第10話「モンスターファーム」

 元々、友達の家でよく遊んでいたゲームだ。筆者はまだ所有してなかったのだが、遊ぶ内に楽しくなり、後に購入した。このゲームはCDからモンスターが生まれるという画期的なソフトとして有名だ。




このゲームではモンスターを育て、仕事や修行でパラメーターを上げ、トーナメントを勝ち抜き、成績に応じて上昇するブリーダーランクを最高位の「名人」になることが目標だ。




まずはモンスターを手に入れるのだが、方法は二つある。1つは市場で貰う、もう一つはモンスター神殿でモンスターを誕生させるのだ。




モンスター神殿では手持ちのCDからモンスターを出現させることができる。CDによって出てくるモンスターが違うので、筆者は家中のCDというCDを片っ端からかき集めまくった。




セガサターンやら音楽CDやら様々な物を試した。筆者の父は中島みゆき、ユーミンが大好きなのだが、そのCDも全て借りてモンスターをたくさん出現させた。何のモンスターが出てくるのかノートにメモしまくった記憶がある。当たり前だがDVDは不可である。このソフトが出た当時はビデオテープ・CDが主流なので。




筆者の場合、最初手に入れたモンスターはマグナビートルというゴーレムタイプのモンスター。ただ、ゴーレムさんは攻撃力クソ高い癖に命中率が非常に低い。




そこで命中を上げる仕事や修行をして大会でも勝ちまくってCランクまで行った。しかし、モンスターは寿命があるので(約6年程度)死亡してしまう前にホリイさんが引退を勧めてくる。延命アイテムもあるが手に入れるのが難しい。




ホリイさんはブリーダー(主人公)の補佐・アドバイスをしてくれる女の子。300年過ぎても見た目は変わらず、マジンを持っているのに「マジンを手に入れるチャンス!」と抜かすことから、卵カブリで延命しているのではと攻略本に書かれていた(笑)




さて、マグナビートルは死ぬ前に工房で冬眠させたので次に育てるのは何かと考えた所、ピクシーにすることにした。ミントというライガータイプのピクシーを育てていたが、またも壁にぶち当たる。




ピクシー系はかしこさ系の技が多いものの、ダメージが低いし、外れやすい欠点がある。戦闘開始直後にライトニング、その後は電撃で手数を増やし、判定勝ちに持ち込むのがセオリーだ。




しかし、強烈な攻撃力を持つハム公やゴーレム相手は大変。ゴーレムはまだ命中率低いしノロイから手数で勝ちやすいが、ハムは確実に当ててくるので回避率が高くても注意しなければならない。ミントはKOされやすく、なかなか難儀していた。




そこでちょうど、友達が貸してくれたソフトでガリが出た事を思い出した。ガリというのは神様の姿をしたモンスターなんだけど、どの種族もガリ系はパラメーターが高くて強い。




ガリとミントを工房で合体させ、エンジェルを出現させることができた。「ルイスト」ちゃん という名前をつけ可愛がった。ガリ系なので仕事や修行でパラメーターもガンガン上がるし、賢さがあるので遺跡発掘等でも活躍した。大会でも活躍し、最終的にAランクまで進んだ。




しかし、やはり寿命には逆らえず……亡くなる前に工房で冬眠。




攻略本によると「ワーム」が良さげだが、個人的には昆虫みたいで嫌。ゲルも気持ち悪い(ファンの人には申し訳ない)そこでハムリーフ(ハム+プラント)を育てた。真面目な子で育成し易ったのを覚えている。




他にもイベントでマジンを獲得し、合成でガデューガ(マジン+ナーガ)を生み出した事も。最後の大会のラスト直前で引退勧告出たので冬眠させてしまったが。黄金モモ(寿命伸ばすアイテム)を入手できていない筆者を許してくれ……。




未だにEDを迎えたことは一度もないが、別に構わない。これはモンスターの育成を最大限に楽しむためのゲームソフトである。今だとアプリやswitchでモンスターファームを楽しむことができるし、購入を前にどういうゲームか雰囲気を知りたい人はVtuberさんが実況しているので、それを視聴するのもいいと思うぞ。

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