著作：猫田芳仁様

　狂愛をテーマにした力作です。

　猟奇的な場面もありますが、カクヨムの規約違反にならない程度にうまく描写が押さえられていたと思います。

　表現力が高く、美しい月と瞳の描写は秀逸でした。ダーニャの狂人っぷりと相まって、背筋がぞくぞくとするような畏怖を感じました。

　完成度が高く、あまり指摘する内容もありませんが……筆力の高い作者様なので、より濃厚な描写を求めてしまうのが正直な所です。

　ダーニャの視点で状況が淡々とわかりやすく書かれているのは良かったのですが、臨場感がもっと欲しかったと思います。私も人の事をいえませんが、臭いや皮膚感覚（熱い、寒い、痛いなど）の描写を付け足すだけで随分と良くなるかもしれないと思いました。

　的はずれな事も申し上げたかもしれませんが、参考になったら幸いです。

　これからも執筆を頑張ってください！　

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