健気で一途な、しかもカワイイ男の子!(は~と)

最初から最後までキュンキュンドキドキしっぱなしでした。

題名にもある12センチ、主人公はまだ小学生の男の子ということで、ああこれは○○の差なんだろうな、と予想はつきます。主人公の八雲くん、その12という数字にずっとこだわっています。作者さまはこの数字を何度も取り上げて色々な意味で使っておられました。最後まで読んでああ、なるほどとうなずかせられました。

私など、青春なんて遥か遠い昔のこと、すっかりスレて枯れ果てた大人ですのでこんな一途でピュアでピチピチな恋物語には心が洗われました。脇役の皆さまもいい味を出しておられます。

この作品の前に関連作「お隣の吸血鬼くん」を読んだ時、そこに出てくるカップルを「君たちいつになったら……ハァ」みたいな半分諦め感で見ていたのですが、意外や意外この二人こちらの物語後半で何と!……とこれ以上はとても申せません。

というわけで、是非お読み下さい。

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