インディアン・グラスフィッシュ

 横から見るとダイヤ型の体型をした透明なサカナ。

 この体型のサカナにしては大人しいので、ブラックテトラやサーペのような体型で混泳可能なサカナを探しているのならオススメ。


 透明なサカナとは書いたがよく見ると縦縞のあるサカナであり、ヒレにも発色があるので照明の明るさや水槽環境を整えてあげれば十分主役級のサカナになる。

 本種は生き餌などの鮮度の高いエサを好む傾向が強いといわれるが、こればっかりは個体差になってくるので、人工エサだけでなく乾燥エサも数種類準備しておくと食い付きが悪かった時の保険になるだろう。あるいは原産地では小川や用水路で水中や水面に落ちた昆虫を食べる点から、夏場ならそのへんにいる蚊を叩いて入れれば食べるかもしれないが、蚊しか食べなくなる可能性もあるので控えめに。


 混泳は可能。争いたがるサカナではないので十分なスペースや水草など落ち着く環境になっていればトラブルにはならないだろう。だが、同種間では争うことを考えれば混泳水槽の脇役として一匹導入するだけにしたほうが良い。注意点として、空腹になると気性が荒くなるかもしれない。人間だって余裕がなければ同様なのだから当然といえば当然だが。


 おまけとして、近い種類にカラーラージグラスという名で販売される種類がいる。これは人為的に蛍光塗料を体内に注入された種類らしく、成長すると蛍光塗料は消えていく。昔のお祭りで売られていた色付きヒヨコと同じである。こちらの種類は気性が荒いことが多いうえに大型化する点から避けるように。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る