22話

一夜明け、エレーンは朝早く目が覚めた。


昨晩はセシルに捕まり、王子との間柄を散々聞かれたが、まだ出会って二週間も経っていない。自身だって王子の人となりを認識したばかりなのに、それ以上の事など分かる筈も無かった。


顔を洗い、身支度を整える。きっと今日も忙しい筈に違いない。大方、二日酔いで苦しんでいるだろう兵士の分も粥を作ろうかと思案する。

イスベル城の少ないメイドや召し使いは怪我をした兵士の世話や片付けに忙しく、手の回らなかった山の様に溜まった食器を考えると、少し気が滅入るのだった。


台所に向かって廊下を進むと、ルーカスが台所前でエレーンを待ち構えていた。此方に気付いて、手をヒラヒラさせている。


「おはよー、エレーンちゃん。今日も粥を作ったりする?」


エレーンはやっぱり……と一人納得した。最早、何も言うまい。




台所は、思っていた通りに食器が重ねて置いてある。組合の婦人達は昼食の準備から来る予定だし、セシルもどうやら遅れる様で、台所には誰も居ない。


ルーカスは山の様な食器を見て、手伝うよとやる気満々で袖を捲って見せた。エレーンは慌てて台所から出るように促したが、ルーカスが出て行く訳が無い。結局、並んで片付けをする事になった。


ルーカスは昨晩アレクシスとリン、ロイの若者四人で呑んで楽しんだらしい。あの過激な手刀で小柄な彼が無事だった事にほっとする。


それにしても。


ルーカスはあまり騎士らしく無い。マルシュベンの兵士も気さくだけれど、王子付きの騎士が台所で皿洗いを手伝うなど……。そう思ってエレーンがちらりと盗み見ると、ルーカスは視線に気付いて顔を上げる。


「なにー?男前だからって見つめないでよ?」


ルーカスの言い種に、エレーンは首を振る。


「いえ、先輩は騎士らしく無いなと思ってしまって。何だか皿を洗う手付きも慣れているし。」


言われて、ルーカスは微妙な顔をした。それは少し残念な様に見えたし、わざとらしくも見える。


「……思いきり首振られても、それはそれで傷付くねー。ま、良いけど。俺は元々爵位なんて無い、商家の三男坊だからね。西の砦勤務の時は飯も交代制で自分達で作ってたし。こうやってると何か懐かしい。」


そう言いながらも、手は次々と皿を洗って行く。エレーンは以外な出身に驚いた。


「小さな頃から騎士を目指していたから、剣技がお強いのですか?」


彼の技量を考えると、そうとしか考えられない。それを聞いてルーカスは首を振る。


「まさか!やりたい事が無くて、十四歳になる前に何となく入っただけだよ。」


エレーンは更に驚いた。それであの実力なのか。……才能の差と言われたら、世の中やって行けそうにない。


「ほら、俺って顔が良いし、何やらせてもそつなくこなしちゃうから、もう年頃になったら何処かから見合い話しが殺到しちゃって。」


そう言われても何て答えれば良いのか返答に困る。仕方なく…では無く、取り合えず、エレーンは頷いておいた。


「肯定されても困るもんだね。」


そう言ってルーカスは笑う。……一体どうすれば良いのか。困った末に、エレーンは微妙な笑顔で応えた。


「で、結婚で縛られるのはまだ先で良いから、取り合えず何でもやって、合うのを見付けようと思ったんだよね。何れにせよ、家は出なきゃいけなかったし。支店任されても多分違うなーって思って。基礎が無いから最初入隊した時は体力無くてさー。結構キツくて大変だったけど、剣技を習うのは面白かったから長く続いた感じ?」


続いたからと言って、二番隊副隊長までたった数年で上り詰めるのは並み大抵の努力では無いだろう。西の砦とはいっても、大小詰所が有り、人数も桁違いだ。本拠地の二番隊ならば、それ相応の技量が無ければ入隊出来ない。エレーンは改めて、ルーカスの力量に尊敬の念を抱いた。十四歳から始めたのなら、家庭教師が付く貴族と比べてかなり遅いスタートなのだ。それが、今では王子付きなど、団長や隊長とは別として近衛騎士でも最上級の役職に就いているのだから、彼の努力は想像もつかない。


「あれ、駄目だよー?俺に惚れちゃ。火傷するよ?」


直ぐにふざけるルーカスに困っていると、それを見てまた楽しそうに笑う。


「全隊の団長クラスになってればまた気持ちも違うだろうけど。一隊の副隊長じゃねー。まあ、成る前に王子に会っちゃったからね。あの人本当に我が儘でさー、無理矢理王城に連れて行かれたんだよね。」


騎士団団長など、相当のベテランが担う役職。一体ルーカスは何歳でそこに就任する計算をしていたのか。

一度試合で手合わせしたものの、本気を出していなかっただろうルーカスと自身の力量が、追い付く処か更に差が開いた気分になり、少し落ち込んでしまう。


それにしても。エレーンはルーカスをこっそりと伺った。


アレクシスとルーカスの間にどんな事があったのだろう。少し興味があるが、果たして聞いても良い話だろうか。


エレーンが聞こうか考えあぐねていると、台所の扉がノックされた。振り向くと、セシルが戸口に立って居た。昨日に引き続き、にっこり笑顔だ。

また質問責めに見舞われる事を予想して、心底辟易した。いや、姉の事は大好きなのだ。只、話の内容が答えに困るものばかりなだけで。






今日はまだましな二日酔いでアレクシスは目が覚めた。少し頭痛がしていたが、エレーン特製の粥と薬で、昼を過ぎる頃には体調も良くなっていた。


午後は海で鎮魂祭が行われ、多くの漁船や小舟が沖へ出て、花や灯籠を流す。街の害悪にしかなり得ない相手でも、街の住民の気持ちの切り替えの為に戦闘の後は必ず行われるらしい。もし犠牲者が出ていたら、比べるべくも無く、何倍も盛大に行うそうだ。


船が戻り、閉門になる頃には沖の灯籠がちらちらと小さな光を暗くなりかけた海に映し出す。其処に無い筈の魂が残り火を燃やしているかの様に。


幻想的なイスベルが、より神秘的に映る。



二日目のお疲れ会は、昨日と打って変わり多くの兵士が街へと繰り出し、食堂は寧ろ通常通りの人の入りだった。食事を取った後、エレーンはサイラスの執務室に呼び出された。イザベラとクロードも集まっている。


着いて早々、リンとロイの二人が王城に付いて来ると知らされ、驚いた。


「とても嬉しいですが、私一人でも側役に上げる事で殿下は色々と大変だと思うんですが、三人一度などご迷惑がかかるのでは無いですか?」


「……向こうからの要請でも有る。これも縁だ。エレーンにも、あの二人にも滅多に無い経験が出来るだろう。助けになる様に、しっかりと励みなさい。」


父の言葉に、自然と気持ちが引き締まる。

それにしても、朝はルーカス。昼は知っているだろうメンバー全員に会ったが、誰も何も言っていなかった。少し淋しくも感じるが、伝える時をきちんと待つプロ意識にエレーンは脱帽する。


「……只、一昨日の敵についてなんだが……。エレーンも見ていたと思うが、あの不振な男は王子を狙っていただけでは無く、リンとロイにも興味を示していたな。」


エレーンはあの異様な男を思い出す。


「……どこぞの奴が雇った奴隷商崩れかも知れない。」


「……奴隷商であの強さは可笑しいわ。いくら松明が焚かれているとはいえ、あの暗がりで私の矢を全て叩き落としたのよ、あの男達。」


イザベラは少し苛立った様にテーブルの上で組んでいた両手を強く握った。母がこんなに憤りを見せるなんて、珍しい。それ程の異様さと、実力があったのだ。あの黒ずくめの男は。


「……リンの様に夜目が利く血統か、訓練をしたのか……いずれにせよ、兵が十数人あっと言う間に伸されたと聞く。それが王子を狙って来るとなると、王城への旅路も油断ならん。」


「……あの二人は自分達の身も危ないと分かってるんでしょうね?」


クロードの質問に、サイラスは頷いた。


「ロイには特にトラウマかも知れんが、それでも自分で良いと言ったのだ。もう、周りが守り隠す歳でもあるまい。只、気を付ける事に越したことは無いのだから、気を引き締めて向いなさい。エレーン。」


ロイは奴隷商人からマルシュベン兵が助けだした過去がある。何も分からない年では無かったから、ロイにとってはあまり思い出したくない記憶だろう。そう思うと、エレーンは無意識に奥歯を力強く噛み締めていた。


「リンは特に一人行動になるから、良く言っておいた方が良い。俺からも注意しとくよ。」


クロードはぽんと妹の頭に手を乗せた。クロードを見てから、サイラスに視線を移す。ずっとバタバタしていて、父と今日までまともに話しも出来ていなかった。


「遅くなってしまいましたが、父様。……王城への入城を認めて下さり、本当にありがとうございました。父様から見たら、私はまだまだ頼りない娘だと思いますが、それでも自分に向けられた期待に答えたいと決心は固まっておりました。これで心置き無く務めに励めます。」


「側近騎士を務めるのは並み大抵の努力では足りぬ。しかし、幸い技量では手本となるルーカスどのも居られるし、慣れ親しんだリンやロイも居る。自身を磨き、王子の支えに成れる様に日々精進しなさい。」


今生の別れでも無いのに、エレーンは何だか泣きたくなってくる。震える唇でわざと笑顔を作ってみる。


「肝に命じておきます。……父様の説得が無理でしたら、黙ってでも王城へ行く決心でした。ですから、許可を得られて本当に良かったです。」


「?!」


ニコニコしているエレーンと対照的に、サイラスは大きく目を見開いていた。イザベラとクロードが弱冠ニヤニヤしながら、狼狽えるサイラスを見ていた。




アレクシスは二日酔いに懲りて、早めに部屋へと戻っていた。ルーカスは始め文句を垂れていたが、観念して三人で部屋へと戻り、呑み直している。ロバートも少しだけ相手をしていた。


カップを持ち、ゆっくり角度を回してお茶の流れをぼんやり眺める。


「坊、行儀が悪いですぞ。」


言われて、アレクシスはカップをソーサーに戻した。


「……王城入りの件、何で俺に一言も無く決めたんだよ。」


「おや、あの二人じゃお気に召しませんか。」


胸の内のもやもやを我慢出来ずに、アレクシスはポツリと溢した。が、ロバートは然程気にしていない様で、けろりとしている。


「……いや、ロイはまだ良く分からないけど、リンに関しては文句は無い。面白い奴だから、城でも楽しみなくらいだ。俺が言いたいのは、今回の相談が一つも無かった事だ。」


不満の声に、ロバートはああ、と合点が行った様だ。すかさず体を向き直した。


「……確かに、先だって決めてしまいました事、申し訳有りません。」


そう言って、アレクシスに深々と頭を下げる。


「此度の件は急遽公爵様と私で進めてしまいましたが、これは今回襲撃の責任を取る形でも有ります。」


「責任、とは?」


「相手の思惑は分かりませんが、何やら坊が目的だった様です。それは認識しておりますな?」


ゆっくり頷く。指名されたのだ、関係が無い筈がない。


「云わば、私達の旅が敵にバレていたことで、海賊を使い襲撃を受けた。幸い死人は出なかったものの、被害を出してしまった。更に、素性も知れない敵にリン君とロイ君は目を付けられた。」


思い返すと、確かにリンを連れ去ろうとしたり、ロイに何やら話しかけていた。


「このまま、彼らをこの地に置いて行く訳にはいかないのです。この地は争いが多いですが、私達のせいで二度目、三度目の襲撃が有ってはならない。」


顎へ手を添えて考えた。確かに、旅立ってからまた自分のせいで迷惑を掛けられない。もし次に体制を立て直して攻められでもしたら……。


「そうしたら、端から二人を王都に送ろうとお考えでしたので、便乗させて頂きました。考え得る最善の手だとは自負しておりますが、相談しなかったのは事実。何かご不満が有りましたら、王城に戻り次第、何なりと受けましょう。」


黙っていたルーカスはぐいっとグラスを煽る。飲み干すと、タン、とグラスを置いた。


「……俺は良いと思うよー?あの坊主は身軽で夜目も利くし、ロイは腕も良いし判断力も有る。事務作業は分かんないけど、戦力には充分だと思う。異存は無いかなー。」


アレクシスはルーカスをちらりと見る。存外、二人の事を気に入っているらしい。


「……そうだな、何よりエレーンを慕っている様だから、力添えになるだろう。」


それを聞くと、ロバートはにっこりと微笑んだ。全く、この食わせ者め。と、アレクシスは内心毒づいた。


「しかし、じい。俺が今までじいに罰を与えた試しが無いじゃないか。この策士め。」


ジロリと睨むと、ロバートはふふっと声を上げて笑った。


「それはそれは。誉め言葉ですかな?」


からかいに、ふん!とそっぽを向く。小さな頃から面倒を見て貰っているのだ。アレクシスが敵うわけが無い。

ルーカスは酒をドボドボと乱暴に注ぎ、またぐいっと呑む。が、ふと手を止めた。


「……王子、まだまだ俺よりエレーンちゃんと仲良くなって無いのに、ライバル増えるとか大丈夫?」


ニヤリとするルーカスに、アレクシスはうんざりしながら顔を少ししかめた。なんだって、そんな話になるのだ。


「……お前の何処が仲良くなっているだ。いつも適当に言って……。……大体、エレーンはそんなつもりは微塵も無い。」


ルーカスは、意外そうにへえっと呟いた。ロバートはにっこりしながら、グラスを傾ける。ん?何か変な事を言っただろうか。二人の雰囲気に、アレクシスは首を傾げた。


「……その言い方はエルさんに無くとも、坊には有ると聞こえますな。」


「は?」


何を言っている?


アレクシスは一瞬にして顔が真っ赤になったのは分かったが、慌てて怒った風を装った。


「全く口を開けばそんな事ばかり……。もう寝る!!」


スタスタと自身のベッドへと戻って、乱暴に布団を被った。一体全体何故そう捉えるのか。自分だってそんなつもりは無い。全く、この二人は昔っから、からかいが過ぎる!装ったつもりが、考える程怒りを感じるアレクシスであった。




主君に残された二人は酒を呑み直していた。


「……にしても、いきなり三人増やすのってどうなの。何か言われたりしない?」


ロバートはちらりとルーカスを見た。


「何を言ってるんです。手続きは践みますが基本的に王子付きは王子の好きな様に人員は決められるもの。気兼ねなどしなくて良いんです。……周りの役人や貴族が暫く煩いでしょうがね。」


ルーカスはロバートのグラスに注いでやる。


「……まあ、今まで側近が少なすぎる感は有ったから、これで何時も刷り寄ってくる奴らを敬遠出来れば良いけど。本当、貴族は面倒だよね。付き合いがー、伝統がーってさ。」


注いで貰ったグラスをぐいっと呑み、ロバートはふっと笑う。


「何を言ってるんだか。貴方も爵位を貰ってヘンベルク子爵家当主でしょう。全く、自覚が足りない。」


「……城ではそつなくやってるでしょー。俺も色々大変なんだからね。新興貴族ってのは、何でああも風当たりが強いの?まあ、上手くやってはいるけどさー。」


「それが地位への責任と義務なのですよ。その顔はいらない……と言い出しそうですが……。貴方、本来なら伯爵位まで賜る事が出来るのに、その調子では……でもまあ、確かに、貴方の猫かぶりには驚愕至極です。貴族のご婦人方への態度は特に。」


それを聞いて、ルーカスは不満気に口を尖らせた。


「ロバじいに言われたか無いですー。大体、王城内での女性の噂話は怖いんだから、愛想振り撒いたぐらいが丁度良いんだよ。」


「おや、私が猫かぶっているとは聞き捨てならないですね?この紳士を捕まえて、良くもまあ。」


「それこそ良く言うよね。現役退いても軍師は軍師でしょ?どこまで計算してるか分かんないから。」


ルーカスはぐいっとグラスの中身を飲み干す。グラスの氷がカランと音を鳴らし、二人の間に響いた。


「……まあ、ロバじいの考えに俺は従うだけだけどね。」


ロバートはルーカスに視線を合わせた。いきなりの素直な態度に少し戸惑ったのだ。こんな事を言う者では無かったのだが、彼なりに少し思う所があるのだろう。


「……滅多な事を……明日は折角の春祭りも雨でも降りますかな。……取り合えず、ありがとうございます。」


「……でもまあ、一応王子には今後報告じゃなく『相談』してよ。俺もね。ある程度把握はしたいし。」


「これは……珍しく小言まで。分かりました、気を付けましょう。」


ロバートが頷くのを見て、ルーカスも頷いた。


「……実際、二人の腕はどうでしょう。」


問いに、ルーカスは少し考えたが直ぐに口を開いた。


「さすがマルシュベンの兵士……かな。若いけど、城の近衛騎士くらいは直ぐに出来るね、あれは。リンがちょっと飛び出し気味だから、そこは直さないと。」


「その通り、飛び出して怪我してしまいましたからね。」


ロバートはグラスを傾ける。


「……本当に体力限界だったんだろうね。普段ならそこそこ行ってただろうけど、あの装束男達、結構やるからね。一対一なら良いけど、一度に二人相手は俺もキツイかもね。」


ルーカスの台詞に、ロバートは驚いていた。何時もの自信は何処へ置いて来たのか。


「油断した訳では無く、本当に捕まえ損ねた訳ですか。」


そう言われて、ルーカスは思い出す。……あと一秒あれば多分一人は仕留めていただろう。あと一秒……。いや、これは自身の慢心が招いた結果だ。余裕で仕留められると思っていたのだ、その気になればいつでも、と。端から潰しておけば良かったものを。少し楽しんでしまったのかも知れない。これでは、戦闘狂と言われても仕方ないではないか。


黙っているルーカスを、ロバートは不振な目で見咎める。


「…今回は息のあった者は正体が無く、発作を起こして絶命したのが殆どだとか。首謀者を捕まえていたら少しは違ったかも知れない訳ですが、貴方…ついうっかりで逃がしたとか言わないですよね?」


ルーカスはロバートの言葉を遮る様にざっと立ち上がった。


「さあ!寝よう。明日が一番盛り上がるらしいからね。あー、楽しみだなぁ?」


さっさとベッドに潜り込む若者を、ロバートは呆れて見上げていた。


「全く……。」


溜め息を付いて、グラスを傾ける。

周りをきちんと見ているかと思いきや、詰めが甘い。普段しっかりとしている様に見えるのだが、いかんせんふざけ癖が染み付いてしまっているのかも知れない。人が増えて、改善すれば良いのだが。



本当に怖いのは襲われたあの時では無く、これからなのだ。自覚を持って貰えれば、これ程心強い事は無い。思案する老人の姿を、キャンドルの明かりだけが優しく照らしていた。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る