20××年7月2日(金)開放病棟へ転棟六日目


朝、棟内放送や、ざわつきに過敏になり、気持ちが悪くなってしまった。

また今日もここで一日過ごさなければいけない、と思うと気が滅入ったのがあった。


お風呂の前に担当医のH先生(60代男性)が来て下さった。

過敏になっているのは身体的障害だ、と言われた。

気にしないようにコントロールしようと言われたが

難しいと思った。


看護師さんは「ならない!」と思うとかすれば良い、と言った。


10時頃お風呂に入ったら気分が良くなった。


テレビ→昼食(看護師さんに個室に持って来てもらって食べていたが、

今日は配膳室まで取りに行った)→テレビは『笑っていいとも』

とかを観た。その後もテレビを観ていた。


本当に、今は入院したことを後悔してしまうが(任意入院)、

何か得るものがあるだろうか?


集団生活や、閉そく感や、おばあさん達に慣れるためか。

(当時、病棟の高齢者女性は全体の約80~90%を占めていたと思う)


早く家に行きたい。


朝、長時間気持ち悪くなるのが本当に嫌!!


ここだと栄養バランスのとれた食事を定時に食べ、定時に寝て起きる規則正しい生活が出来る。(ここで得られることは)それだけ・・・・・・?


私は死にたい気持ちが強く、意欲も低下したので入院してしまった。

集中力、意欲が出ないし、テレビばかり見る一日にうんざり・・・・・・。


明日か日曜日、外泊出来ればいいのに・・・・・・。


夜、Hさん(当時40代中盤女性、主婦)にチャンネル取られた・・・・・・

(チャンネル替えられた)

凄い欲求不満だ。“電気代についての特集”なんか面白くない!

もう我慢の限界だ!

神さま、せめて明日朝、気持ち悪くならないようにしてください!

おねがいします!

神さまは私を愛して下さっていると信じます!


Hさんが、1時間だけ(20時~)4チャンネルを見せて下さった。

感謝。


翌朝、吐き気がしませんように。

イエス・キリストさまを信じてお委ねします。

こんばんもちゃんとねむれますように。


(本来、漢字で書く所を、平仮名で書いている言葉は、

作者の意向により出来るだけ原文通りにしました。)





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