私はそっちに、俺はこっちに転生します。

姫古都

第1話

〜現実〜


x2xx年、私達はとあるゲームを開発した。 それはあらゆるミニゲームが入っており、ゲームで稼いだお金は現実で換金できるというものだ。

それに加え、幅広い範囲でフレンド登録が出来る。どこでも。誰でも。


そう。どこでも、だれでも、



↑ ↓


〜異世界〜


z4zz年、私達はとあるゲームを開発した。それはあらゆるミニゲームが入っており、ゲームで稼いだお金は現実で換金できるというものだ。

それに加え、幅広い範囲でフレンド登録が出来る。どこでも。誰でも。


そう。どこでも、誰でも




僕達

私達は、これから起こりゆることなど予想もしていなかったー ー





♢ユン♢視点


私は優雅な午後のお茶の時間にございます。

香りの良い綺麗なお花たちに囲まれ、

1つのバイオリンが3500ランもする

バイオリンの三重奏のメナエットを聞きながら優雅な優雅なお茶を楽しんでおります。

優雅な、そう優雅な…


「ユン姉様〜!」

「アスタラネットくりーずんファイヤー!」


アツッ、と思ったら水じゃない!

クリーズンの発音が違うからそうなるの!

(発音が違うだけで、火が水になるのもそれはそれで凄いけど…。)

ダメでしょ!タイガはサナエチア語を覚えないといけないんだから。立派な王様になる為に頑張んないと。


「そう言う姉様だってお勉強してなかったじゃん」


ギクっ!えーっとほら!お茶はレディーのたしなみじゃない?だから…


「タイガー!どこに行ったのー!」

「あ、ヤベっ!お母様だ」

「いた!ダメじゃないタイガ!お姉様の邪魔をしては!お姉様は国立魔女学校 ルシア級に入学する為に一生懸命、勉強してるのよ!そうよね?ユン?」


は、はい…。なんだかお母様の視線が痛い…。


「あ、魔女学校の受験希望の紙ここに置いておくから書いておいてね」


はーい!

************

名前 クラリネス・ユン

種族 魔女(純血)

年齢 16歳?

志望した理由 よくわからん

その他 王族

************

これでよしっ?

なんだか展開が速いかもしれないけど気にしない。

実は私、めんどくさがり屋なんだよねー。

え?もう気づいてた?あははは…

名前もね、めんどくさいから省略してたんだよ。

クラリネス・ユン・メルサイナ・ガーネット

これがホントの名前。長いから気軽にユンってよんで!

実は、そこまで魔女学にいきたくないんだー。

1つ下のユリユス学園でもいいんだよね。それに私王族だからどんなに頭悪くても絶対に入学出来るし。

お母様が絶対入れって言うから逆らえなくて、はい。て言ってしまっただけだから。


魔女に生まれたからには魔法を学ばないユリユス学園などではなく、魔女学校に入るべきだわっ!それも、最高級のルシア級に入るべきだわっ!

あっ!今私お母様にそっくりだった!

ホント笑っちゃうよねー。

別にお母様の事は嫌いではないんだけど…。



《あー!この世界に魔法なんてなんてなかったらきっと平和だろうなぁ〜。》



♢ユウマ♢視点


プップー ーー。

あーあ、今日も学校かー。めんどくさいなー。まだ眠たいし。彼女とは別れたし、世の中は不公平だ。

頭が良い人とかメッチャイケメンとか、お金持ちとかさー。俺はどこにも当てはまらない。泣けてくるよ。

なんてことをしばらく考えてると、


「おーい!ユウマー!先に行っちゃうなんてひどいじゃないか〜。あ、さては彼女と別れてウジウジしてるのかな?」


そんなことないじゃないか。

それに先に行ったのはお前が起きるのが遅かったからだろ!


「そんなこと言わずに〜、ここ東京だから探すの難しいんだよー、」


お前、それでよく俺を見つけたな〜。


「僕の中にはユウマ君レーダーがついてるからね!別にそこまで…ペチャクチャ…」


もういいや。置いて行こう。


「ユウマ君!待ってー!」


拓馬の中には俺のレーダーが入ってるんじゃなかったのかー?


「あ、そうだった」


さて、どうなんだ。

こういう平凡な日常生活もたまには悪くない。

でもなー。やっぱり、新しい刺激がほしい。


《魔法を使って空を飛んでみたらきっと楽しいだろうな〜!》

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