第34話雑踏、不在、不眠症、2018.09.08

この街の雑踏を歩く時、僕は安らぎの不在を感じる。

夜空を明るく染めていく程、この街の不眠症は重症度を増している。


眠らない人と街。


互いに何かを求めている?

空いた場所に、何かをうめようとして?

でも、その答えは誰も知らないのだろう。


今日も街は、満たされない人々で賑わっている。




***



今回は前回までと違って、台詞を入れないようにしようと決めてました。


お題は……。雑踏、不在、不眠症。


最初のキーワードは雑踏。今回はこれで選択肢がなくなった感じがします。


ななぐさの頭の中はスクランブル交差点。不眠症を目にしてたので、時間は夜。


その中心に、僕はいました。


さて、そこで何を思う?


今回は主人公固定でいこうと思い、そこにお題を当てはめるように考えていきました。


まあ、起承転結としては、オチが弱いですけど。


主人公の思考で完結させようかと……。


交差点の真ん中で、一人夜の街で思う事。


ななぐさとしては『不安』が真っ先に来ました。それも、不眠症から引っ張られてるのかもしれません。

なので、街を不眠症にしました。まあ、明るいですからね!


じゃあ、誰を不在にしましょうか?


そう思うと、『安らぎ』とか『安息』とかにしちゃおうって思いました。


即興でしたが、つながったので今回はこれでいこうと思いました。


今回は擬人化という事で!

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