第30話とりあえず最後の引っ越し

小学校の時は、T市に住んでいて、中学生の時は、Y市を転々として、

高校生になったら、今、住んでいるK市に、引っ越してきました。

K市に引っ越してきた理由は、団地が当たったからです。

引っ越してきた当初は、建てたばっかりの新品ほやほやの団地でしたが、

20年以上たった今では、普通に老朽化してきています。

一度また新しい家を買って、引っ越そうという話がありました。

次男が、「そんな金はない。」という一言で、引っ越しの話は、なくなりました。

うちの母親が、言うには、「この団地が、最後の居住地だ!。」という話です。

20年以上たって、2件あった自転車屋も、2件とも潰れてしまいました。

駅の近くは、ソフトバンクの店が、できたと思ったら、

今度はエーユーの店ができました。

都市開発で、新しくどでかいマンションが、いっぱい建ったり、

近くのスーパーが、何件か潰れたりしています。

10年ひと昔ということわざがあるけど、

20年以上たった今では、15年ぐらい生きているペットの亀もいるし、

父親のひろしも、死んじゃったし、

2011年の東日本大震災の時に、母親と2人で、

あたふたしていたことも、懐かしい思い出に、なってしまいました。

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