はるよ、だれのためにあるのだ?

はるよ、こい

このフレーズだけで日本人ならさまざまな歌、童謡だったりを思い浮かべますね。するり、と言葉が入ってきます。
面白い、と感じたのは春が自身に内包されている。外の世界の寒さ、で気付かないだけだよ、という言葉です。ここでの寒さはただの気象をあらわしているわけではないのだと思います。
春と言うと現実の現象に惹かれがちですがさくらを使いつつそれがありきたりに終わらない、丁寧で優しい詩の作りを感じました。あまり詩の解説も興ざめなのですが素晴らしい、と感じたので長文レビューになってしまいました。

ありがとうございました。