第二章 オオハシの弟

第二章 オオハシの弟

杉三が請け負った絽の着物は、三日三晩不眠不休で縫ったために、立派な着物に生まれ変わっていた。依頼の内容としては、身丈を短くするだけでよかったのだが、杉三はすべてほどいて、改めて仕立て直したのである。いくらしつけ付きの未使用品と言っても、タンスに長年しまいっぱなしであったのだろうか、糸が経年劣化していて、しっかりしていない箇所があったからだ。未使用品なのに矛盾するようだが、しまいっぱなしの着物ということであれば、こういう事もあり得る。

 蘭が、家の中で下絵の整理をしていると、またインターフォンが五回鳴った。

「この鳴らし方は杉ちゃんだな。」

急いで下絵を引き出しにしまい込んで、蘭は玄関先に向かった。するとガチャンとドアが開いて、杉三がもう入ってきた。

「杉ちゃんさ、人の家に断りもしないで勝手に入ってこないでよ。せっかく掃除をしたのに、車輪の汚れで全部やり直さなきゃならないじゃん。」

そう言っても杉三には効果なしである。

「いや、掃除よりももっと大事な用事があるの。仕立てができたんだよ。」

「そうか。意外に早く終わったな。」

蘭は、ここで掃除の話を持ち出しても何も意味はないということを知っていた。

「じゃあ、納期まで、しばらく遊べるか。」

「いや、そんな暇はないよ。すぐに依頼主に届けに行こうぜ。」

「だって、カールさんところへもっていく契約ではなかったの?」

驚いて蘭がそういうと、

「早くできたんだもん、早く届けたほうが喜ぶよ。それにうちの中には置いておく場所がない。それなら、お客さんにくれちゃった方がいいよ。」

と、杉三は言う。この発想はどこから出てくるんだと蘭はあきれたが、逆らってしまうとどうなるかも予測できるから、

「じゃあ、そうするか。住所は確か、手帳に書いてあったよな。そこから、タブレットで割りだそう。」

と、引き出しからタブレットを出して、電源を入れた。そして、ウェブブラウザを開き、手帳に書かれた住所を打ち込んでみた。

「ああ、ここね。へえ、製鉄所から意外に近くだったのね。」

「というと、かなり山の方ということになるのか。」

「まあ、そうだね。製鉄所ほど山ではないとは思うが、かなり辺境地域に該当するところだぞ。じゃあ、タクシー呼んで行ってみるか。」

「頼むぜ、蘭。」

蘭は、スマートフォンでタクシー会社に電話した。タクシーは数分後にやってきてくれて、杉三と蘭と絽の着物を乗せて、ちゃんと指定した住所へ連れて行ってくれた。

「えーと確か、このあたりだったような。早川アパートの近くにある借家だと言っていたが。」

と蘭は、看板に早川アパートと書かれている、高層マンションを指さした。

「こんなところにあるんだっけか。」

そう思われても不思議ではない、辺鄙な土地である。

その高層マンションに押さえつけられるようにして、小さな平屋建ての家が隣接していた。

「まあ、箏があるから、少なくともマンションには住めないよな。でも、その近くにある一軒家というと、ここしかないけど?」

杉三が疑い深そうに言うと、

「これじゃなくて、他の家なんじゃないのか。少なくとも音楽家がこんな小さな家に住むはずはないでしょうが。」

蘭はそういったが、玄関を見ると、ちゃんと「森田」という表札も貼られていた。

「と、いう事はやっぱりこの家に住んでいるのだろうか。」

確かにイメージとは明らかに違う。

「いや、意外にそうかもしれないよ。昔の音楽家は貧しかったというでしょう。シューベルトなんかもそうだったんだし。間違えたならそういえばいいだけの事だから、とりあえず、入ってみようぜ。」

「杉ちゃん、シューベルトと今では時代が違うよ。」

蘭の言葉を無視して、杉三は、ドアを叩いてしまった。

「はい、どちら様ですか?」

と、中から声がする。それを聞くと、ここの住人は間違いなく森田尋一であることが分かったが、同時にぎーがーというすごく大きな音も聞こえてきたので、

「なんだ今の音は?」

と思わず蘭は驚いてしまった。

「あのねえ、ちょっと早いけどさあ、こないだ依頼した仕立て直しできたから、持ってきたよ!」

杉三は平気で用件を言ってしまう。すごいというか、あきれてしまうほどだ。

「あ、杉三さん。今開けますので、ちょっとお待ちください。」

その間にも聞こえてくるぎーがーという音に、蘭は工事でもしているのだろうかとあたりを見渡したが、そのような気配は何もない。なんの音だと、首をひねって考えていると、ガチャンと音がしてドアが開いた。

出てきたのは間違いなく尋一である。と、同時にばたばたばたばたというけたたましい音がして、カラスを一回り大きくしたくらいの大きさの、なんとも言えない奇妙奇天烈な鳥が、二人を出迎えた。

「ああどうもです、まだ納期には早いと思っていてまだ何も準備も、、、。」

と、尋一は敬礼しながら頭をかじっている。

「いいってことよ。僕が勝手に持ってきただけだから。それより、このかわいい鳥さんは、一体なんだ。君がこんなかわいい子をペットにしていたなんて、信じられないほど綺麗な鳥じゃないか。」

杉三は、平気な顔をしてそういっているが、

「かわいい鳥か?なんか、かわいいどころか、テレビアニメにでてくる怪獣みたいにグロテスクだ。」

と、蘭が言うほうが一般的な感想になるだろう。体は黒で、顔から胸までは黄色い。一番奇妙に見えるのがその緑と黄色、赤が入った嘴で、少なくとも20センチを超すほど巨大である。こんなおかしな鳥が日本にいることはまずありえない話だ。先ほどのぎーがーという声は、この鳥の声だったのだろうけど、顔も奇妙なら、声もそうなってしまうのだろうか。

「あ、この子ですか。数週間前にバラ公園で拾ってきたんです。ベンチに座って肉饅頭を食べていたら、どっからともなくやってきたので、饅頭を分けてやったところ、うちまでついてきてしまって。」

「珍しい鳥がいたもんだ。まあ確かに、あそこに動物を捨てていく人は非常に多いけどさ。無責任な人間が本当に多いもんだね。」

「そうですね、まあ、でもこうして毎日でかい声で鳴いてくれますと、おかげさまで寂しい思いをしなくても済みますよ。」

「あ、そうかもしれないね。でも、本当に人間を怖がらずによくなついてくれるんだねえ。」

「ええ、時々、一人でテレビ見てると、そばへ寄ってきたりして頭をなでてほしいのか、体を摺り寄せて来たりしますので、かわいい鳥です。」

まあ、この鳥を入手するには、誰かが捨てて行ったのを拾ってくるしかないと思われるほど、珍しい鳥だ。蘭も生まれて初めて見たし、杉三だって初めてだろう。しかし、人を少しも怖がらず、ちょこちょこと近寄ってくるのは、よほど慣れているのだろうか?

「それにしても、怖い鳥だ。その巨大な嘴でつつかれたら、痛くないのか。」

蘭は、まだ恐怖を持っているらしい。

「ああ、大丈夫です。大きな嘴ですが、意外に威力は強くないようです。」

「まあいい。かわいい鳥さんにも、見せてやろう。着物、しっかり仕立て直してきたから、持ってきた。たぶん身丈大丈夫だと思うんだけど、確認のためにちょっときてみてくれるかな?」

杉三がそういうと、

「はい。わかりました。じゃあ、お入りください。大したものはないですけど。」

と、尋一はにこやかに言った。

「ちょっと散らかっていますけど、すみません。今お茶入れますので、どうぞ。」

「はいよ、お邪魔します。」

尋一に続いて杉三も中に入っていくが、蘭はこの鳥のせいでどうしても中に入ることができなかった。幸い鳥が、主人の尋一について行ってくれて、そこをどいてくれたので、はじめて、蘭も中に入ることができた。

中は、非常に簡素な部屋だった。特に大掛かりなものが置いてあるわけでもない。居間と食堂を兼ねた部屋は、小さなダイニングセットと液晶テレビを置いた棚があるだけで、他には何もなかった。あとは台所と、寝室を兼ねた部屋、風呂と洗面、御不浄と思われるドアがあるだけの家である。居間の隅には箏が二面置かれているだけでそれ以外大きなものは、全くなかった。あとは、例の鳥が眠るための大型の鳥かごが置かれていた。

「はい、お茶です。」

尋一が、湯呑を二つ、盆にのせて持ってきてくれて、テーブルの上に置いた。

「悪いねえ。遠慮なくいただくよ。」

杉三はすぐに茶を飲んだ。蘭は、ちょっと躊躇したが、思い切って茶を飲んだ。一般的な日本茶だったので少し安心した。

「じゃあ、これね。一応着てみてくれ。調べてみたらかなり劣化していたので、全部ほどいて縫い直しておいた。そうすれば、結構長く着れるのではないだろうかと思って。」

杉三は持っていた風呂敷包みをテーブルの上に置いた。

「あ、ありがとうございます。」

尋一はそれをとって、たとう紙をほどいた。中から、絽の着物を取り出して、とりあえず羽織ってみた。今度は、丁度いい身丈になっており、しっかりと足首も見えていた。

「よかったよかった、丁度いいや。すごく縫いやすくていい生地だったぜ。じゃあ、大切に着てくれよ。」

「ありがとうございます。僕には立派すぎる着物ですけど、大切にします。」

少しはにかみながら、裕康はそれを脱いで丁寧にたたみ、たとう紙にしまった。

例の鳥が、テーブルの上に乗って、ごろろろろとのどを鳴らすように鳴いている。蘭は片時も主人のそばを離れないその鳥に何か不審感を覚えた。

「鳥さんも喜んでら。きっとかっこいいとほめているんだぜ。」

「そうですかね。まあ、表情が変わらないのでわからないですけど。」

「しかし、そもそもその鳥さんは一体何だ?なんていう名前の鳥さんだ?」

杉三が聞くと、尋一はこまった顔をした。

「それがわからないんですよ。普通のペット鳥の本で調べてみましたが全く掲載されてないんです。性別もわからないですしね。おそらく、普及していない鳥だとは思うんですが。」

「それじゃあ、飼い方も何もわからないんじゃないのか。エサなんかなにを食べるんだ?」

「ああ、雑食みたいでなんでも食べます。果物でもコメでも。」

「ちょっと怖いな。」

蘭が不安そうに言った。すると杉三が当たり前のようにこういう。

「蘭、電話かけてくれ。こうなったら詳しい人に聞くのが一番だよ。」

「電話ってどこに。」

「製鉄所。教授にこの鳥さんの名を鑑定してもらうんだよ。製鉄所は近いんだからすぐに来てくれるだろ。」

「鳥の事なんて、スマートフォンで調べてみれば?」

「だって確実ではないだろう。それなら、知っている人に聞くのが一番早いの!」

「面倒だなあ。それに、あんまり忙しいのに呼び出したら、迷惑かもよ。」

「迷惑かそうじゃないかなんて、こっちで決めることじゃないよ。向こうで判断すればいいことなの。だから電話して。」

蘭は、一つ大きなため息をついて、仕方なくスマートフォンを取り出した。

「しょうがないなあ。あーあ、結局こうして僕が貧乏くじを引くのかあ、、、。」

と、言いながらも蘭はスマートフォンをダイヤルする。

「あ、もしもし。あ、水穂、教授いる?あ、ほんと。じゃあちょっときてくれる?杉ちゃんがどうしても見てほしいという鳥がいて。なんだか、どこかのテレビアニメにでも出てきそうな鳥なんだが。」

すると電話の奥で、水穂がこういっているのが聞こえてきた。

「いいよ。きょうは、特に用事があるわけでもないし、そっちに行くよ。どこの家?」

蘭が、住所を教えると、すぐ近くだからいけるよ、という返事が聞こえてきて、電話は切れた。

「すぐきてくれるってさ。少し待っててって。」

「そうか。じゃあ、ここでまってようぜ。」

杉三たちは、お茶を飲みながら、世間話をしていたが、この鳥は彼らの話に興味があるのか、尋一の隣にちょこんと座って、じっと話を聞いていた。

そうこうしているうちに、玄関ドアを叩く音がした。

「えーと、この家でいいのかな。」

「水穂さんか?」

杉三が返答すると、そうだよと返ってきたので、尋一が、急いでドアを開けた。まもなく、水穂と、懍が入ってきた。

「すみません、狭いし、汚い部屋で。」

「いえ、かまいません。汚くも何もないと思いますけどね。」

懍がテーブルのほうを見ると、例の鳥が、首をかしげているのと目が合った。

「へえ、オオハシですか。珍しい。」

水穂が、珍しそうに言う。

「オオハシ?なんだそれ。発見者が、大橋さんだったとか?」

「ちがうよ。蘭。嘴が大きいから大きな嘴と書いて、オオハシと読むんだ。」

「じゃあ、ちゅうはしとかこはしもいる?」

「そうですね、ちゅうはしという鳥は確かに居りますが、こはしというものはありませんね、杉三さん。」

懍は、杉三にそういって、解説を始めた。

「正確には、三色黄胸大嘴と言いますね。オオハシ科には40種類の鳥がいますけど、その中でも美しいと言われる鳥です。アマゾンの宝石箱とも言われますね。南米で見かける鳥で、僕もペルーに出向いたときに、インディオの人が飼っているのをよく見かけました。」

「サンショクキムネオオハシか。ずいぶん長ったらしい名前だな。」

「ええ。英名ではトゥーカンと言い、ペットショップでもこちらの名前で売り出されることが多いみたいですね。」

「ということは九官鳥の一種でしょうか?」

蘭が、意外そうに口をはさんだ。

「いえ、違います。九官鳥はムクドリ科になりますが、オオハシはキツツキの一種である、オオハシ科になりますので。それに声真似をすることはまずできないですね。ただ、人間に慣れるのはオオハシのほうが早いと思います。非常になれやすく、犬と同じくらい愛情を示すこともありますよ。事実、飼い主に膝に乗って、撫でてもらうと大喜びしている動画も投稿されたこともありますからね。」

「へえ、でかい嘴のわりに、かわいげなところもあるってことですか。でも、嘴の大きさからだと、小さな子供なら簡単に食べてしまいそうな気がする。」

「いえ、そのようなことはありませんよ、蘭さん。嘴が大きなわりに、たいして破壊力があるわけでもないので。意外にこの嘴の中は空洞で、見た目よりずっと軽いのです。エサは意外にも葡萄なんかで十分ですから、危険な鳥でもなんでもありませんよ。」

「え、葡萄?こんな大きな嘴でですか?もっと大きな魚なんかを食べるために、嘴がでかいのかと思ってた。」

「はい、葡萄やブルーベリーなんかをよく食べています。巨大な嘴で、葡萄を不器用に食べる姿がかわいらしいとして評判です。嘴があまりに大きすぎて、いちいち頭を上にあげ、一度放り投げるようなしぐさをしないと、食事ができないので。」

「確かに不条理ですね。こんな大きな嘴で、主食は葡萄、、、。」

「蘭、象は草だけしか食べないのに体が大きいのと同じだと、解釈すればいいんだよ。クジラだって、あれだけ大きいのに、意外に主食はオキアミでしょ。」

「そうか。世の中には変な動物がいっぱいいるな。」

水穂の発言に、蘭は納得したのかしないのかわからない表情で答えた。

「ところで、このサンショクキムネオオハシちゃんは、名前をなんていうんだ?」

不意に杉三が聞いた。

「ああ、初めて見た時、嘴が萌木色に見えたので、もえと呼んでいます。」

尋一が答えると、

「確かにそうかもしれないですけど、これでは合わないですよ。」

水穂が苦々しく言った。

「え、じゃあつまり男の子?」

「そうですよ、杉三さん。オオハシの雌雄の判別は比較的簡単です。オスは嘴の長さが16センチを超えますが、メスは15センチを超すことはありませんので。」

「確かに男の子にもえという名をつけるケースはあまりありませんね。これは、変えたほうがいいかもしれません。もえちゃん、というと大体女の子の名前でしょう。」

「確かに水穂の言う通り、ミスマッチだな。」

「でも、困りますよ。もう完全に覚えてしまっているようですから。」

尋一は、困った顔で見た。

「へえ、覚えのいい鳥だな。見かけによらず。」

「そうですね。蘭さんの言うように知能が高い鳥としても有名ですね。」

「いや、もえちゃんでいいと思うぞ。愛称をつけてあげれば。例えばもーちゃんでは女みたいだから、男らしく、もーさんと。今は男らしくない名前だってたくさんあるんだし。まあ、そういうときはね、愛称をつけて対処すればそれでいいのよ。」

杉三だけが、そういう意見を出した。

「だって、変えようとしてもできないことはいろいろあるよ。」

「もーさんですか。それもよいかもしれませんね。鳥であってもあまりうまく飛べる鳥とはいいがたいところもありますから、確かに鳥にしてはもたもたしてますし。」

「そうですか、ありがとうございます。」

尋一の目から、ぽろんとなみだがこぼれた。

「どうしたんですか?」

水穂が聞くと、

「だって、こんなに人が来てくれて、一緒におしゃべりしたの、何年ぶりですよ。ずっと、一人ぼっちで生きてきて、寂しいなと思っても、それを語る相手さえいなかったんですから。家に人が来てくれたなんて、僕にとってはそれこそ、年に一度あるかないかですよ。学校の同級生も、声を覚えている人はほとんどないんじゃないですか。もう、仕方ないんだって言い聞かせるしかできなかったので、人が来るなんて、ありえない話でしたから、だから、だから、、、。」

最後は、言葉というより涙のほうが先に出てしまったらしい。何も言えなくなってしまった。

水穂が、そっと、彼にハンカチを渡した。

「これはね、ある意味では縁の問題だから、僕らも予測できないよ。でも、縁のためには仕掛け人が必ずいる。今回はもーさんだったんじゃないのか。ま、とりあえず彼に感謝することだな。」

杉三がそう解説すると、もーさんは、尋一にすり寄ってくる。懍の解説はまさしく本当で、とても鳥とは思えないほど、頭を主人の体に擦り付け、時に目を閉じたりして甘えていて、まさしく人間の赤ちゃんと変わらない。尋一がなでてやると、ぎーがーではなく、気持ちよさそうにぐるぐるとのどを鳴らして喜んだ。

「もしかして、抱っこできるのか。」

杉三が冗談交じりにいうと、尋一はもーさんの体に手を回して抱き上げた。もーさんはその大きな嘴を、犬であれば主人の顔をなめるように擦り付けた。

「信じられない。とても鳥とは思えないよ。こんなに人間に愛情を見せる鳥がいるとは。」

蘭は、開いた口がふさがらないという感じだった。

「それだけ、かわいがってやっているという事さ。弟ができたみたいでいいんじゃないか。」

水穂も苦笑いして、オオハシの弟を見つめていた。



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