第7話 迷惑メール



 故意に無視されてますか?

 アドレス教えてもらったのが まずかったですか?


 貴方にメールに出来て 嬉しかったけど

 今は とても悲しい


 知らない方が 良かったかも

 

 期待してしまった 私 バカだね


 貴方の優しさが 嬉しかった

 貴方の優しさが 欲しかった


 教えてもらった時 本当に嬉しかったのに

 ひとりで はしゃいでいた私

 今は虚しい

 

 私は 貴方にとっては エキストラ

 その他大勢の中のひとりだったんだ


 もう送らないけど

 もう消せない このアドレス

 迷惑なメールアドレス

 

 心よ

 泣かないでおこうよ

 いつか このアドレス 笑って消せる日が来るって


 でも

 切なくて

 貴方のこと 思い出すと

 ふと 涙 出ちゃう

 

 まだ…


 


  

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

引き出しの隅っこの消しゴムとえんぴつ @halunatuakihuyu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ