レッサーパンダって実は…本家本元

 レッサー、それは下級とか劣化、劣等、劣悪と思われている日本人は多いのかも。

 とはいえ、日本語の言葉には最初から優劣や悪口といった意味合いで使われている言葉は実は…無いか少ない、限られていたのではないかと思ったり。元々の意味が悪くされているモノって、実は…後付けが大半かなと。


 レッサーパンダを日本語で意訳すると、大体の日本人は、劣化パンダ、下級パンダと思ってしまったりするのでは? もしくは、模造パンダ、パンダの代替種かな?


 悪という字も、元々は強いという意味の方が最初にあって、後付けで強いから悪。悪は強い。( )が強いものは悪い。となったそうです。


 ( )のなかは、権力だったり、腕力だったり、口だったり。強いから、弱い方からすると、悪いと映っているのかも。


 後付けで付けられる意味が、本流を上回る濁流になってまぜこぜで本来の意味とは違うのに、捉え方は間違った方が主流とされることも多いのかも。

 物事の意味は、流されやすい方に流れるようです。


 とはいえ、レッサーとグレーター/グレートは、日本語で考えた際、優劣や上中下の等級で考えると、何かおかしい? と思ってしまったわけで、個人としてよくよく検討してみると、違うかなと思うことも。


 そもそも、レッサーの字が元々使われているものは少なかった。

 分かりやすいのは、レッサーパンダ。でも、対となるだろうジャイアントパンダとは実は…全く別種の生き物だと言う話らしい。

 そもそも、パンダと言えば、当初はレッサーパンダの方が本家本元のパンダで、後から見つかったジャイアントパンダが希少性で有名になりすぎて、後からレッサーが付けられたのが今のレッサーパンダという話だそうです。


 そう考えると、なぜジャイアントパンダがグレーターパンダとか、グレートパンダに成らなかったのかは、不思議ですね。

 その辺は、学名を命名した人が原産国の中国語の熊猫パンダを意訳した際の勘違いからかなと。


 なので、レッサーって言葉の意味は、本来は日本語での優劣の劣や、上下の下を指す言葉ではなかった可能性がある。


 いうなれば、新旧の旧、新古の古、大小の小。大きさの規模や、発見時間の前後を指している言葉ととらえると、よく分かりやすいかも。


 なので、日本語でのレッサーの使い方は、割りといい加減な使い方がされているのかも?


 ゲームなどで、レッサーデーモンと表示されると、弱かったり、見かけ倒しな敵と見るのは違うかなと思うことも。

 小柄な、小型の、ととらえるべきかも。


 グレーターデーモンが強大と思うのも違うのかも。

 大柄な、大型の、とらえるべきかも。


 大きければ強い、恐い、という先入観が、優劣の等級を指す言葉として使ってしまっているのかも。



 進化するから、成長するから、といった意味合いで使うのとは別物かもしれない。

 旧式は更新され、小から大への入れ替わり。


 レッサーやグレーターという言葉は、ものの優劣や上下の関係性とは別と考えるとしっくりくるかなと。

 大きさの大小、規模の大小と考えて使うべきかな。


 大規模だからこそ出来る大量生産。

 小規模だからこそ出来る臨機応変。


 大道具だからこそ出来る見映え。

  観るものを圧倒する情景。

 小道具だからこそ出来る見栄え。

  見るものを圧倒する造詣。



 とまぁ、こんな疑問を持つことも、馬鹿といわれる所以なのかも。


 知ったかぶりしてモノの優劣を決めたがるのは、自分に自信がないからなのかもしれません。


 私は? 自信無いので、レッサーな方ですかね。小者だからこその臨機応変で色々乗り切らないと。


 大物とされる様々は、その大きさで小さなモノの有無を押しつぶし、薙ぎ払えないと進めないのかもしれませんね。


 どちらがいいのかは、実に様々です。大きなモノほど、問題が大きく見える。

 小さければ、瑕疵には気付きづらかったり。


 良し悪し以前に、気がついてこそなのかもしれませんね。



 何事にも、優劣は付けづらく。それを決めることが出来るのは、過去に、歴史になってから、関係性が薄れてから、しがらみの少ない第三者な考察者になるのかも。

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