21.[盧鳥]野讚良皇女《うののさららのひめみこ》

春過ぎて夏来たるらし 白妙しろたえころも欲たり 天之香来山あめのかぐやま


☆意味☆

もうすっかり夏になりましたね 天之香来山あめのかぐやまも絹の日傘(衣傘)を欲してらっしゃいますわ


プチ解説:恐らくは夏の日差しの強い日、天之香来山あめのかぐやまの頭に雲のかかるのを見て、自らの衣笠姿も対比して詠んだ戯れ歌


百人一首で有名なので言うまでも無いかもしれないが、一般的には原文の 「衣乾有」は、「ころも干したり」と読まれている。

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