第7話 勇者と魔王城の住人



魔王さんにご飯をご馳走してもらった。更に、立派な剣のプレゼントまで受け取ってしまった。

腰には贅沢にも新調した剣をぶら下げて、胃はこれ以上に求める物は無いと満腹を訴えかけていた。皮肉なことに、私は異世界に来て今が一番満たされている。

これでいいのか?と頭を悩ませながら歩いていると、前方を歩いていた魔王さんが立ち止まった。


「ここは?」

「集会場のような場所だ」


両開きの大きな扉を見上げて、私は息を飲んだ。凝った装飾を施された扉は重々しく異質で、これからの展開を思うと気分が悪い。


「お前は怯まず堂々としてろ。いいな?」

「は、はい!」


背筋を伸ばして覚悟を決める。

確かに、魔王さんの言う通り怯んではいけない。第一印象は大切だし、舐められてしまったらそれこそ大変だ。

私が決意を新たにしていると、唐突に扉がひとりでに開き始める。その様子にギョッとして、決意がどこかに吹っ飛んだ。

あっ、それ自動ドアなんだ!?


扉が徐々に開かれ、中の様子が見えてくる。左右には縦長のテーブルが設置されており、扉の前から敷かれた絨毯はその中央を分断するように伸びて、そこをまっすぐ進んだ先にはひとつのテーブルとイス。あそこが魔王の定位置なのだろう。


当然、縦長のテーブルの前には人がいた。人間とは違う、でも人間に似た異形の存在。これだけの数を目にするのは初めてだ。

しかし、あちらにとっても私の存在は異質らしい。左右から魔王さんの後ろにいる私の方へと視線が突き刺さる。

興味、困惑、敵意、無関心。多種多様な視線に晒されて、萎縮してしまいそうになる。それでも、魔王さんに言われた言葉を思い出して自分を奮い立たせた。


魔王さんが部屋の中へと足を運び、脇目も振らずに絨毯の上を歩く。私は慌ててその後を追った。

両脇から多くの注目を感じる。目線を合わせないように、真っ直ぐと前を見据えて、一歩一歩進んで行く。足がもつれそう。

背後で扉が閉まる音がした。密閉された空間は、これだけの人数がいるというのに異様な静けさで、それぞれの息遣いまで聞こえた。


目の前を歩いていた魔王さんが目的の定位置に着く。私は黒いイスに座る魔王さんの横に立ち、眼前の魔族たちと対面した。

色々な種族が並んで、様々な反応を見せている。昨日見た羊のような角を持つ眼鏡の男性、貴婦人を彷彿とさせる獣人の女性、あからさまな不快感と敵意を向けてくる少年、興味津々な様子のお姉さん、体躯の良いバッファローのような男がいれば、眠気まなこの色白の少女までいる。

空席があるのは不在だからか、本当にただの空席なのか。


「今回召集したのは新入りを紹介する為だ」


魔王さんが声を発すると、私からパッと視線が外れる。皆一様に魔王さんの言葉に耳を傾けていた。

すると、私に敵意を向けていた少年が手を挙げて意見する。


「魔王サマ。お言葉ですが、実力の知れないヤツをいきなり仲間に引き入れるとは、どういう了見でしょう。納得しかねます」


少年は不服な表情を隠すどころか、前面に押し出していた。声も苛立ちを滲ませて、イスに座る姿勢も悪い。

敬語ではあるが、この態度は構わないのだろうか。疑問に思って周囲に目を向けるけれど、特に何の反応も無かった。

が、次の瞬間、低い男性の声が響いた。


「それならばお前が実力を測ったらどうだ、ラドヴァン」

「えっ」


ガハハ、と意識が逸れていた時に聞こえた楽しげな言葉に、私は咄嗟に驚きの声を上げる。その言葉を発したのは、バッファローのような大男だった。

嘘だろ?こいつと戦えって事?

目つきの悪い少年と視線がぶつかり合い、私は顔が引きつった。

勝てる?勝てるかなぁ……?

はあ、と私の横で魔王さんがため息を吐く。目線を横に移して様子を伺うと、どうやら呆れているらしかった。

それぞれの関係性がまだよく分からない。


「それで、彼女は誰の下に配属なさるおつもりですか?」


この顔ぶれの中では顔見知りの部類に入る眼鏡の男が、軌道修正をするように魔王さんに問いかける。すると、魔王さんは事前に私に説明をしていた内容を話し出した。


「俺の側につける。暫定だがな」


それの何が意外だったのか、あれだけ静かだった室内がざわついた。

私まで釣られて驚いてしまう。戸惑いながら魔王さんに視線を送るが、魔王さんは私を見る事なく話を続ける。


「エイマーズ。役割は異なるが、立場としてはお前と同じだ」

「待ってください。つまり、彼女を護衛にするという事ですか?ご存知でしょうが、先代の魔王は……」

「異論は受け付けない」

「ですが……っ」


エイマーズと呼ばれた眼鏡の男と、魔王さんが言い争っている。

自分の事が話し合われているのだが、私がここに居るのは場違いな気がしてくる。つまり、意味が分からない。

かろうじて理解できたのは、魔王さんの側につくという事は、エイマーズという男の同僚になるのと同義らしい。


そんなに反発される事なら私は別にいいんだけどな。居たたまれなくてそう思う。

魔王さんからしてみれば、勇者を目の届くところに置いておきたいのだろうけど、それを説明するわけにはいかない。

しかし、魔王の護衛が重要な立ち位置だというのなら、周囲は理由も無しに納得できる筈が無いだろう。


「ねぇ、エイマーズ。魔王様は『暫定』だと言っていたのだから、少し様子を見たらどう?」


静観していたお姉さんが穏やかな笑みを浮かべてそう言うと、言い合いが途切れてそのお姉さんに視線が集まる。

場違いにも思える落ち着いた声。人によっては呑気だと思うかも知れない。この状況を楽しんでいるかのように声を弾ませる。


「護衛見習いってところかしら?私はいいと思うわよ。たぶん、実力もあるんじゃない?魔王様が選んだのだから」


お姉さんから意味深な目が私に向けられて、困惑しながら見返した。蛇に睨まれた蛙の気分だ。

私が目を離せずにいると、エイマーズさんが諦めたように言う。


「……分かりました。一時的に認めましょう。魔王様には何かお考えがあるのですね?」


魔王さんとエイマーズさんが視線を交わす。すぐに逸らされたが、この場はどうやら収まったようだ。


「他に異論は無いか」

「エイマーズが認めたのなら反論する理由も無いだろう」


バッファローのような男が明るく言う。その言葉に、周りはそれぞれ肯定の意を示した。

どうやらエイマーズさんの地位は、この中でも高いらしい。そのエイマーズさんと同僚になる……?

これで本当にいいのだろうか。しかし、私が肯定ムードを壊すと、一気に荒れそうなので黙っていた。

私の知らぬ間に何かが決定している。これからどうなるのか、もはや想像もつかない。


「無いのならこれで終いだ。エイマーズ、アキラ、ついて来い」

「はい」

「あ、はっ、はい」


エイマーズさんの後に続いて、慌てて返事をする。

魔王さんは扉の方へ向かい、その左斜め横にエイマーズさんがついたので、私は反対側について追いかけた。

部屋を出て同じような内装の廊下を歩く。その間は無言で、少し空気が重かった。


「どのような経緯でこうなったのですか?」


執務室のような部屋に着いてすぐ、エイマーズさんが核心を突く。魔王さんはソファに腰掛けて、ひと息着いてから返事をした。


「理由は言えないが、こいつは俺の監視下に置きたい。カザヴィネで暴走していたのはお前も知っているだろう」

「それは存じておりますが、そこまでする必要性は感じません」

「利用価値はある」

「つまり彼女を庇護すると……?」

「いいや。ここで生き延びられないのなら用は無い」

「……分かりました。そういう事でしたら一先ずは従いましょう」

「不穏な動きを見せればすぐに俺に知らせろ。任せたぞ」

「はい」


それ、本人を前にして話す?

内容は既に知っているが、除け者にされながら聞いていると余計に恐怖を感じる。私は何をさせられるのだろう。

他にもいくつか言葉を交わしてから、エイマーズさんが私の方に向き直る。


「名前はアキラ、で良いのですか?」

「はい、アキラです。そちらはエイマーズさん……でいいですか?」

「ええ、構いません。早速ですが、貴方の身の回りの世話をする者を紹介しますので着いて来てください」

「世話?」


私の小さな疑問は聞き流され、エイマーズさんはさっさと歩いて行く。私は魔王さんにお辞儀をしてから、駆け足で追いかけた。

エイマーズさんの斜め後ろについて廊下を歩いている間に、時間を惜しむように早口な説明がなされる。


「貴方の世話をする、とは言いましたが貴方の下につくという意味ではありません。彼ら彼女らの一族は代々この城の管理を魔王様に任されてきた、魔王様の直属の配下です。それだけは念頭に置いてください」

「は、はい」

「それと、この辺りは貴方がこれから多く利用する事になるエリアですので、道順は覚えるようにしてください」

「えっ、あ、はい」


私の脳裏に『方向音痴』という単語が浮かぶが、有無を言わさね雰囲気に圧されてつい頷いてしまった。頑張って覚えるしかない。


「今日はこの件が終われば自由にしていただいて構いません。明日は午前中に先程の部屋に顔を出してください。用件については魔王様がお伝えするそうです」

「はい」

「少し待っていてください」


そこには小さな窓口のような造りをした場所があり、エイマーズさんはカウンターの上に置かれたベルを鳴らす。すると、間も無くメイドの格好をした女性が姿を現わした。


「こちらにセレスタイトはいらっしゃいますか?」

「ええ。只今、呼んで参ります」


抑揚の無い声を発した後、メイドの女性は再び奥に姿を消していく。

不思議な雰囲気にどんな人が出て来るのかと緊張していると、バタバタと慌ただしい音を立てながら側にあったドアが開け放たれる。そこから登場したのは、分厚い丸眼鏡をかけたおさげの女の子だった。


予想外の人物に目を丸くする。もう少し厳かな雰囲気の人を想像していたのだ。

女の子は急いで来たのか息を荒げていて、乱れたメイド服のロングスカートを整える。そして私たちを目視すると、慌ててこちらに向かって歩いて来た。

普通の少女のようにも見えるが、頭には上に向かって伸びる黒い角が生えており、彼女が人間でない事を表している。私にはそれがちぐはぐに思えた。

近くまでやって来るとピタリと足を止め、元気な挨拶を始める。


「はじめまして!セレスタイト・クリスタルと申します!お気軽にセレスとお呼びください!どうぞ、よろしくお願いいたしますっ!」

「こっ、こちらこそ、よろしくお願いします。アキラです」


彼女の勢いに気圧されて、条件反射のように挨拶を返す。そして、晴れやかな笑顔を向けられた。

クリスタルとは苗字なのだろうか。エイマーズさんは『一族』という言葉を口にしていたし、彼女らは特殊な立場の人なのだと思う。


「ではセレスタイト、後はお任せしても?」

「はい、お任せください!」


エイマーズさんは軽く断ってから、私とメイドの女の子を置いてその場を離れて行った。

私はその背を見送って、ふたりきりとなった女の子と改めて顔を合わせる。セレスちゃん、でいいのだろうか。

ぴんと姿勢を正して、セレスちゃんが少したどたどしく私に話しかける。


「ええっと、そうですね。まずはわたしの役割からお話しますね」

「あっ、はい、どうぞ」

「わたしはお食事の配給、お部屋のお掃除を任されています。他にも必要な物があれば、それに応じたりもしますね。何かご質問はありますか?」

「今のところ大丈夫です」

「それでは、アキラさんのお食事の頻度や量、内容に希望があればお聞きしたいのですが、よろしいですか?」


セレスちゃんは慌てた動作でメイド服のスカートに手を伸ばし、腰の辺りのポケットから、手のひらサイズの手帳とペンを取り出した。


「食事は朝昼晩、3回あると有り難いです。量は……普通の胃袋の5、6個くらい?」

「じゃあ、今日の晩ご飯にいっぱい持って行きますので、その時に足りるかどうか教えてくださいね」

「ありがとうございます」


食費の心配とかしなくて大丈夫だろうか。魔王さんが驚くくらいだから、私はきっと尋常じゃない量を食べる筈だ。

こうしていくつか説明を受けたり質問に受け答えした後、私の部屋まで送ってもらい、その日は終わった。



***



次の日、私は魔王さんの元へ向かう途中に遭遇した少年と、喧嘩をおっぱじめていた。


始まりは私が城内で目的地に辿り着けずにいた事だった。セレスちゃんに道案内を頼もうかとも思ったのだが、頼む暇も無いくらいに忙しなく働いていたのだ。邪魔はできない。

頭に丸眼鏡を乗っけながら、もうひとつ眼鏡をしていたのは何だったのだろう。魔界独自のファッション?流行ってるのかな。


城内を適当に歩いていると、あの少年と鉢合わせをした。少年は私を目にした途端、嫌悪感をあらわにする。

少年の肌には薄緑の鱗のような物が所々に散りばめられており、後ろに向かって伸びる白い象牙のような角と、トカゲの尻尾があった。

見た目だけで判断すれば、年齢は私とそう変わらない。この少年はどういう種族に当たるのだろう。やっぱりトカゲ?でもトカゲって角とかあったっけ?


「人間クセェ」


少年の発した言葉に心臓が跳ねた。呑気に相手の種族について考えていた私の目を覚まさせる。

そうだ。彼の言う通り、私は人間。でも、それは絶対に知られてはいけない。

気を引き締め、少年を睨み返した。


「人間じゃない。獣人」

「どっちにしろ、劣等種の血しか持ち合わせてねーオマエに価値なんかねェよ」

「劣等種……?」


それはどういう意味だ?彼は敵対する人間だけでなく、獣人まで邪険にしているのだろうか。

しかし、私の疑問は硬い物が割れていく音にかき消された。その音の正体はすぐに分かった。

バキバキ———と音を立てていたのは、みるみる内に巨大化し、変形する少年の左腕だ。疎らに散りばめられていた薄緑の鱗が、腕全体を覆い隠して深緑に変化していく。左腕は胴体とは不釣り合いな程に質量を増し、指先には骨にも見える立派な爪が生えていた。

トカゲの手をそのまま大きくしたみたいだ。だがこうなってくると、トカゲを通り越して恐竜の手にも思える。


何だこれ。

どういう事?

そのゴツイ腕は何だ?


非現実的な出来事を目の当たりにして、私は愕然とした。声は出なかったが、頭の中は自分でも驚く程に言葉で溢れている。


「なァ、試してみようぜ」

「たっ、試す?」

「オレの言葉が正しいか」


ぐわっと異形の手のひらが眼前に迫る。視界が黒く塗り潰されたかと思うと、私は後方に吹っ飛ばされていた。

自分の身に何が起こったのか理解でないままに、硬い石の床に体を打ち付けながら転がる。なんとか受け身を取るが、反応が遅れてしまった。

視界が定まって早々に、私の方へ向かってくる靴が見えた。咄嗟に体を起こし、後ろに飛び退く。


「お前っ……はぁ!?いきなり何すんだよ!」


私は突然の出来事に動揺し、事の発端である少年に向かって叫ぶ。が、少年は一切の聞く耳を持たなかった。まだ終わらせる気は無いらしい。

初手で手加減はされていたのだろうが、堅固が無ければ今ので確実に打撲か捻挫はしていた。私を殺す気か。

次の攻撃に備えながらも、私は未だに混乱している。何せ人型を相手にするのはこれが初めてだ。しかも、心の準備も何も無い。


私の頭程ある大きな拳が飛んで来る。腕をクロスさせて攻撃を受け止めるが、威力に耐え切れずに後ろに押し出された。

足でしっかり踏ん張っていた筈なのに、簡単にその場を動かされた事実に驚く。しかし、そんな事に気を取られている隙すら与えられず、2撃目、3撃目と続く。


「ぐッ……!」


ひとつひとつの拳が重かった。まるで、巨大な鉄球をぶつけられているかのよう。その度に靴底を床に擦り付けて、腕が痺れながらも必死に耐えた。


認めたくはないが、私はこいつに純粋な力で押し負けている。今までの一連の出来事から、それを理解するには十分だった。

私には怪力しか無いというのに、それすら負けてしまったら、どう戦えば良いのだろう。絶望的としか思えない。

遂にバランスを崩して、後ろによろめいた。すると、攻撃が止んで目の前の少年が蔑むように笑う。


「獣人ってのは肉弾戦が得意なんじゃなかったのか?せっかくオマエに合わせてやってんのに、この程度かよ」

「な……っ」


不意打ちの攻撃を仕掛け、一方的に殴っておいてこの態度である。あいつは私を挑発していた。そして、私は喧嘩っぱやかった。

現状、私は確かに負けている。しかし、それでもだ。こいつに負けを認めるとか、絶対、死んでもしたくねぇ。今、そう思った。

私の目は闘志に燃えた。


「何が合わせた、だ!!その腕は明らかにフェアじゃないだろうが!」


私と造りからして違う左腕を指差して叫ぶ。指を動かす小さな動作だけで、ギチギチと敷き詰められた鱗が軋んでいた。

あいつは私の言葉に対して、ニヤリと馬鹿にした笑みを返す。そして、吐き捨てるように言った。


「ハッ!負け惜しみかよ、ダッセェ。つーかこれはテメェと同じ素の力だぜ?何がちげェってんだよ」

「大きさ!硬さ!形状!何もかもが別物だわ!!目ん玉腐ってんだろ!見た目からしてもう鎧まとって武装してんじゃねぇか!」

「もともと手加減してやってんのに、更に手加減しろってのか?なっさけねェなァ!文句あんなら一撃でも食らわせてみろや、ザコが!」

「やってやるわゴラァ!!」


売り言葉に買い言葉。完全に頭に血が上った私は、なりふり構わず拳を握って、少年の顔面めがけて撃ち込んだ。

拳が疾風を巻き起こしながら、鋼のような鱗と衝突する。私の渾身の一撃は、反則だとしか思えない恐竜の左手に受け止められていた。

勝負はこれからと、怪力の加護を更に強める。今までしてきた物とは比にならない強化を行い、全身に力を行き渡らせた。


力を込めた拳がぶるぶると震える。対照的に、それを受け止める手はビクともしない。

足元の床に亀裂が走り、つま先の辺りから抉れていく。今は周りを気にかける余裕も無く、とにかく勝つ事だけを考えていた。

酷使されている筋肉は悲鳴を上げ、今はそれどころじゃないというのに、堅固の加護も同時に強めなければ立っていられなかった。

私の武器が鉄パイプなら、やつの武器は巨大ハンマーだ。次元からして違う。それが、悔しい。


「唯一の特技がこの程度じゃ、オマエの実力もたかが知れてんなァ」


歯をくいしばる私を前に、少年が不敵に笑った。


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