第四章・雨色に染まる異世界生活~ARURU‘s view➈~

 「ギュ……モ……ギュ……」

 

 「どうじゃ、悲恋の乙女たちの情愛は?げに重たいじゃろ?」

 

 ギリギリギリギリ……


 「四人が四人とも才色兼ね備えた絶世の美女じゃ。その寵愛を一身で受けるとは、なんとも色男じゃのぉ。……まぁ、四人が四人とも、愛情表現がいささか独特なところはあるんじゃが。それはそれでクセになるじゃろう?んん?」

 

 「ギュ……モォォ……」

 

 「お~お~さすがはヤンデレハーレムの主様。気がいっぷりが違うのぉ。にょっほっほ」


 ギリギリギリギリ……


 いかにも残虐そうな棘を無数にたたえた太くしなやかな茨のツタ。

 

 役割を終えた四体の乙女たちがスッと消えていった後も、≪イバラの乙女≫が作り出したそのツタが、なおもドラゴンの体を締め上げる痛々しい音が響きます。

 

 あるいはドラゴンの歯がゆさみたいなものも、そこに若干混じっていたりするのかもしれません。

 

 自分の腕よりも細い人間に踏みつけられ、あまつさえ一度、成すすべもなく一蹴りのうちに殺された屈辱。

 

 満を持して息を吹き返し、一糸報いてはみたものの、今度はさきほどの人間よりも更に矮小な幼子の更に更に小さな手の平の上で転がされた恥辱。

 

 針のむしろにさらされて全身のいたるところから血を流し。

 神の怒りのごとき雷撃の直撃に身を焦がし。

 

 再び地面に貼り付けられるという無様をさらしながらも、ドラゴンの大きな大きな瞳からは、憤怒の感情はまるで抜けていません。

 

 「キュオオ……キュオオオオオ……」


 ギリギリギリギリ……


 本当に……瞳だけではなく、すべてのスケールがいちいち巨大です。 

 

 わたくしよりも更に直近にいる小柄な幼女が比較対象になっているからというのも大いにありそうですが、こうやって間近にまで迫ってきたことで改めて、わたくしはドラゴンの巨大さを実感しました。

 

 パッと見たところ、ゆうに二階建ての建物くらい身の丈はあるでしょうか。

 

 ジョルソン氏が取り込んだ≪龍遺物ドラゴノーツ≫。

 

 牙だと彼が言っていた物から、確かにある程度の全長は推測していました。

 

 ただそれが、人間の手に掲げ持たれた一本だけではなく。

 

 実際にこうやって欠けることなく口内に生え揃った姿を目の当たりにしまえば、大袈裟に見積もった予想を遥かに超えるほど壮観です。

 

 この状態ですらこれなのですから。

 

 今でこそ縛られ、閉じている翼。

 

 それを目一杯広げたあの勇姿の元にもしもさらされたのなら、もっともっと強大な圧迫感でもってわたくしの心を震え上がらせたに違いありません。

 

 ええ、間違いありません。

 

 こんなモノと正面からまともに対峙したのなら、きっとわたくしは怯えるばかりで何もできなっかたでしょう。

 

 どこかの幼女のように、羽虫だと罵ったり、戯れに煽ってみたり。

 どこかの殿方のように、尋問したり、踏みつけたり……まして蹴り殺してみたりなんて……。

 

 思いつきもしなかったでしょうし、思いつくための思考すらわたくしは放り投げてしまうでしょう。

 

 ドラゴンとは、本来そういった反応をしてしかるべき相手なのです。

 

 やはり伝説には伝説が。

 人外には人外が相手をするのが相応しいのです。

 

 そう……。

 

 決してただの人の身では相手をしてはいけなかったのです。

 

 「……色々とバタついたが、小娘よ?」

 

 人の理を大いに逸脱した幼女が、ドラゴンをからかう軽口を止め、改まってわたくしに問いかけます。

 

 「見ての通りにこやつはまだ死んでおらん。さすがにタフなもんじゃが、もはや茨の戒めに手も足も尻尾も出せん状態じゃ。……どうする?今のお主でも容易に屠ることができるわけじゃが?」

 

 「…………」

 

 「なに、噛みつきはせんよ。どれだけ威勢は萎えずとも、≪イバラの乙女≫の束縛は、抗えば抗うほどに締め付けを増していく。こやつは今、ただ図体だけが一丁前の無力なトカゲでしかない」

 

 ギュ……

 

 わたくしは拳と唇を噛みしめます。

 

 「辛かろう?」

 ええ、辛いです。

 

 「悲しかろう?」

 もちろん、悲しいです。

 

 「……憎かろう?」

 やっぱり……憎いです。

 

 迫りくる死の恐怖を味わい。

 そこから逃れた安堵感がこみ上げ。

 そしてまた自分の感情をかえりみる余裕が出てきても。

 

 やっぱり、このドラゴンが憎いことには変わりありません。

 

 「キュオオオ……キュオオオオ……」

 

 コイツは愛する人をわたくしから奪いました。

 

 わたくしの目の前で。

 わたくしの瞳の中で。

 

 わたくしの想いを届けようとしたところで。

 わたくしのいる同じ空間で。

 

 コイツはイチジ様の命を奪いました。

 

 ええ、ドラゴンからしてみれば、なんてことはない。

 

 それこそ自分の命を奪った仇を取っただけにすぎません。

 

 復讐は何も生み出さないとか。

 殺しは殺しだとか。

 

 たとえ相手が魔獣であっても、たとえそれが大義名分のある仇討ちでも殺しはいけないことだとか。 

 

 さきほど、まさに仇を取ろうとしたわたくしに、その憤りの気持ちは十二分にわかりますし。

 

 普通の人間として当然備わった倫理観が当然のように『止めろ』と囁いてきます。

 

 「さてさて……」

 

 リリラ=リリスは傘を差していない方の手でわたくしがさきほど取り落としたレイピアを拾い上げ、器用に手の中でクルクルと回します。

 

 そして、しばらく弄ばれたあと、ちょうどわたくしの方に柄が向くところでピタリと止まるレイピア。

 

 「それで、どうする?銀色の姫君よ?」

 

 殺したいという想いと、殺してはいけないという想い。

 

 相反する気持ちを同時に、同等に、同格に併せ持ったわたくしに。

 

 この細剣と取るか否か。

 トドメをこの手でさすか否か。

 

 泡となるか人となるか……。

 

 リリラ=リリスは……魔女は恋する姫に決断を迫るのです。

 

 

 「……わたくしは……」


 ―― 君の髪と瞳は……とても綺麗だ、アルル ――

 

 「うむ」

 

 ―― 頑張ったんだな、アルル ――


 「……わたくしは……アルル……」

 

 ―― それとやっぱりありがとうだ、アルル。本当に助かった ――


 「アルル=シルヴァリナ=ラ・ウール……一国の姫君にして稀代の魔術研究家にして天才美少女魔法剣士にして、『シルヴァリナ』の名を内にも外にも宿す者……」

 

 「うむ」

 

 わたくしはレイピアの柄を静かに握り込みます。

 

 リリラ=リリスが刃先から手を離すと、ぐっと腕に重みがかかります。

 

 今宵、わたくしの窮地を何度も救ってくれたボロボロの細剣。

 

 我が身を守るため。

 街を、人を助けるためにと夢中で振り回してきた武器。

 

 はたして、これほどに重たいものだったでしょうか?

 

 疲労困憊だから?

 意地の悪い魔女がいたずらに細工でも施したから?

 

 ……もちろん、違います。

 

 ならばこれはきっと、今、目の前にいる生物から奪おうとするその命の分の重み。

 

 ……などと洒落た物言いをするつもりはありません。

 

 そんな自己陶酔もはなはだしい表現、するものではありません。

 

 これは単なる鉄の重み。

 何かの命を奪えるだけの重さと鋭さを持った、鋼鉄の刃。

 

 それを守るために振るおうが、復讐の為に振りかざそうが。

 

 ようは使う者の裁量次第。

 

 レイピアはレイピア……それ以上でもそれ以下でもありません。

 

 そこに自分が負うべき責任を転嫁し、背負わせてはいけません。

 

 

 ……たとえ……。 

 

 ―― アルル ――

 

 「……イチジ様……」


 そう、ぶっきらぼうに、無感情に。

   

 ―― アルル ――


 全然、まったく、これっぽっちもわたくしに興味を抱いてはくれないというのに。

  

 ―― アルル ――

 

 わたくしの名前を呼ぶときだけは、不思議と柔らかくて優しい響きになる、あの大きな背中が……。


 もう二度とは見れなくなってしまっても……。


  ―― アルル ――



 「はい、アルルです……」


 チャキ……

 

 「いつかあなたが強くて清廉で高潔だと言ってくれたアルルです……」


 わたくしは細剣は構えます。


 「一国の姫君でも稀代の魔術研究家でも天才美少女魔法剣士でもなければ、『シルヴァリナ』でもない。……あなたがアルルと呼んでくれたアルルのままで、わたくしはありたいと思います……」

  

 

 手元に戻ってきた刃こぼれだらけのレイピア。

 

 これ以上、他者を斬り裂くことはなく。

 憎しみを込めた凶刃となることもなく。

 

 愛しい人を守り切ることができなかった。

 傷だらけの彼の心を≪マホウ≫によって癒すこともできなかった。

 

 そんな無力な主に文句も言わずに付き従ってくれたレイピア。

 

 これがその最後のお仕事。

 

 ……どうか、付き合って下さいまし……。

 

 「すぅぅぅ……はぁぁぁぁ……」

 

 大きく深呼吸して覚悟を決めます。 

 

 わたくしが、イチジ様と交わした約束の一つ。

 彼が消えるのなら、わたくしもまた消えましょうという約束。

 

 その時、イチジ様は大袈裟な物言いに呆れたような顔をしていましたが、わたくしはいたって本気でした。

 

 彼をこちらの世界に無理矢理引き込んだ以上、わたくしにはその責任があるのです。

 

 もちろん……本当にイチジ様の身に何かが起こるなどとは考えもしませんでしたが。

 

 ですが、イチジ様は消えてしまいました。

 

 ええ、消えたのです。

 

 魔力のコーティングがすべてはがされ。

 肉体そのもにも多大なダメージを与えられ。

 

 意識も何も飛んで弱り切ったイチジ様に、≪幻世界とこよ≫の理……世界のルールから外れたものを排除しようとする力に抗う術などありませんでした。

 

 ……ああ、だからですか……。

 

 さきほど時間停止という時間の中で、リリラ=リリスが気まぐれに話してくれた世界の修正力。

 

 単なる暇つぶしのため、彼女が言ったように寂しさを紛らわすためにわたくしまで道連れに引き込んだのだと疑っていませんでしたが。

 

 おそらくリリラ=リリスはこのことを暗に示唆していたのではないでしょうか?

 

 いずれはイチジ様も……世界の異分子たるイチジ様も。

 

 世界が世界をあるべき形に正そうとする力に無慈悲にとらわれ、消えてしまう。

 

 十分に注意は払っていたつもりです。

 十分に理解はしていたつもりです。

 

 ですが、所詮はこんな小娘の付け焼刃。

 

 それほど世界は甘くないのだと、大魔女・リリラ=リリス=リリラルルは、遠回しにわたくしの危機感を煽っていたのではないでしょうか?

 

 ……まぁ、もう、いいですか。

 

 キュイィィィィィィンンンンン……


 ……なんにせよ、イチジ様はもういない。

 

 魔素に還って≪幻世界とこよ≫の一部となることも。

 土や灰になって≪現世界あらよ≫の輪廻の輪に加わることもなく。

 

 名前も記憶も、生きていた証しも何一つ失い。

 

 ただの無となってしまいました。

 

 ……そのうち、わたくしの記憶の中からもイチジ様という存在は消えてしまうでしょう。

 

 世界の理から外れた者の末路とは、そういうものなのです。

 

 明日か、明後日か、一分後か、百年先か……。

 

 それは世界のみぞ知ること。

 

 ならせめて……。

 

 わたくしがまだイチジ様を覚えているうちに。

 わたくしの想いが、まだ欠けることなくありのままここにあるうちに……。


 わたくしは構えたレイピアを……。

 自分の首筋に添えるようにして構えたレイピアを。

 

 「っっっ!!」

 

 思い切り引きます。 

 

 「まる。じゃな」


 ボバァァァァンンンンン!!!

 キィィィィィンンンン!!!


 「っく!????」


 「にょっほっほ」


 はじかれる……そんな生温いものではありません。

 

 首の動脈を的確にとらえていたレイピア。

 

 刃こぼれがひどい刀身では万が一にも本懐を遂げられないなんて無様があるかもしれないと、僅かなりにも残った魔力を込めて刃を引いた途端。

 

 許容量をゆうに超えたエネルギーに耐えかね、内側から爆発でもしたかのようにレイピアの刀身がはじけ飛び、あとかたもなくなります。

 

 「な……なにを……」

 

 ゼロ距離で炸裂した大きな爆発音のため、片耳の聴力が奪われてうまくリリラ=リリスの言葉が聞き取れません。

 

 致命傷にはならずとも幾つか破片がかすめた首筋から血がドクドクと流れます。

 思い切り脳が揺れて、視界も意識もクラクラとします。

 

 それだというのに、この魔女の言葉と浮かべる表情だけは妙にハッキリと認識できます。

 

 ……しかし、やっぱり意識が混濁しているのでしょうか?

 

 どうせ、また意地の悪い声で悪趣味に笑っているのかと思いきや。

 

 黒い幼女は嫌味の無い、柔らかい眼差しでわたくしを見つめます。

 

 「やはり、刃を向けるのは憎き相手ではなく己自身。しかもスッパリと確実に逝けるように残り僅かな魔力をありったけ付与する。……お主ならそうすると思っておったのじゃ」

 

 「っっつぅぅ……」

 

 「最後まで愛した男が評してくれた自分を守るため、交わした約束を守るため、男への想いを忘れるないために想いごと一思いに……か。うむ、その高潔さ、その潔さ、実にあっぱれ。そして、その純粋無垢な愛のための愛。恋乙女としてはマルもマル。花マルを進呈するぞ」

 

 どうやら、また何かを試されていたようです。

 

 わたくしの知る由もないところで。

 わたくしとは違う舞台の上から。

 わたくしのあずかり知らぬ基準でもって。

 

 リリラ=リリスはわたくしを採点し、そして図らずも合格点をもらえたようです。

 

 相手は≪空前の悪女≫。

 

 このように、彼女が誰かを手放しで、けれんみなく称賛するだなんてきっと珍しいことなのでしょう。

 

 まだ短い付き合いでしかありませんが、その割に濃密な時間を一緒にすごしてきたわたくしにはなんとなく、それが数値に置き換えると奇跡一歩手前くらいに低い確率をたたきだすであろうことがわかります。

 

 「まったく、こんな汚れのない想いを抱くもの、二人とはいないと信じておったんじゃがな……」

 

 そして、この瞳。

 

 「それも想いを向ける相手まで一緒とは……やはり、アヤツの方でそういった者を惹きつける何かがあるんじゃろうか……」

 

 その底の知れない。

 

 どこまでも浅そうで、限りなく深い。

 何も知らなさそうで、何もかもを見通したような黒い黒い瞳が。

 

 「まっこと、女というやつは不便で不遇で不幸で……そしてなんと愛らしい生き物よのぉ……」


 こんな風に本心から悲しさと喜びが交々などっちつかずの色を浮かべて誰かを見つめる確率なんて。

 

 もはや数値として計測することができないほど、珍妙なことだったでしょうね。

 

 「……あなたは、本当に一体……何がしたいんですの?わたくしを振り回すだけ振り回して……それでいて意味深にお茶を濁すばかりで答えらしい答えも示さずに……本当に、一体あなたは何なんですの?」

 

 「にょっほっほ。しかし、これで何の憂いもなくなったのは重畳、重畳」

 

 「リリラ……リリス?」

 

 黒い幼女はやはりわたくしの疑問をまるっと無視し。

 元の調子に戻って笑います。

 

 取り繕ったという様子もなく、またしても、我は我だとでも言いそうな何も変わらない不遜な態度で。

 

 気の抜けた笑い声を上げるのです。

 

 「喜べよ、小娘」

 

 「え?」

 

 「さあさあ、それではお立合い。物語の終幕。ご都合主義的大団円。むせかえるようなハッピーエンド。さながら古典演劇におけるデウスエクスマキナ。畏れ多くもこのリリラ=リリス=リリラルル自らが機械仕掛けの神になりかわって舞台に上がり、すべての混沌に進むべき道を与えるため、その幕を開こうではないか」


 パチン……


 一つだけ軽やかに鳴らされる幼女の細い指。

 世界と比べてしまえばあまりにも小さな音。

 

 神の登場を告げるにしては、あまりにも安っぽくて頼りないものです。

 

 ただ、もしかすると。

 

 『奇跡』というものが。

 

 まったくの0が100へと転じる文字通りの『奇跡』というものが起きようとする際には。

 

 案外、これくらい地味で陳腐な幕開けが丁度良いのかもしれません。

 

 ええ、そうです。

 

 これから巻き起こるであろうトンデモの派手さを。

 それまでの過程をぶち壊すほどのドンデン返しの衝撃を……。

 

 キラキラキラ……


 このどこからともなく舞い落ちてくる、黄金色の輝きを。

 より美しく際立てるための、演出の一環として……。


 「お膳立てはしてやるが、あとはお主次第……」


 キラキラキラ……


 「……お主がお主のままであろうとするならば、きっと最上の幕引きが待っていることじゃろう。我にとっても、アルル、お主にとっても……な」


 わたくしの記憶が正しければ。

 リリラ=リリスがわたくしの名前をただ『アルル』と呼んだのは、それが初めてだと思います。

 

 それも、幼女の姿には似つかわしくない。

 

 遠い記憶の奔流の中に埋もれ、もう殆ど何も思いだせない。

 

 わたくしのお母様への追憶を掻き立てるような。

 

 とてもとても、慈愛のこもった優しい声色で……。



 そんな彼女の優しさを向けられる相手に自分が選ばれたこともまた。

 

 奇跡的といえば奇跡的なのかもしれませんわね。

 

 


 

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