あと100個書いて欲しかったです

 2年越しにレビューを書きますが、なんでレビューを書いてなかったのかというと、もっといっぱい書いて欲しかったからですね。それを期待していたというか。我々は新しい言葉とか新しい概念についてはもうまったく覚えることが出来なくて、マリオカート8はワンプレイで「無理ですね……」となって人に譲ってしまったし、マリオオデッセイは誰かに帽子をやってもらえないと先に進めなくなってしまった(ブレスオブザワイルドは? と思う向きもあるかもしれないが、それは話が別じゃんか)。そんで「リンクの冒険」(ディスクシステム)ってこんな面白かったっけ!? って言いながら懐古厨をやって日々を過ごしているわけだが、この話がピンとこない皆さんは10年後にここに戻ってきて「分かる~」って言いに来てくださいね。2030年の皆さんはFall Guysとかについてやけに詳細な思い出を語っているに決まっているのだ。それが人間というものだから。

 それはともかく、しかし、だから、新しいものを覚えられなくなったことは退化なのか、というとそんなことはなくて、古い物事は全部覚えている。ロックマンX、モノポリー、俺はやったことがないのだが、この詳細さを見よ。なんなら「スーパーファミコン導入の経緯」があいまいなのに(そっちの方がライフイベントとしては重要では?)、ゲームの内容説明が濃い。俺はこういう話を聞きたくて、こういう話を聞き続けていたかった。そういうわけでレビューするのを待っていたわけですが、まあ2年も経ちましたからね。そろそろ諦めることにします。面白かったです。スーパーボンバーマン2は神。キノコジャンプできてキノコが再生するステージは本当に面白い。人生をやり直すのとかもうダルくてめんどいなと思うので、もっかいやらせてやろうかって言われても断ると思うが、スーパーボンバーマン2を延々やり続けていたあの夜にだけは時々戻りたいなと思うことがある。