月と太陽
「月は未婚者で太陽は既婚者。
太陽はお母さんだから私が結婚したら太陽、好きになるのかなぁー。」
スピーカー越しに彼女の声はそう呟いた。
「そうだね。」答える。
夜は全てをお洒落に着飾らせる。
煙草を吸う指先も、
こんな他愛の無い会話も、輝かせる。
そんな夜。
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