第10話 勇者と戦闘狂の巣窟



中庭に足を踏み入れた途端、ガラの悪い男たちに絡まれた。


私は内心でビビりながらも、キープした無表情を一切崩しはしなかった。というより、表情が固まってピクリとも動かせなかった。

正面からやって来た3人組の男たちは、大中小のバランスの取れた絶妙なトリオだ。その3人組に、ジロジロと値踏みするような視線が向けられて居心地が悪い。

私がどう反応しようか迷っていると、あちらの方が勝手に話し出す。


「つーか、人間みてぇな奴だな」


最初に突っかかって来た大中小の『中』の男が訝しげに私を睨む。捻れたような角と触手のような尻尾を揺らし、開いた口からは鋭い牙が覗く。雰囲気は完全に不良のそれだ。

しかし、ここはハッキリ否定しなければと思い、私は意を決して口を開く。


「ゴリラなので」


大中小の男たちが、意表を突かれたように黙り込んだ。

次に反応を返したのは大中小の『大』の男で、片方が欠けた角と二又の尻尾が印象的だ。どのパーツひとつとっても硬そうで、岩のような男である。


「ごり……ああ、おまえ獣人か」


彼は屈強な見た目に反して、案外穏やかな声をしていた。人は見た目によらないと言うが、魔族でも同じらしい。

私に対してあまり関心が無さそうな大中小の『小』の男は、全体的に色彩豊かで見た目が派手だった。クリスタルのような赤い角と、黄色いコウモリの羽、そして先が尖った青い尻尾を気怠げに垂らしている。

魔族って、それぞれ見た目に特徴があるから個性的だ。

すると、『中』の男が無邪気に話しかけて来た。


「まあいいや。お前強ぇの?」

「さ、さあ……」


唐突に投げかけられたその質問には答えようが無く、曖昧に笑って濁した。私が強いかどうかなんて、逆にこっちが聞きたいくらいだ。

それがいけなかったのか、『中』の男が途端に好戦的な表情を見せる。嫌な予感がした。


「じゃ、一戦やろうぜ」

「えっ」

「お前獣人だし素手でいいよな」

「待て、やるなんて言ってな———」

「いくぜ!!」


『中』の男は人の話を聞かない奴だった。問答無用で殴りかかって来たトカゲよりはマシなのかも知れないが、それにしても話を聞かない奴だった。


魔族はこんなんばっかりなのか!!


握り締めた拳が向かって来る。私はそれを片手で軽くパンッと受け流して軌道を逸らす。

殴りかかって来た男は「おっ」という表情をして、私もすんなり受け流せた事に「ん?」と目を見開く。深く考えている間も無く次の攻撃が放たれ、思考は中断された。

いや、今はこいつを何とかしないと。


回し蹴りを屈んで回避し、屈んだついでに地面に手を着いて足払いを仕掛ける。が、上に跳ばれて不発に終わる。まあ、想定内。

私は足払いを仕掛けた勢いのままくるっと一回転し、一歩足を引いて距離を取りながら立ち上がった。

ここで攻めるべきかと一瞬悩むと、それを断ち切るように続けて打撃技が繰り出される。自分に迫り来る拳を目で追いながら、右手、左手、手のひら、腕を使って次々と捌く。


一瞬の油断、瞬きも許されない。けれど……。

突き出された蹴りを後方に大きく跳んで回避する。土の地面に足裏を着いて、つま先にぐっと力を入れて勢いを殺す。自分が想定していた以上に跳んでしまい、少しよろけて足元に視線を落とした。

あぶなっ、力の加減間違えた。

前屈みの体勢で顔を上げ、目を離していた隙に、爛々とした目の男が次の攻撃を仕掛けようとこちらに迫っている事に気づく。


「うおおっ」


男が瞬間移動でもしたかのような感覚に陥り、私は悲鳴のような雄叫びのような、女子らしからぬ声を上げた。咄嗟に片脚を折り曲げて、沈み込むように身体を横に倒して拳を避ける。

風を切る音が耳元を通過し、ほっと息を吐く……事は出来ずに再び迫り来る一撃を慌てて避ける。

ちょっ、うわ、今体勢がやば……っ!

倒れ込みそうになりながら何とか逃げ続けるが、体勢を崩されて思うように身体が動かせない。


「ちょっと、待って……っ!」


一旦距離を取って体勢を整える為、苦し紛れに利き腕である右手に拳を作り、男に向かって打ち込んだ。

踏ん張りも効いていないようなお粗末な反撃だったのだが、男は「げえっ」と頰を引きつらせて瞬時に守りへ転じる。

私はその事に驚き、振り抜いた腕の力が緩む。しかし、勢いはそのままに、私の拳は容赦無く男を殴り飛ばしていた。


「えっ」


私から間抜けな声が漏れ、吹っ飛ばされた男が建物の壁に背を打ち付ける。結構派手な衝突音がした。

不格好な体勢で呆然と立ち尽くし、私は最初に感じた疑問の正体を悟る。

トカゲの野郎ほど怪力じゃない……?


「さすがゴリラ」


大中小の『小』の男が感心したように呟いた。

間も無く、数メートル先で壁に背を預けて座り込んだ男が顔を上げる。目がキラキラと輝いていた。


「お前すげぇ怪力だな!!」


私に吹っ飛ばされた男が、何事も無かったかのように快活な声で話しかけて来る。

一切の悪意無く、純粋に褒められて拍子抜けした。喧嘩を売られたのは私だが、殴ってしまったのだから、恨み言のひとつでも言われるかと思っていたのに。

彼の仲間っぽい他の2人も私に感心するだけで敵意を向けたりはしない。

ここでは挨拶みたいな物で、戦うイコール喧嘩にはならないらしい。


「粗は目立つが、圧倒的だったぞ」

「あ、ありがとうございます」


『大』の男に褒められてしまった。というか、この世界に来て自分の能力を褒められるのは何気に初めてだった。

殆どを森で生活していたし、魔王城に来てからも自分より強い魔族ばかりだったし、トカゲにも負けたし……。

褒められるのはなんか、ちょっと嬉しいかもしれない。

口元が緩みそうになるのを堪えながら内心で照れていると、『大』の男の目が私の腰にある剣に向けられた事に気づく。


「それは使わねえのか?」

「いや、これは……飾りみたいなもので」


使う機会が無いんだよなぁと思い、連鎖的に私に剣を与えてくれた魔王さんに申し訳なくなる。

『大』の男は私の言葉を聞いて「そうか」と残念そうな声を洩らした。もしかして、私が剣を使えたら『大』の男にも喧嘩を売られていたのだろうか。そんな予感がした。

油断できない……。


「魔法は使えないの?」

「使えないです」

「なんだ。大した事ないね」


逆に、『小』の男にはボロクソ言われた。早々に伸びた鼻をへし折られた気分になり「はは」と乾いた笑いを返す。

やっぱり魔法を使えないとそんな反応なのね。


いつの間にか私は注目を集めていたらしく、中庭にいる魔族たちは興味深そうに視線を寄越す。

何故こんな事になっているのだろう。ダグラスさんに会いに来ただけなのに。

そう思ったところで、私は自分の本来の目的を思い出した。


「そうだ!ダグラスさんを探してるんですけど!」


いきなりそんな事を言ったからか、『大』と『小』の男は呆気に取られた顔をする。

親切にも答えてくれたのは『大』の男の方だ。


「あの人は気紛れだからな。俺たちは把握してねえぞ。何か用でもあんのか?」

「強くなりたくて!」


私が素直にそう答えると、2人は顔を見合わせ、次に声を発したのは『小』の男の方だった。


「ねぇ、あんた誰の配下———」


しかし、言い切る前に土埃で汚れた『中』の男が「もう一戦やろうぜ!!」と大声で割り込んで来る。話を聞かない上に、空気も読まない奴だった。

それを合図に、言葉を遮られた『小』の男が不機嫌そうに「負けた奴は黙ってて」と痛烈なひと言を放ち、『中』の男は瞬時に「なんだと!」と反論する。話が脱線し始めていた。

何を言おうとしていたんだろう。誰の配下?


賑やかな光景を眺めながら状況を整理する。

ダグラスさんは今居ないみたいだし、出直した方が良いだろうか。それとも他を探してみようかな。

私は気を抜いて完全に傍観者へと転じていたのだが、前触れも無く『中』の男が私に向かって声を張り上げた。


「でもお前ほんとすげぇ怪力だぜ!ラトカとも互角にやり合えるんじゃねぇか!?」


唐突に話を振られ、聞いた事も無い名前に目を瞬かせる。名前の響きからして女の子だろうか?

ていうか、さっきから何なんだこのキラキラした目は。


「よんだ?」


瞳を輝かせた『中』の男に気を取られていると、背後からそんな楽しげな声がして、私の心臓は跳ね上がった。同時に、喉から「ギャッ!」短い悲鳴が飛び出す。


「えっ!?よん……誰!?」


バッと声のした方向に身体を向けると、そこには小柄な女の子が立っていた。にこにこと笑顔を浮かべて、猫を思わせる縦長の瞳孔でじっと私の顔を覗き込んでいる。ち、近い。

ぴこ、と頭の上の三角形が動いた。黄色い毛並みで先っぽが黒い。……もしかして耳?

何となく目線を下に持って行くと、細身な身体のお尻の部分で、膨らみのあるふさふさした尻尾が揺れていた。


「はじめまして!キツネの獣人、ラトカだよ」


にぱっと明るく笑い、私に向かって元気よく挨拶をした女の子を前にして、偽物の獣人である私は心の中で驚嘆する。遠目でしか見た事の無かった獣人は、近くで見ると予想以上に可愛らしい。

ていうか、この子が今話に出て来た子か。


「あ、私はアキラです。ラトカちゃん?」

「ラトカでいいよ、アキラ!」

「ラトカ?」

「うん!」


可愛い女の子の人懐っこい雰囲気に流されて、急速に距離を縮められる。精神的にも、物理的にもだ。

ずいっとラトカが更に迫って、真っ直ぐな瞳で私を見つめる。

私は思わず息を呑んでどぎまぎしてしまうが、可愛らしい女の子の口から出てきたアグレッシブな言葉に、すぐ現実に引き戻された。


「あのね、アキラが戦ってるところ見てたよ!すごいね!ラトカも戦ってみたい!」


見た目に騙されそうになるが、言っている事は喧嘩っ早い男たちと変わらない。こうなってくると、もうこれは魔王城における挨拶のような物なのではないか。

いやいや、まさかそんなこと……。


「…………え、戦う?」


聞き間違いなのではと思い、一縷いちるの望みにかけて聞き返した。しかし、ラトカは淀み無くハッキリと言い放つ。


「ラトカはこいつよりも強いよ!」

「ひっでぇ」

「ラトカと戦ったほうがずぅっと、おもしろいよ!こんなやつに勝っても意味ないよ!」

「おい、泣くぞ」


聞き間違いじゃない!根っからの戦闘狂だ!

巻き込まれて口撃された『中』の男は、口を尖らせて慣れたように言い返す。その間も、大きなまんまるい目は虎視眈々と獲物を狙うように、私を捕らえて離さなかった。

戦わなければ逃してくれないであろう事は容易に想像できる。けれど、私にも目的があるのだ。流される訳にはいかない。

気を取り直して軽く咳払いをしてから、始終私をロックオンしているラトカに話しかけた。


「えーっと、申し訳ないんですけど、私は今ダグラスさんを探していて……」


だから戦う事はできない、と続けようとするが、ラトカの私を見つめる表情に言葉が詰まった。先程までの明るい笑顔がなりを潜め、冷めたような真顔が向けられている。

私は困惑した。おかしな事を言った自覚は無いし、彼女の気分を害するつもりも無かった。しかし、そういう理由ではないのだと、ラトカの率直な意見に気づかされる。


「アキラは強いよ。でも、ダグラスには相手にされないと思う」


意表を突く言葉に目を見開いた。

私は相手にされない。その言葉は、魔王城の住民に自分の価値を示そうとしている最中である私に、深く突き刺さっていた。

だから、私も同じように真剣に問いかける。


「どうしてですか?」


すると、ラトカは打って変わって口元に笑みを浮かべると、含みのある意地悪な表情を見せた。

ラトカの開いた口元からは、上下2本の犬歯が鋭く尖っている。獣人は可愛いだけではないのだと、その捕食者の凶器が物語っていた。


「ダグラスはすっごく強いから、すっごく強いヒトにしか興味ないの。だから、あなたは相手にされないよ。あなたじゃ、ダグラスにはぜーったい、勝てないから」

「……勝てないから、相手にされない?」


断言された事に少しムッとしながら、ラトカの発した言葉の意味を飲み込むように反芻する。

私がダグラスさんという人に勝てないのは、正直分かり切っていた事だった。勿論、試した事なんて無いし、戦っている姿すら見た事が無い。けれど、とっくに予想していた決定事項のようなものだ。驚きはない。

だからこそ私はダグラスさんに師匠になってもらおうとしているのだが……ラトカの口振りからして、何かすれ違いをしているようだ。


「ちょっと待って。私はダグラスさんに喧嘩を売りたいんじゃなくて、戦い方を教えて貰いたいだけなんですけど……」

「ダグラスはそんなことしないよ?」

「しないの!?」


エイマーズさん貴方の紹介ですよね!?しないって言われましたけど!

ラトカの言葉に混乱する。

ダグラスさんは暇だから私にも付き合ってくれるだろうって、確かにそう言われた。それに、こんな大勢を束ねている人なら、てっきり普段からそういう師匠みたいな事をしている人だと思ったのだが、違うのだろうか。

答えを求めるように3人組の男たちに目を向ける。すると、『大』の男が困り顔で教えてくれた。


「言っただろう。あの人は気紛れだから、他人の世話をするような人じゃねえよ」

「俺たちの事も基本放置だよなぁ?……あれ?最近姿見たのっていつだっけ?」

「僕は1週間前に見たよ。酒樽抱えて酔い潰れてたから話しかけなかったけど」

「ダグラスさんってそんな人なの!?」


苦情ものである。ダグラスさんの前に、先にエイマーズさんにどういうつもりで紹介したのか問い質さなければならない。

そんな私に向かって『小』の男は怪訝な表情を向けながら刺々しく言う。


「そんな事も知らないなんて、あんた何でここに来たの?ダグラスさんの下にいる奴じゃないよね?」

「え?ああ、はい、その通りなんですけど、師匠になってくれそうな人を聞いたらダグラスさんを紹介されて……これってもしかして、人選ミスです?」

「ミスだよ。あの人に求める事じゃないでしょ」

「強くなりたいってんなら、あの人頼るのも完全に間違っているとは言えないが……」

「付いて回るのめっちゃ大変そうだよな。雑用もさせられそうだし、俺は絶対やりたくねぇ」


頭を抱えたい気分である。これはもう新しい師匠候補を探すしかないのだろうか。


「ねぇねぇ、アキラって強くなりたいの!?」


黙り込んで悩んでいると、さっきまで様子を伺うように話を聞いていたラトカが声を上げる。私たちはそのテンションが高めな声に振り向いた。


「だったらたくさん戦うのが一番だよ!だからラトカと戦おうよ!アキラがラトカに勝てたら、シショー探すの手伝ってあげてもいいよ!」


私はラトカの好戦的な言葉に目を見開き、気づくと飛びつくように叫んでいた。


「いいの!?」

「いいよ!!」


ラトカは即答で返事をすると、胸を張って得意げに口元を緩める。視界の隅ではふさふさな尻尾がブンブンと荒ぶっていた。

とにかく今の私には余裕が無い。だから強くなる為なら、何でもしてやる所存なのである。

私はラトカと向かい合い、攻撃的な表情で笑い合う。お互いに笑みを深め、まるで心が通じ合っているかのように、ほぼ同じタイミングで構えを作った。


最初に動いたのはラトカだった。

身をかがめて地面を蹴る軽い音が鳴る。次の瞬間には目前にまで迫り、私を下から覗き込むようにラトカと視線が交じり合った。

時間が止まったかのような感覚の後、ふっとラトカの姿が消えた。いや、消えたんじゃなくて……。

不意に訪れた危険信号にヒヤリと体から熱が引く。真っ先に足を後方に下げて腰を逸らす。間も無く、さっきまで私が居た位置にはラトカの足が突き上げられていた。自然と背中に冷や汗が流れる。

やっば、少しでも遅れてたら顎やられてた。一発KO狙われてんじゃん。


「ありゃ。逃げられちゃった!」


ラトカは逆さになった体勢のまま無邪気に笑うと、バク転をするように体に捻りを加えて地面に足を着いた。

速い。それに動きが小さくて、無駄が少ない。

一瞬の出来事に避ける事しかできなかった。2撃目が来なかったのは、『私はこういう戦い方をしますよ』という、挨拶みたいなものだったからだろう。

私は気を引き締めるように拳を握り込み、目の前のラトカを睨むように見据えた。


「次はアキラから来てよ!」

「言われなくても!」


気合を込めて声を上げ、それが合図となって再び動き出す。私は大きく踏み込んで、真っ直ぐ拳を打ち込んだ。

私はラトカみたいに速くはないし、器用な動きはできない。武器は怪力だけ。だったらそれを余す事なく活かすしかない。

踏む込んだ足は地面を凹ませて、風圧と共に拳がラトカに迫る。しかし、ラトカは対照的に軽く上に飛び上がり、私の頭上で一回転する。ラトカが私の背後で着地し、間髪入れずに後ろ蹴りを放つ。

ところがラトカは地面に張り付くような体勢でそれを避けると、獣のように爪を立てた手を振り上げ、飛びかかった。


何だその動き!体勢ひっっく!!


予想だにしかなった反撃方法に目を剥くが、驚いているような時間も無く、振り抜いた足を地面に着いた瞬間、もう片方の足を持ち上げて地面に全力で叩き込んだ。

ドッと地響きのような音がして、抉れて砕けた岩のような土が私とラトカの間に壁を作る。ラトカの動きが鈍り、その隙に後ろへ飛び退く。

呼吸を整えて即座にラトカへ向かって駆けた。ラトカも既に持ち直していて、迫り来る私をまんまるい瞳で見つめる。

ラトカは棒立ちのまま子供のように「あははっ」と笑った。そして、私の拳が額に直撃する一歩手前でギラギラとした牙を剥き出しにすると、一切笑っていない瞳で私を真正面から捕らえた。


私の拳は思っていた通りにはラトカに当たらなかった。ラトカを負かす予定だった拳は空中で動きを止め、手首を掴まれて尋常じゃない力で抑え込まれていたからだ。

ラトカは相変わらず楽しげに笑っている。そして、弾んだ声で私に話しかけて来た。


「あなた、ラトカと同じくらい力が強いのね!」


見つけた。

トカゲ並みの怪力。


私はこの時、とても嬉しかった。


「私の師匠になってください!!」


だから、考える間も無く弟子入りを志願していた。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る