第30話 ステータス簡略化計画・完!



さてさて、今日は新しいステータス画面とご対面だ!楽しみすぎて早く起きすぎた。


外はまだ日が昇り始めたばかりで薄暗い。

起きちゃったものは仕様がない!


てことで早速エアの頑張りを見てみましょう

はい拍手ー、パチパチー


『えへえへ(´>∀<`)ゝ』


顔文字って…エアもなんか進化してない?


――――――――――――――――――――


名前:ネフィリア=モンクスフート

種族:獣人ネコ属

性別:女

年齢:4


Lv:23


【ステータス】


HP:1000/1000

MP:1500/1500


物攻:150

魔攻:300(+150)

判定:F+


物防:50

魔防:50

回避:10

精神:10


幸運:20


【獲得スキル】spt:275


杖術(Lv2)


属性魔法(Lv1)


異常状態耐性(Lv1)

HP・MP自然回復(Lv1)


森羅万象(Lv.MAX)


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


【エアちゃんセレクト】


〈補助スキル〉

マッピング:Lv1(pt50)

レーダー:Lv1(pt25)

マップピン×1(pt10)


〈特殊スキル〉

マジックバック(pt50)


――――――――――――――――――――



そう!これ!

私が求めていたのはこういうのよ!


HP・MP表示の仕方とか完璧ね。


『エッヘン!頑張ったですよ?

具体的にどこをどう頑張ったかと言いますとですね…』


(以下略)…はちょっと可愛そうだから噛み砕いて説明するね。



エアの権限をフルに使ったらしい。

世界の記録から、モンスターの強さや冒険者の平均値、スキル補正などを調べてきて、それと比較しながら『F』~『S』を数値にする。


そんな作業を一晩中やっていたらしい。


お疲れ様です、ありがとうね。


『フィアちゃんの為ならなんのその!

たとえ火の中、情報の大海の中なのです!』


ちなみに、気になったんだけどこの“判定”って何?


『クリティカルが出る確率なのです!』


命中とかじゃダメなの?


『それは攻撃が当たるか当たらないかの数値になるですよ?

この“判定”はそれも含んでの数値なのです』


なるほど。

たしかにそう考えると“判定”って表記の方がわかり易いね。これだけランクってのもありがたい。


正直数値で言われても分からなかったしね。


『さあさあどうです?!

エアちゃん力作の新・ステータス画面は!』


なんか、ゲームでの既視感…


『…(´;ω;`)』


冗談だって泣かないでよ、見やすくなってて嬉しい。ありがと!

てかやっぱ進化した?今まで顔文字使ってなかったよね?


『フィアちゃんの見易いように…って考えたらゲームみたいになってたですです。

既視感には触れないで欲しかったです…』


ごめんね?気にしてたんだね…

あと、顔文字のことはスルーなのね?


そういえばスキル表示はあまり変わってないんだね。項目欄が消えたくらい?


『シンプルイズベストなのです!

これ以上は簡略化出来なかったですです…

逆に分かりづらくなるのですよ(´・ω・`)』


そっか…でもこれからスキル増やしていったら何か変化するかな?スキルの統合とか…


『ありえなく無いのですです!』


これからに期待ってことね、OK


『ちなみに、レベル帯によって貰える各ポイントが変化するみたいですです!

知りたいです?説明するです?( '-'* )』


うーん、それはまた今度!

今日ははやくスキルをいじりたいな!


『ラジャーなのです!(・ω・´ *)ゞ』


えっと、取り敢えずエアがピックアップしてくれた補助スキルとかを取っちゃおうか!


『はいです!残りスキルポイントが140ptになったですです!』


さて、新しいスキルをとるか今あるスキルを強化するか…


ピコンッ

《スキル“マジックバック”取得により、新スキル“空間魔法”を取得しました。》


…え?な、なに今の…?


エアの子えを電子音声のにしたような声が脳内に響いてきた。


『あ、世界の干渉なのですです!

ここの世界の人は普通、こうやってスキルをとるです!』


条件を満たすとスキル取得出来るってこと?


『ですです♪スキルレベルアップもこんな感じらしいですよ?』


そうだったんだね…、うん?


今世界の干渉でスキルが取れたってことは、私はスキルポイントとその世界の干渉の2つでスキルを取っていけるって事?


『…あ、そうなるですね!凄いですです!』


って事はスキルレベル上げるのにポイント使うのも止めた方がいいのか?


だって世界の干渉で上がるんでしょ?


『上がり方は緩やかなのです〜』


緩やかって…どのくらい?


『うーん…

スレイヤーであるギルマスさんの剣術スキルは現在レベル4くらいですです!

ちなみにMAXは10ですけど、今まで誰も到達したことがないようなのです』


そんなことも分かるのね…、知らなかった。


今はそっちじゃなくて、っと。

ヨシュアさんで剣術のレベルが4なのか…


うん?え?!4って低くない?!


『補助スキルとかで腕力とかが上乗せされるですです!


武器スキルや攻撃スキルは、数年から数十年ほと使い続けて、やっと1つレベルが上がるくらいなのです!』


ええー、思ってたより緩やか〜…


『忍耐強く頑張るです?

ポイント使ってパパっと上げるです?』


うーん、しばらくは頑張ってやる!

ゲームのレベル上げみたいで楽しそう!


『了解ですです♪

余りのスキルポイントはどうするです?』


今回は取っておくよ。

これから色々と欲しくなるかもしれないじゃない?


『なるほどなのです!』


ちょうどいつもの起きる時間になったし、今日のステータス弄りはこのくらいにしておこうか。


『はいです!今日は1日何するです?』


うーん、何かあったかなぁ…




あ、お兄様たちが帰省期間に入ったから帰ってくるって言ってた気がする!


『フィアちゃん…それは明日なのです…、』


…、ちょっと勘違いしたの!!

お母様の話を聞いていなかったわけじゃないからね?!違うんだからね?!


『エアちゃんは何も言ってないですよ…?』


ふん!いいや、今日は書斎に籠らせてもらっていろんな本を読み漁ろっと。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る