第37篇NIGHT BLUE
ピアノの調べのように
白いブラウスが横切る
君を想うと朝が遠くなる
君が微笑むと
夜空の星々が流れる
夜の青
通り過ぎないで……
君と出逢った時の青だから……
夜中に聴こえる
ピアノの調べは
君の美しい声
聴きほれると
朝が近づく
やるせない
君の瞳
君の手の平
君の悲しい
まなざし
僕はあの頃のままさ
君を見送ったまま
映画みたく
巻き戻してるだけ
君の頬に触れたい
でも手が届かない
君の瞳
君の手の平
君の切ない
まなざし
映画のように
リピートする
君の姿
夏に落ちても
僕は手を伸ばす
夏の夜の青
行かないでくれ
あの日と同じように……
君は変わらず
輝き続けるだろう
僕はまた
あの青を
求め続け
いつの間にか
眠りについてる
目に焼きつくのは
やはり君の笑顔
夜の青は
どうやら
味方にならず
夏に染まる
僕は変わらず
君は変わり続ける
僕は迷走するだけ
君は幻の如く
僕を惑わせる
夏色の幻影
2015(H27)7/13(月)
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