02_05:デイリースパイラル

02_05_00:デイリースパイラル

 デイリースパイラル。螺旋の力を感じますね。


 ですが彼の人が言ったとおり、螺旋は日々の積み重ねです。


 このフェイズで行うべきは計画で決めた予定に対して、『今日どこまでやるか』を決めることです。


 前段でも言いましたが、予定とはすなわち締切。


 モノカキに限らず、創作を担うものは須らく締め切りを満たすように動くべきです。

 それにもし遅れが出たら対応を取らねばなりません。


 毎日連載の場合のそれは  となります。

 かなり苦渋を強いる状況ですね。毎日連載は有用な方法なので中々悲しい事態です。



 そうしないためにも、今日は『どこまでやる』という心持ちは持つべきです。

 できなかった場合のリスケジュールをするためにも、認識をする作業は必須となります。



 デイリースパイラルで行う作業は以下の4点です。


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  1.シーンバックログの進捗を確認する。

  2.当日作業を確認する。

  3.問題があれば起票する。

  4.作業を開始する。

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 大まかにこの4点となります。


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【1.シーンバックログの進捗を確認する】

 現在取り組んでいるタスクの進捗です。

 この工程は人それぞれですが……。

 私の場合は以前説明したように『未着手→あらすじ→脚本化→肉書き→推敲→機械推敲→脱稿』の流れをくみます。


 それぞれご自身が抱えている作業が、今どのフェイズにいるのかを明確に意識してください。



【2.当日作業を確認する】

 今日やるべき、また終わらせるべき範囲を確認します。

 あらすじを書き上げる、脚本を終わらせるなどです。


 これも人それぞれの実質作業の前段階なので、それぞれご自身でうまく調整してください。



【3.問題があれば起票する】

 一番の要点です。


 いまタスクとして抱えている仕事や、予見される障害などを予め文書化します。

 形として残すことで問題意識を明確に処理することが可能です。


 もし『覚えてるから大丈夫』などと思うなら、即座に考えを改めてください!

 世間ではそんな些細な事が出来ず、燃え上がるお仕事がゴマンとあるのです……。


 課題管理に必要なのは以下のとおりです。

  ・いつ発生したか。

  ・その内容は何か。

  ・解決の目処はいつまでに立てるつもりか。

  ・現在解決しているか。

  ・解決内容は何か。

  ・解決した日はいつか。


 更に以前説明したカテゴリ分けなども導入すれば、なども回収できると思います。



【4.作業を開始する】

 さあ、今日の仕事がわかりました。

 張り切っていきましょう!


 この時『やるぞー!』などと元気よく声を出すことをオススメします。


 4日ほど続ければ、自然と体が執筆モードに移行してくれるスイッチになりますよ。



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以上、日々の活動となります。


ではすべての執筆を終えたらどうするべきでしょうか?

それがスパイラルレビューです。

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