Secret 012 じゃんじゃかばりばり

 Secret 012 じゃんじゃかばりばり


「はいはい、ここまでついてこれたいい子はどこかなー?」


 私は、んーと、伸びをした。


「倉橋さんって、独り言が多いな」


「蕾音さん! 私とお話ししてくれるんですか?」


 デスクに手をついて立ち上がったら、椅子がこけてしまった。慌てて元に戻す。


「当然です。倉橋さんも一緒にお仕事してます。無視したりしていません」


「よかった、室生さんと蕾音さんに何かあったのかと思って」


 かげりのある表情で、ふっとこぼした。


「そうね。これから、ホームページも作りにくくなるかも知れない」


 それは、何のことだろう。室生天結さんと蕾音さん、失敗でもして首になるのかな? そういった問題じゃないのかな?

 こういったことに、首を突っ込むのはよくないわね。

 続きを行きましょう! 小さく、おー。


 文字の大きさや行間がよく分からないので、先にいきましょう。タイトルが画像になっていないので、タイトルに横長の文字と会社のマークを入れますよ。

 このタイトル、『title01.png』で、いいかな?

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 <h1><a href="index.html"><img src="title01.jpg" alt="マシロデザインカンパニー"></a></h1>

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 マーク・タイトル画像(マシロデザインカンパニー)|

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 ■■■■


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 参照

(http://uhi.sa-suke.com/md035.jpg)


(心の声:マークも自作なんだそうですね。静香さん。え? ええ? それは、ノーコメントってことで。会社のマークは大切なものですものね)

 しまったな。折角のpngなのに、透過性を利用し忘れたわ。もう一回、背景部分を透明にしよう。普段から使わない機能だから、忘れちったい。それから、ポジションもいけないみたい。左に寄り過ぎて、背景が消えている。ちなみにこのマークは、ホームへ戻れるようになってます。


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 <h1><a href="index.html"><img src="title02.png" alt="マシロデザインカンパニー"></a></h1>

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 マーク|タイトル画像

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  ■■■■

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 参照

(http://uhi.sa-suke.com/md036.jpg)


 おおっと、タイトルは背景の透明化が成功したわ。会社のマークは、白地でも仕方がないね。会社のロゴやタイトルは、決められているから、いじってはいけないのだった。他に気が付いたことは、『alt』タグだわ。画像が出ないときの代替になるからね。マークの左はみだしは直っていないわね。


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 <!-- インフォメーション -->

 <img src="title03.png" alt="マシロデザインカンパニー">

 ――――――――――――――――

 参照

(http://uhi.sa-suke.com/md037.jpg)


 マークのロゴは丁度真ん中に来れたわね。

 ちょっとした、心配りで、タイトルが綺麗に咲くわ。よしよし。だがしかし、大きなトップ画像を入れたら、これも左にずりこけた。


 ――――――――――――――――<index>

  <!-- ヘッダ画像 -->

 <img src="title05.png" alt="マシロデザインカンパニー">

 <!-- インフォメーション -->


 ――――――――――――――――

 参照

(http://uhi.sa-suke.com/md038.jpg)


 ありゃ。大きなタイトル画像が、まだ左に寄っているわね。会社のマークが大きすぎたかな? まあ、目立つこともいいことかもね。アタック、だよー。CSSで上手く指定……。やれやれ、肩が凝る。難しいじゃないか!


 ――――――――――――――――<style>

 background-image:url(mn10.png); /*リンクにカーソルが乗ったら背景画像を白20%草に変更する*/

 }

 img {border:0;} /*画像のボーダーを0にする*/


 /*============================================

 ヘッダ

 ============================================*/

 div#header {

  height:80px; /*ヘッダ部分の高さ*/

 }

 div#header h1 {

  padding:10px 0px 5px 20px; /*見出しの位置調整むきー*/

  font-size:18px; /*フォントのサイズを18pxにする*/

  font-family:Arial, Helvetica, sans-serif; /*フォントの種類*/

 }

 div#header h1 a {text-decoration:none;} /*リンクの下線を無くす*/

 ――――――――――――――――


 ================

   ■■■■

   ―――――――

  ┃       

   新着情報……

   ――――――― 


 ================

参照

(http://uhi.sa-suke.com/md038jpg)


 もう、アタックチャンスがなしだわ。借金しても、アタックその二だぞ。今朝、こうお兄ちゃんがくさくさするっと言っていたけれども、移ったか? そんなの移りませんよね。ははは。

 ――――――――――――――――<index>

 <!-- ヘッダ画像 -->

 <div id="img_index">

 <img src="title05.png" alt="マシロデザインカンパニー">

 </div>


 ――――――――――――――――


 ――――――――――――――――<style>

 background-image:url(mn10.png); /*リンクにカーソルが乗ったら背景画像を白20%草に変更する*/

 }

 /*============================================

 ヘッダ画像

 ============================================*/

 #img_index {

  width:960px; height:360px; /*トップページのヘッダ画像の表示サイズを指定*/

  margin:5px 20px; /*マージン*/

 }

 ――――――――――――――――

 ================

      ■■■■

     ―――――――

    ┃     ┃

     ―――――――


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参照

(http://uhi.sa-suke.com/md038.jpg)


 ガーン。 はい、真ん中にきました。この画像がぴったりだなんって。素敵。と、思ったら、画像の下部に『新着情報』があるではないの?


「天皇賞級だわ」


 頭の中ではお馬が走る。パカッラ、パカッラ。


「天皇賞級のできばえ、と言いたいところですが、タイトルの大きなミス。画像の大きさも大きすぎるし、高さを変えてみましょう」


 袖をまくって、続きをしようとした。


「何をなさっているのですか? 警備員さんが見回りにきますよ。帰宅しましょう」


「あの、室生さんは?」


「どうなるかは、兄さま次第です。私たちにどうにもできることじゃないの」


 私は、室生さんにとって彼女でも何でもないのだけれども、心配するしかない。又、お茶でもできたならと思っていた矢先のことで、何もかもわからない。ここは、いつもの通勤電車に乗るしかないのか。

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