしなぁ)

 すでに予備校通いをはじめている友人もいる。彼女も一応は進学希望であるが、できることなら勉強時間は最小ですませたい。

「部活をするわけでもなく、勉強するわけでもなく……なにをしたいんだろ」

 あれもしたくない、これもしたくない、それでいて時間をもてあましていると考えると、考えはどんどん後ろ向きになっていく。


 そんな彼女の気分が具現化したかのようにニュっと黒い影が現れた。


 羽子が驚き顔を上げると、そこには黒い細身のスーツに身を包んだ男が彼女を見ていた。

「ちょっといいですか?」

「なっ、なんです?」

 聞き返しながらも相手の様子を確認する。

 真っ黒な長い髪を首の後ろで縛っている。瞳も同じように黒いが肌はとても白くて女性のようだった。ズボンを穿いているが、中性的な顔立ちと体付きからは性別の判断が難しい。

 それでも相手を男と判断したのは、彼女の願望が混じったせいである。どうせ声をかけられるなら、異性の方がいい。それも顔がいいならなおさらのことだ。

「そこを通して貰えませんか?」

 右手にアンティークっぽい木製の旅行鞄と小さな白いレジ袋をぶら下げている黒服は、空いている左手で彼女の後ろを指さした。

 振り返るとそこには細い道があった。

 道と言うよりも隙間といった方が正しいだろう。古いビルとビルの間に、かろうじて人が通れる程度の幅がそこに空いている。

「あっ、すみません」

 自分が通行の妨げになっていることに気づき、あわててわきにずれる。

 すると黒服は「ありがとうございます」と丁寧な言葉で彼女の前を横切った。

 そして束ねた黒髪を揺らしながら、すいすいと隙間を歩いていく。

 羽子の見たところ、そこは普通の道ではない。入っていく黒服自身の様子も。

 そのせいで自然と奥に何があるんだろうと好奇心をくすぐられた。

 羽子もその隙間へと入り込む。

 高い壁に阻まれ、薄い光しか射し込まない空間を歩いていると、「この道は別の世界に続いているのかもしれない」という期待が沸いてきた。

 しかし、そんな子どものような想像はすぐに潰えてしまう。

 壁と壁の隙間を抜け出たその場は、ただの空き地でしかなかった。

 まわりをビルの壁に囲われた、冬の陽光の射しこみにくい小さな空き地。どういう理由で残されているのかはわからない。ただ何か建てるにしても狭いし、入り口もああでは使い道がないのだろうというという推測はできた。

 開発途上で、まだまだ街とは呼べない地域ではあるものの、駅周辺にまだこんな場所が残っていたことに羽子は驚いた。

 黒服は空き地の真ん中あたりでかがみ込んでいる。旅行鞄を露出した土の地面に置き、ビニール袋からなにやら缶詰を取り出すと、カパンッと軽い金属音を立てそのまま地面に置く。

 羽子が背伸びをしてその向こう側をのぞき込むと、湿気で歪んだダンボール箱が一つ置かれていた。その中には古びた毛布と一緒に猫がいた。瘦せた母猫に薄茶と白黒、三毛の小さな子猫が寄り添っていた。小さな子猫たちは身体を丸め、目を閉じたまま母猫のお腹で静かに眠っている。

「うわっ、子猫っ。可愛い!」

 すぐさま携帯を取り出し、その姿を収めようとする。

 しかし、可愛い子猫たちの姿とは裏腹に、痩せた母猫が鋭い目つきで彼女をにらみ威嚇する。羽子はその気迫に押され、シャッターをきることができなかった。

「まだ産後、日が経ってないので気が立っているんです。できれば彼女を刺激しないでください」

 唇の前で人差し指を立てた黒服に注意をされる。もっともだと羽子はそれに素直に従った。

 携帯をしまい静かに猫たちを観察する。母猫に汚れが目立つのに対し、子猫たちは綺麗に磨き上げられている。自分の身よりも子猫たちを大事にする姿は羽子の涙腺を刺激した。

(なんだかいいなぁ、こういうの)

 黒服が言葉もなく立ち上がると、来た時と同じようにビルの間を通り抜けていく。

 残った缶詰には猫の絵が描かれている。猫用の缶詰だ。しかし、まだ授乳期間の子猫たちはもちろん、母猫もその缶詰に近づこうとはしない。母猫の瘦せた顔はまだ羽子に向けられたままだ。

(あっ、私がいるから……)

 せっかくの黒服の好意を邪魔してるのが自分だと気付き、慌てて彼女もその後を追った。

「あのっ、ちょっと」

「なんですか?」

 すでにバス通りを挟んだ商店街に戻っていた黒服が足を止める。

 とっさに声をかけたものの、別にこれといった用はない。ただ、一風変わったその男のことが気になったのだ。だからといって、それを正直に話すのは気恥ずかしい。

 急いで質問を考えそれを口にする。

「なんで、知ってたんです? あんなところに猫がいるって」

「声が聞こえたんです」

「猫の?」

「はい」

 一瞬、「猫が喋るわけないじゃないか」と思うもすぐに察する。

(あぁ、声って鳴き声のことか)

 そう納得し、黒服に詩人めいたところがあるのだろうと考えた。

 彼女が納得すると、こんどは黒服が話しだす。

「あそこに彼女たちがいることは秘密にしておいてもらえませんか。それと私がエサをあげたことも」

 おそらくは羽子の様に、母猫が気を荒立ててしまうことを懸念しているのだろう。そう羽子は解釈したが、黒服の意図はそうではなかった。

「野良猫は見つかれば保健所行きです」

 黒服は少し困ったような表情でそれを教えた。

 その言葉に羽子は息を飲む。

 野良犬が保健所で始末をされることは知っていたが、野良猫まで対象になることを彼女は知らなかったのだ。

「なんで!? 猫なんて害ないじゃない」

 疑った訳ではないが、それでも自然と言葉が強くなる。

「そうでもないですよ」

 黒服が街の風景を見渡し応える。

 釣られて羽子もその様子を見る。

 中途半端に開発の進んでるものの、都会とは言い難い歪な街並み。新しく綺麗な高いビルと古く汚れた低いビルたちが混合した風景に一体感はない。まるで一カ所に多国籍の店をよせ集めたような違和感で満ちている。

「土地が余っていたころなら問題はなかったのでしょうが、このあたりも狭くなりましたからね」

 羽子といくつも離れていないように見えた黒服が、老人のように過去を懐かしむ。

 確かに彼女が幼かった頃に比べ、駅周辺には人が増え、それを相手とした商売が日々増加している。それも互いに対立し、けなし合うような商売法で彼女はその様子が好きではなかった。

「猫のトイレにも困るんですよ」

「えっ、そんなことで?」

 もっと重大な事情があるのだろうと思っていたが、とんだ肩すかしだ。

「それがバカにならないんですよ。臭いもそうですし、特定の場所をトイレにする習性もありますから、花壇や庭木を枯らしてしまいます。他にも発情期の声が五月蠅いとか、生ゴミを荒らしてしまうこともありますね」

 一拍あけ、人の多い町並みを見渡し追加する。

「なにより放置しておけばその数は増えるだけです」

「それはそうかもしれないけど……。でもそんなことで簡単に生き物を殺していいの? 命は大事にってみんな言ってるじゃない」

 黒服に食い下がったところで意味はない。そのことを承知しつつも、羽子は黙っていることができなかった。

「それだけでは、なかなか上手くいかないのですよ」

 困った子どもに教えるような口調で続ける。

「生き物が子孫を残そうとするのは本能です」

 死の危険から遠い場所にいる人たちには薄くなっているかもしれませんが、と付け足し続ける。

「ここには猫たちかれらの生命を脅かすようなものはわずかですし、食べ物も余所よりずっと豊富です」

 食べ物があり危険が少ない。それは良いことなのだろう。しかし、それゆえに増加しやすく被害が顕著となると黒服は言う。

「ここは人間たちが作った場所ですから、人間たちのルールに従うのが道理です。できないのであれば排除されるのもしかたないのです」

「そんなこと野良猫にできるわけ……」

 それまで見えていた平凡な町並みが、突然恐ろしい場所のように変わった気がした。

「みんなで仲良くのするためのことなんです」

 殺処分こそが人と猫とが仲良くする秘訣だと黒服は言う。そこには傲慢さはない。ただ少し寂しそうな諦め顔で町を眺めているだけだ。

 羽子はそれに反論したかったが、野良猫たちを助けられないという現実がそれを封じた。

「でも、彼らも必死です。人間たちの隙をついて生きていくこともできるでしょう」

 必死という言葉で羽子を威嚇する母猫の形相を思い出す。

「これもひとつの生存競争になるんですかね」

 そこに興味本位の人間が手出しをするべきではないと含ませている。

「私も本当は彼らに手をさしのべるべきではないと思うのですが……」

 一度そこで言葉が区切れる。

「お腹がすいたままでいるのは、とても辛いですから」

 それは体験談からくるものなのだろうか。そこで黒服の細い眉が情けなそうに曲がる。

 羽子は幸運なことに食べることに困ったことはない。せいぜい母親の帰宅が遅れ、夕食の準備が遅くなる程度のことだった。それもお菓子で一時しのぎができ、いざとなればコンビニでお弁当を買うこともできる。本当に飢えたことのない彼女には、それがどれほど辛いことか想像できない。

 そのことを考えると、実は自分が恵まれているのだと気づく。

 野良猫でなくとも、日本以外の国々では、食べ物に困る人が大勢いる。それはTV越しに得た知識であったが、今更になって実感できた気がした。それを思うと小遣いが少ないということくらいで不平をもらしていた自分がが恥ずかしくなる。

 彼女の考えでは、生き物を自分たちの都合で殺すのは良くない。

 しかし、野良猫が増えれば困ることが増えるのも確かだ。

 そして、彼女は猫を殺す社会の仕組みで飢えずに清潔な生活をおくれている。間違っていたとしてもそれを責める資格が自分にはないと思った。

 それでも続けて考える。

 出産を終えたあとの母猫が、どうやって食事にありついているのかを。あるいはありつけていないのかもしれない。

 彼女がどんよりとした思考に捕らわれていると、いつのまにか黒服との距離が開いていた。

 置いて行かれないように、反対側から歩く人を避けながら急いでその後を追う。まだ話したいことがあったわけではなかったけれど、このまま会話を終わらせるにはあまりにも気分が悪かった。

 黒服に何を求めるでもなく問いかける。

「ところで、あなたって何をしてる人なんですか?」

 羽子は黒服に対し、好意と言わないまでも、興味をもちはじめていた。このまま二度と会えない可能性を考えると、少しでも話を長引かせたくもなる。

 黒いスーツに身を包んだその姿は普通のサラリーマンにはとても見えない。かといって話しぶりからして、暴力に関連した職業でもなさそうだ。葬儀屋あたりが一番しっくりくるが、それを初対面で口にするほど礼儀知らずではない。

「日雇いのフリーターですよ」

 羽子の問いに黒服はあっさりと応える。実際どんな仕事をしているのかまでは口にしなかった。

 その答えが本当か怪しく思えたが嘘と決めつけるだけの要因もない。それに、生活に余裕があるなら自分であの猫たちを保護していたのではないだろうかと考え、彼の答えを信じることにした。

 黒服の後ろを歩きながら、羽子は考える。

(この人にできないのなら、やっぱり私がなんとかするしかないのかな)

 しかし、自分の家にはそんな余裕はあるだろうか。母猫と子猫を三匹飼うのにどれくらいのお金がかかるか知らないが、それが自分のお小遣いより多いことくらいは想像できる。

(じゃ、誰かに頼んで……)

 すでに疎遠になりつつある友人らに、野良猫の里親になって欲しいと言うのは気がひける。

 それに産まれたばかりの猫たちをいきなり母猫から離しても良いものだろうか。あの子たちは生後何日目なのだろう。どのくらいたったら離しても問題なのだろうか。羽子は自分の無知を悔やんだ。

 考えごとの最中に黒服が道の途中で足を止めた。

 どうしたのだろうと、彼の前をみると、そこはネットカフェの入り口だった。

「では、私はこちらですから」

 そういって、古いビルの二階にあるネットカフェの入り口を上ろうとする。

「あっ、あの。名前教えてもらえませんか?」

 名を聞いたのは、黒服に興味があったからもある。しかし、それ以上に猫たちのことを相談できる相手を手放したくなかった。

「私のですか?」

 会話をしていて他に誰の名前を聞こうというのだろうか。

黒野くろのねこといいます」

 一瞬、冗談を言っているのかと思ったが、相手の表情はごく普通のままだ。本名なのだろうか。

「私は、宇佐見羽子です」

「羽子さんですか」

「はいそうです。猫さん」

 下の名前で呼ばれたので、思わずそう呼び返す。

 でも、猫の話をするのに猫さんと相手を呼ぶのは呼びにくいような気がした。でも、改めて名字で呼び直すのも変な気がする。

 そこでひとつ提案をしてみた。

「あの、黒猫さんって呼んでもいいですか?」

 その問いに黒野猫は「別によいですよ」と、うなずいた。

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