第16話とある傭兵の物語 中編2

私はゲイリームーア。元アメリカ合衆国海軍大尉だ。前回は大戦までを話したが今回は第二次世界大戦と言われた戦いから第三次世界大戦と後の世に言われた北米戦争終結までを語ろうと思う。


1946年2月にシンガポールで戦争講和の調印式が行われ戦争は正式に終わりを告げた。で、俺とミッキーの二人は幸いというべきなのか第一級のエースパイロットであり、特に俺は開戦から戦い続けた筋金入りのベテランパイロットということでアグレッサーのメンバーに抜擢された。そこでヒヨコたちを育てる教官としてアリゾナの砂漠にある基地で飛行訓練に励んでたな。

そして1947年にアメリカ合衆国、連合国に分離しハワイにいた俺たちは連合国海軍となり俺とミッキーの二人は顔を見合わせていたのをおぼえていたな。

まあ、俺は天涯孤独でミッキーのやつも親から絶縁されたそうだから国が二つに分かれたとしてもそれほどダメージはなかったようだ。そして西と東に分かれた国であったが始めのうちは特に何もなかったしかし49年に合衆国が世界に対して反応兵器を投下したことでどえらいことになったな。

そして俺達はハワイで錬成していたがそこでジャパンの艦隊もハワイに補給のために寄港しそこで俺は凄腕のエースと模擬空戦するも結果は相打ちとなったな。

で、どんな奴かと思い見ると女性たちの集まりだったのには驚いたがあとで知ることになったがその中でも黒羽の天使と模擬とはいえガチで空戦できたことは誇りに思うぞ。その後彼女たちはニューヨークに強襲したそうだが俺たちは後詰としてワシントンDCなどの空襲や航空支援がメインとなったな。

そして戦争の季節が終わり。アメリカ合衆国と連合国の分裂が確定となりミシシッピ川をはさんで東西に分裂となった。そしてそれに伴い軍も大縮小され俺たちはお役御免として僅かばかりの金と食料などを退職金としてもらって娑婆に出された。

そしてそこでは戦場とは違った意味での地獄をみた。そして世界ではまだまだ紛争の種はたくさんあったので俺は傭兵の道を選ぶのは早かった。まあ、相棒のミッキーは運よく民間航空会社に入社して運び屋となったと風の噂でしったがな。


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