見えない世界を見せて…

Rayila

見えない世界を見せて…


こころが溺れゆく瞬間とは


なんと美しいのだろうか


息が止まりそうな


狂気にも似た変化の始まり


世界が変わる瞬間


予感を味わう




翼を失った天使が


二度と空を飛べないと知りながら


地に落ちた体を天にのばそうと足掻くがごとく




一緒にいるとすべてを忘れてしまう


身もこころも絡み合い


もつれ合う時を




誰にも晒すことなく


二人だけの世界で


何でも可能になる


この二人だけの世界で


あなたの存在に包むようでいて包まれながら


いつまでも私を眺めるあなたの視線を感じながら


果てまで


溺れてゆきたい・・・





ねぇ…

見えない世界を見せて…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

見えない世界を見せて… Rayila @Aubade

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ