春の木漏れ日の熱に触れたような気分です。作者さんは角田光代さんが好きとのことですが、文体からほのか「どころかけっこう)似たような香りがします。私も角田光代さんが好きです。なので砂村さんが好きです。
なんだろう、この、透明度の高さは。
うーん。炎天下の中の日陰?違う、プールの水に反射する光?いや。太陽に翳したサイダー。なんかそれが一番近い気がします。
作者さんは日々を丁寧に生きてるんだなと思いました。そして自分の適当具合に苦笑いしました。小説を書くにあたって、やはり経験がないと実のあるものは出来ないんじゃないかと個人的に思っているのですが、作者さんはその日常を捉え、書くのがすごく上手い。うますぎて怖い。え、一般人のふりしたプロ小説家ですよね?って思っちゃう。なんてことない描写にただの読み手である私が愛着を持ってしまいます。
明日から、なんてことない人のことを愛せそうな、そんなお話ばかりが詰まった作品でした。ありがとうございます。ご馳走様でした(?)
素晴らしき後日談!
本編と視点となる人物が違うので、本編では描かれない人物像が見えたりして、更に本編が深くなりました。
「この人こういう考え方なんだー。ってことはあのシーンではもしかして・・・」
という感じで本編に戻りたくなります。
どんどん掘り下げられていくサブキャラたち。
次は誰だろうかと楽しみにしながら更新を待っています。
作者様が読者の声を拾い上げて、予定にはなかったキャラをメインにしてくれたりしています。
読者を大切にしてくださる作者様に感謝を。
読者もご自身の作品もその登場人物たちも大切にする作者様だからこそ、素敵な後日談が描かれていると感じています。
この作品のファンが増え続ければ、きっと描きたい後日談がどんどん浮かんで完結をのばしてくださるかも?笑
この作品のファンが増え続けることを祈ります。