第12話

「さて、言い訳はある?」

「あそこで抑えないやつはいません!」

「それだけ?」

――これはやられるやつだな。

「いや、あれは不可抗力じゃないですか。」

「不可抗力ね〜?」

顔が笑ってるが目が笑っていない。

むしろ引きつっている笑いである。

その後はご想像の通りです。

「ただいま・・・」

「何があったの?」

「いっ!何でもない。」

皐月さんに思いっきり足の小指を踏まれた。よりにもよって皐月さんはハイヒールを履いていた。

「・・・言ったら分かってるわよね?」

「は、はい・・・。」

言えない。でも説明したい。そんな気持ちが永遠に続くのであった。

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秘密〜とある少年と裏社会〜 囲会多マッキー @makky20030217

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