6話

体育教の赤坂と渡邉との衝突からなんとか回避できた俺達。

しかし、あれから何度も被害がこちらに出続けてしまった。

教師達はやはり数学と理科の担当教師達が

赤坂や渡邉に俺たちの潰し方を伝え始めているようなのだ。

赤坂や渡邉と決戦する前に、俺たちの人数は80人を切ってしまった。

先ほど、校長からの放送が入り

今日の対決はここまで…ということだった。

夜の間は学校も暗く、危険が多いということで対決は休むことになったのだ。…開始時間に決まりはなし。#__i_eeda22d9__#

と…こんなに暗くてはやれるはずがなかった。


俺達は夜の間に真春や勇紀とBの教室に集まり

作戦を建て直すこととなった。


一哉『うーん…予想以上に手強い…初日でこんな被害が出るなんて…』

勇紀『赤坂がリーダーなら渡邉を30人でどこかで押さえて

赤坂を50人かけて潰すのはどうだ?』

真春『それじゃ、他の教師に邪魔されて終わりだよ』

一哉『体育教師6人を一気に片付けたときのような作戦があれば…』

太一『うーん……画ビョウは効かないしな…』

真春『出血がありなら、軽く薬品で爆発させて

蒸気でやけどさせることはできるけど?』

一哉『それをこぼしたときエラいことになるだろ…』

勇紀『こっちの里奈も将太も捕まって最所の作戦は使えねぇしな…』

隼人『蓮のこの矢もどきがもうじきできる.。それまで堪えてく…れ』

一哉『矢ができてもどうやって赤坂を射つか…』

真春『わかった。私達のチーム…20人で明日の朝、

職員室まえで一斉にナイフで攻撃を仕掛ける。

そしてすぐに退散するよ』

一哉『いや、悪いが真春と勇紀、隼人、愛実、太一はできれば最後まで脱落になってほしくない…』

??『じゃあ、私達が先陣をきるよ』

??『俺が発煙筒を持って一緒にいく』

そこでずっと黙って聞いてたメンバーが口を挟んできた

一哉『叶美…直人…』

叶美『私達は動体視力だけはいい』

直人『発煙筒を俺が焚いて職員室に投げ込む』

叶美『そこで私達がでてきた教師にナイフを突きにいく…

ただ、真春チームのメンバーじゃなくて、私の指名メンバーでいかせてほしい』

真春『誰?』

直人『月、麻衣、流星、正人、玲美、七瀬』

真春『全員動体視力はトップクラスメンバー…か。でも、2人ともわかってる?もし、これで失敗したら今後の作戦にも活かせるかもしれない、動体視力のいいメンバーを一気に失う』

直人『なら、有段者の多い一哉のチームから雅樹と真夏を借りるよ』

雅樹『え、俺?』

真夏『何で私?』

叶美『雅樹は剣道2段、真夏は合気道2段でしょ?』

直人『さっきの一哉の話にでてきた明里のように雅樹は簡易竹刀を作って戦えばいい。真夏は雅樹のフォローと俺たちのフォロー。

それが2人がいればでる』

一哉『なるほど…たしかにいいかもしれないが…渡邉が出てきたら、すぐにげれるか?…真夏の鈍足さは本物だぞ。』

直人『なら…真夏の彼氏の太一がついてきて背負って逃げればいい』

太一『え!?ここで俺!?…真夏を背負うためだけに!?』

真夏『ちょ、太一!それどういうこと!?嫌なの!?』

真春『真夏ちょっと静かに。太一が思うのも無理はないよ』

一哉『太一は赤坂とやりあえる…可能性があるんだ。

彼女を守るためだけに使える人材じゃない』

真夏『真春…怖い…』

一哉『よし…わかった。作戦はこうだ。

まず、さっき直人と叶美が言ってたメンバーで言った通りに攻撃を仕掛ける。その間に真春はいろんな場所に薬品をぶちまけておいて。直人達の作戦が終わって動き始めたらもうひとつの薬品を蒔いてまわって』

真春『了解…だけどどこを通ったかはどうやって把握を?』

一哉『それは勇紀が先生がどこを通ったかを真春に報告を。

あと、他の勇紀チームのメンバーには俺と美玲、太一に渡邉がどこを通ったかの報告を』

勇紀『了解。…でも蒸気が発生しちまうとカメラもやられる可能性があるぞ』

一哉『真春は先生達が通った場所とは逆の蒸気を発生させてほしいんだ。そうすればカメラが見れなくなるのは反対側

カメラの監視はできなくなるが…その代わりに追い込める可能性がある…』

真春『最悪硫酸でもぶちまければ勝てるでしょ』

勇紀『それは困るが…』

一哉『そして、蓮…武器はできたか?』

蓮『あと1箇所組み合わせればできます!』

一哉『よし、その武器を1本ずつ使って隼人と愛実は…危険だか

赤坂のあとをばれないようにつけて最後に上った階段で待機』

隼人『階段?』

一哉『蒸気から逃げるために蒸気がない場所に行こうとするだろうそうすると、進行方向から蒸気が発生してたら

きたみちを引き返すだろ?』

愛実『引き返してきたところで射つってこと?』

一哉『そう。下からの攻撃でも上からの攻撃でも赤坂の身長なら狙いやすいだろ』

隼人『わ、わかった。やるだけやってみよう』

一哉『明日で決着をつける』

勇紀『おう』

真春『叩き潰す…明里を殴ったこと許さない』

一哉『いくぞ!』

一同『おー!』




明日…決着をつける。

そうこころにきめたおれだった。



作戦まとめ

1.直人チームが発煙筒を使い、数人の先生を片付ける

2.1が始まるまでに…または1の間学校中に薬品1をまく

3.1が収まり赤坂が動き出したら、弓道の2人は後を追って待機

4.真春は勇紀からの報告受けて進行方向から蒸気を発生させる

5.勇紀以外のメンバーで一哉達に渡邉の行動を指示

6.赤坂が引き返したところを狙って待機してたでどちらかが射つ。




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