恋とかできるわけがない あとがき

オタク同人絵師と家出JCとのヘタレ恋愛を描いてきたこの、『恋とかできるわけがない』も、とうとうエンドマークが付いてしまいました。

このお話は、2012年頃に別のSNSで連載していたものですが、今回のカクヨム掲載に合わせて推敲し、主人公のエロ妄想も150%ほど強化して書いていきましたw

お話し的には、プロットも事前に固めていたので、かなりノリよく書けましたが、ヒロインの栞里ちゃんの内面が、相当に悲惨だったので、終盤はちょっと重くなりすぎたかなぁと、反省してみたり、、、

それでも、同人イベントやオタクの事は、自分がその辺の趣味にどっぷりハマっているだけに、書いてて楽しく、途中から感情移入もできてきて、お話しが終わってしまうのは、自分的にはかなり寂しいものがあります。


オタクに限らず男性って、ヴァージンが好きじゃないですか(笑)。

だれにも染められてない、まっさらなキャンパス。

『そこに自分の絵を描きたい』という、ヘンな妄想持ってますよね。


というか、すでに何人もの男を経験して、他の色に染まってる女性に対して、比較される勇気がないというか、自分に自信がないというか、、、 そういう男性が世の中には多い気がします(特にヲタクな人たち)。

これだけ時代が変わって、女性の性も開放されてるというのに、そういう『処女崇拝』は、いまだに強い。

『どんなにモテる美人でも、取り柄がなくてつまんない主人公だけを一途に想う処女』っていう鉄板設定が、少年漫画のヒロインでは今だにありますが、それは多くの男性の『処女願望』の現れなんだと思います。


なので、今回のお話しではそういうタブーというか、ノットヴァージンの女の子をヒロインにして、それに真っ正面から向かい合う男の子(ただしキモオタ)を描いてみたかったという動機もあります。

まあ、あまりリアルに描き過ぎると、夢も希望もないお話しになってしまいそうだったので(笑)、ファンタジーも交えたり、、、


なんだかグダグダと書いてしまいましたが、今回ヨシキや麗奈ちゃんの存在が、ちょっと中途半端に終わってしまったのは、実は続編を書く予定にしてるからです(笑)。

次回の主人公は、お話しの途中に出てきた、コスプレイヤーの美月梗夜ちゃん。

今まで読まれてた方は、『ちょっとだけ顔出して意味なしキャラだな~』って思ってたでしょうけど(ってか、忘れてた?)、それは続編の顔見せ紹介だったりしているわけです。


続編では、コスプレイヤーさんとカメコさんを中心にしたお話しになりますが、どうぞお楽しみにv


これまでお読み頂き、ありがとうございました。

レビューやコメントも頂く事ができ、とっても嬉しく光栄で、執筆に励みもでました。

これからも誰得かわからないお話しばかり書いていくと思いますが、どうぞご覧下さい。

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