主人公最強補正をぶち壊せ!

出雲 なぎさ

第1話「主人公に選ばれたのは!」

20XX年春、僕はある試験に向かっていた。

その試験とは、、、ゲームの主人公を選ぶ試験だった!!



「よしっ!今日は主人公試験だ!ぜってー受かってやる!!」

僕の名前は神哉かみなりせいや15歳。

もちろん学校には行ってない、いわゆる不登校というやつだ。

だがそんな僕にもやりたいこと...いや、なりたいものがある。

それは主人公だ。




「さぁみなさん!今回お集まりいただいたのは他でもありません!今日はこのゲームの主人公を選ぶ試験なのです!」

そう高らかな声で試験の説明をしてるのがこの完全物語パーフェクトストーリー

というアドベンチャーゲームの主人公を決める試験の試験監督である、

伊賀輝明いがてるあきという男だった。



「この試験の内容は簡単で皆さんのパンチ力を見るだけです!」

このことを告げた瞬間、まわりから批判の声が聞こえた。

なぜならこの試験方法では格闘家が明らかに有利になってしまうからだ。

っと普通の人なら考えるが僕は違かった。

なぜなら試験監督はパンチ力を見るだけと言っただけであり、

とは言っていないのだ。



「今ここに残っているやつらはみんなわかってて残ってるのか〜。もう少し減らして欲しいな〜」



僕はそう思ったがそう簡単にうまくはいかなかった。



「じゃあ!早速試験を始めましょうか!!」

と試験監督が言った。




数時間後、全ての人のパンチ力を測り終えた。



「では!完全物語パーフェクトストーリーの主人公は!!

大橋五郎おおばしごろうさんです!!」




その名前を呼ばれた瞬間に僕は頭が真っ白になった。

そして、それと同時にこのゲームを買い、主人公を倒さなきゃいけないと思ったのであった!!

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主人公最強補正をぶち壊せ! 出雲 なぎさ @nameko_12

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