パスタとワタシ

「前は二年のブランク。今回はたったの一日ですからねえ」

「こっちの都合はお構い無し、か。女性に嫌われるタイプね」


 ミサトさんごめんなさい。女性に嫌われるタイプです(涙)


 いきなりエヴァネタをブッ込んでるけど、誰もがエヴァンゲリオンのパロディーを楽しめる訳ではないよね。このように『わたしの常識はあなたの常識』的に話を進めてしまうことを、『知識の呪縛』と呼ぶらしいよ。


 人生の役に立つのだか立たないのだかわからないミニ知識を枕に始まる今回のエッセイ。そう、前は二年のブランクがあったのに、今回は連投失礼!


 今日もまた夕食にパスタを食べてたのよね。四種類のキノコをブッ込んだ『フェデリーニ・アッラ・ボスカイオーラ』。日本語で言えば『木こり風フェデリーニ』。

 アーリオ・オーリオ……つまりニンニクとオリーブオイルをベースにして、トマトは入らない感じで。切り株に見立ててツナを入れたりもするんだけど……俺的にはキノコだけの方が好きかな。


 フォークにくるくるとパスタを巻きながら、ふと思った訳ですよ。なんで俺、毎日のようにパスタ食ってるんだろう……って。

 まぁ、パスタ小説『チャオ!チャオ!パスタイオ』を書いてるから……ってのはあるよね。小説に書くからには、パスタってのがどんなものなのか、しっかりと刷り込んでおきたいし。


 じゃ、なんでパスタ小説を書くほどに、パスタが好きになったのだろうと考えてみたのだけれど……これがまぁ、よくわからない。気がついたら、そっと隣に寄り添ってたんですよ……なんて、バカップルが馴れ初めを語るような言い回しは止めときましょうか?(笑)


 実は和食党なもんで、パスタなんて作ることすらなかったんだけどねぇ。なんかの気の迷いで、作ったパスタが思いのほか美味しくてハマった……って感じだったと思う。知らんけど。


 で、そのパスタってのは確か『スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ』つまり『ニンニク、オリーブオイルと唐辛子のスパゲッティ』だったと思うし、このパスタがきっかけでパスタに興味を持ったのは、『チャオ!チャオ!パスタイオ』の主人公百合子と同じだったりする。


---------- 以下『チャオ!チャオ!パスタイオ』より引用

「こ、これ、何が入ってるんです!?」

「何って、ニンニクと唐辛子だけど。あとオリーブオイル」

「それだけ!? 調味料とかは??」

「パスタを茹でるときに塩を……」

「それだけ!?」

 たったそれだけの材料でこんなに美味しいパスタができるだなんて、どんな魔法を使ったのだろうか。

「もしかして、美味しくなかった?」

「逆です、逆! 素パスタなのに、美味しすぎる!」

---------- 以上『チャオ!チャオ!パスタイオ』より引用


 主人公の百合子と、隣室の萱代さんの会話。

 俺の場合は誰かが作ってくれたって訳でもなく、自分で作って自分で驚いて、自分で納得して、独りで完結してた訳だけど……って、あれ? 目からヨダレが。


 まぁ、もとから麺類が大好きで、蕎麦とかラーメンとかよく食うし、ロングパスタには抵抗がない感じよね。

 そして日本料理とイタリア料理って、なんか似てるなって感じたのも、パスタにはまり込んだ理由なのかもしれない。どちらも素材の持ち味を引き出すことに重きを置くし。


 そんな訳で、いつの間にかパスタ好きになってた和食党が書いたパスタ小説がこちら。カクヨムコン8に参戦してるから、★や♥で応援してくれると嬉しいし、コメントいただけると感涙にむせび泣きます。たぶん。


 まぁ、リアクションはさておき、楽しんでくださいませ~。


『チャオ!チャオ!パスタイオ』/からした火南

 料理なんて二度とするもんか、そう思ってた。https://kakuyomu.jp/works/16816927861458502843

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る