第26話夏の大三角、体温、アストロラーベ2018.07.07

アルタイル、ベガ、そしてデネブ。

今日は見えない夏の大三角。

このぶあつい雲の向こう、星々の体温をアストロラーベで計る事が出来たなら、きっと今日はいつもより高くなっている事だろう。

七夕の今日。

誰にも邪魔されないように、この雲を呼びこんだのは織姫と彦星に違いないのだから。



***



ああ、今日も失敗しました。

自信に続き、このところの大雨で、夜しっかり寝る事が出来ずにいたためでしょう。

久しぶりに雨の音のしない夜。

いつの間にか寝てました。

七夕。

ななぐさにとって、特別な日はこうして終わりを迎えました。


といいつつ、今日のお題はたぶん七夕だろう。


なら、織姫彦星伝説(おとぎ話バージョン)だ。

しかし、あの物語も諸説があって面白いですね。今日は一年に一度だけ会うことを許されたという設定のものを採用。

一年という時間を、今日という日だけを楽しみに待つ二人。

いつも雲に覆われることが多いこの日は、たぶんそういうのだと思っています。


まあ、邪魔されたくないですわね。


アストロラーベは予想外――ていうか、グーグル先生にお世話になりました――でしたが、まあ測量計として考えればいいかな。


体温。二人の体温。


ああ、それでいこう。


っていう感じで、即興(?)でした。

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