第28話 vs伝統空手

伝統空手は本当は強いと主張する人がけっこういますけど、

ハッキリ申し上げまして弱いです。

終わりなき空手道の修行に一生懸命励んでいらっしゃる方には悪いのですが、




絶対的に弱いです。




伝統空手とグローブ空手とキックボクシング/ムエタイをやった私が言うのだから間違いはありません。

格闘技は痛いとか怖いとか疲れたとか、そういった現実との戦いであり、そこに夢や願望の入り込む余地などありません。

顔を洗って勉強し直しなさい、今コレを読んでるオレの事が嫌いな月謝ドロボーども。


先日、ジムで伝統空手黒帯だったという人たち約二名とやり合う機会がありまして、

ちょろっとお相手させていただきました。

小学生の頃から空手をやっててジムに入会して3か月くらいの若者、

それから50歳くらいのおっさんです。

おじさんの方はキックボクシングに転向して何年かやってるようなので多少はできます。

 

空手は嫌いですが、彼らは善良な人間だし、別に恨みがあるわけでもないので

いぢわるなマネとか乱暴な事はしませんでした。

人間仲良くしてるのが一番だからね。


そうそう、威圧感いっぱいで無闇に威張り散らす空手の黒帯野郎みたいな低知能な真似はしないんですよ、私はね。





さて若者とのスパーのアレを報告しましょう。

先日、練習したらすごく体の調子が良かったので、

「誰か可愛いガキはいねぇかぁ~ 頬と尻ッペタのぷっくり柔らけぇのはぁあ~?」

とジムで血に飢えた2tガレント状態でいたら、

それを見た会長が、空手の若者とやれって言うんです、だから

「オメェがカラテの坊や(ベビー)かいグフフフッ…!」

っつったかどうか知りませんが、アル中で脳梅毒でホモの首相撲野郎がお相手いたしました。

過去に試合で殺した相手の亡霊にも憑り付かれています。





結論から申し上げますと、弱いです。

練習相手にもなりません。

まぁ、アミバ様の技の実験台にする木偶(デク)くらいは務まるくらいのアレでした。


でもこのこは悪くないです。

ガッツはあるんですよ、でも空手の指導者が最悪の無能です。

彼は一生懸命 お忙しくハイキックとか変形のトリッキーなキックとかしてくれるんですけど、

一発も当たりません。

だってそもそもが届きっこない遠距離で蹴ってるんですから。

パンチにしても同じで、遠間からストレート系のパンチを連打で打ち込んできますが、 

その攻めはいかにも単調で、およそ戦闘訓練を受けた相手には通用しないレベルのものです。

攻撃もダメですが、最悪にダメなのが防御技術ですね。

バックステップで距離を取って敵の攻撃を躱し、再び一発を狙うしかできません。


ホラ伝統空手の試合ってお見合いしてばかりで全然激しく打ち合わないですよね。

あれは達人の見切り!とかじゃなくてただ単に避けるのが下手だからビビって打ち込めないだけです。

例えばボクシングの激しい打ち合いは、

あのパンチの応酬は何に担保されたものか?

いまコレを見て(#^ω^)ピキピキきてるマヌケな空手家の皆さんはよくよく考えてみるといいです。



まぁ、それで戦いの経過を説明しますと

空手のベビーが遠くで、足を振り回してる→スウェイとかで避ける→正拳突きで襲いかかってくる→左ミドルを合わせる

→もう変なパンチで突っかかってくる→さっさと掴んで「ベィビーここはお前の気持ち一つだぜぇ、グフフフフフ」首相撲に持ち込まれてキモがって逃げる

の繰り返しでした。5Rずっと。


グフフッフこのこはいいこだし悪くないよ。ウッホッホ!

小学生の頃から高校まで一生懸命やってたんですよ、彼は。

空手の指導者、彼から十数年間も月謝を巻き上げてきて、何だコリャ!?

商売は誠実にやれ。

ガキ相手、素人相手の商売は気楽なもんだと思いました。

日本の格闘技界のレベルを底上げするには、まず日本武道を根絶する必要があると思いますね。



おっさんの空手家の方は、多少はキック式にできるのですが、まぁ似たようなものでして、

ひたすら待ちに徹して防御から首相撲に持ち込む練習の実験台になってもらいました。

私は他人にあんまり乱暴な真似はしたくないし、お互いの為になる練習を考えての事です。



さて。

空手のダメっぽさは手足の振り回し方の問題なのではありません。

突き蹴りがヘボいのは練習方法がダメだからです。

なぜ練習方法がダメかというと、モノの考え方が低レベルだからです。

何故モノの考え方が低レベルかというと、そもそも戦闘教義が間違っているからです。

この辺はまたいずれ、別の機会に語りたいと思います。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る