第14話『策士達の裏切り狂想曲』




 エストバキア王国 遠征騎士団 魔族討伐部隊 野営地


 宰相専用に設えられたテント。その中で旧友同士が硬い握手を交わし、再会を喜んだ。


 

「久しいなグエム!」

「おぉ! 盟友スペッサルトよ! 来てくれたか!」



 スペッサルトは大戦を潜り抜けた竜騎士であり、宰相グエムが呼んでいた助っ人だ。

 エストバキアの竜騎兵だけでは数に不安がある。グエムは内通者が齎された情報が罠であることも考慮し、魔族の竜騎兵を遥かに越える数を、盟友スペッサルトに集めさせたのだ。


「グエム、俺とお前の仲じゃないか。それに平和ボケしたこの世で、魔族に一泡吹かせよういう壮大な祭りだぞ。他国の騎士や貴族を出し抜ける機会を、逃すわけにはいかん!」

「ハハハッ! それもそうか。嗜好品で国家の優劣を競う中で、わざわざ魔王の首を狙う国は、我々を置いて他におるまいからな」



 魔都を攻めてはならない。


 それは列強国が小国に敷いた、暗黙の了解だった。



 先の大戦末期。戦況悪化に伴い、魔族を束ねていた皇帝は身の安全のため、魔界に撤収した。そのため連合軍は、魔都に侵攻する理由を失ってしまう。


 このまま魔都に侵攻しても、討ち取る敵はもういない。

 そこに居るのは、魔界への門を守る最強の軍勢だけという状態になった。


 仮に魔都に侵攻すれば、血で血を洗う戦いが待ち構えており、いたずらに犠牲を出すだけである。


 この目に見える貧乏くじに、手を出す国はいなかった。


 そして新連合軍としても、国という枠組みを越えて一致団結できる明確な敵を、ここで失うわけにはいかなかった。


 旧連合軍の一員であり、大戦を共に潜り抜けた協力者――亜人。


 その亜人を隷属化させるという懸案事項が存在しており、新連合軍としては早急に事を進めたかったのである。そのため列強国は魔都侵攻を棚上げし、魔族に勝利したという事実を誇張して、一方的な勝利宣言を掲げたのだ。


 そしていつしか、『魔都に侵攻してはならない』という暗黙の了解が生まれ、エストバキアなどの魔都に近い国が、魔族を閉じ込める防衛網を引くに留まった。



 スペッサルトは列強国に楯突くことを懸念し、その件をグエムに尋ねた。


「だがグエム、いいのか? エストバキアの独断で魔都に攻め込む事を、ベルカを始めとする強国の連中が許すはずがない。お前のことだ。なにか予防策を敷いているのだろうが……」


「無論、案ずる必要はない。スペッサルト、考えてみろ。魔王が死ねば、魔界の連中も重い腰を上げなければならない。皇帝の帰還――そうなれば、嗜好品を作ることに精を出していた国々は、戦々恐々で慌てふためく。

 今あるこの平和は、終わりを告げるのだ。

 実際に戦争が起きようが起きまいが、そんなことは関係ない。魔族が不穏な動きをしたという事が、もっとも重要なのだからな。

 魔都に近い近隣諸国は、大戦を想定した急激な軍備増強へと、舵を切らなければならなくなる」


「まさか今回の策は、すべて強国連中からの指示なのか!」


 グエムはニヤリと笑い、「その通りだ」と頷いた。


「今回の魔都襲撃と魔王暗殺は、彼らに信頼と忠誠心を見せるための儀式のようなものだ。――いや、通過儀礼と言うべきかな」


「なるほど……読めたぞ。戦後勃発した産業戦争。それにベルカを始めとする強国の連中は、きっかけを作り出しただけ産業戦争そのものには深く関わろうとしなかった。それどころか彼らは、水面下で鍛冶屋を買収し、お払い箱になった他国の騎士を取り込み、軍備を拡張させていった。俺でさえ彼らの政策は、時代に逆行していると感じるほどだ」


「各国の連中も、そんな強国連中を嘲笑っていたな。小国にすら劣る嗜好品しかを作れず、過去の栄光にしがみつく愚か者。未だ、魔族の陰に怯える腰抜け――と」


「真の愚か者は、大国の姿勢を嘲笑い、産業戦争に現を抜かしていた連中ということだ。次期、その代償を支払うだろうよ」


「軍備を増強させたくても、嗜好品にかまけていた国は途方に暮れるわけか。なにせ、軍事関連は強国の独占状態。高額な貸し付けでも文句は言えまい。魔族の皇帝が帰還すればなおさらだ。みんなこぞって強国に泣きつく姿が、容易に見て取れるわい」


「この作戦の成功の暁には、俺はベルカの後ろ盾が得られる。そして、下半身でしか物事を考えない下劣な王を失脚させ、エストバキアは晴れて、我々のものとなるのだ」


「うむ。これでやっと……あの時の雪辱を晴らせる」


「先の大戦のリベンジだな」


「ああそうだ。あの時から片時も忘れた事などない。本当なら我々が魔族の竜騎兵を斃し、竜騎士として、貴族として華々しい称賛を受けるはずだった。

 それがどうだ?

 超空の神兵とかいう奴らが現れ、魔族の竜騎士を瞬く間に墜としていった。余所者が横から現れて、俺の獲物と名誉をかっさらって行ったのだ!

 なにが神兵だ! 亜人に加担し! 人類に背いた逆賊め! 奴らのせいで俺は名を上げられず、我が誇り高きスペッサルト家は没落した。今日こそ! あの時の汚名を晴らすのだ!」


「相手は魔都を守る精鋭中の精鋭。あの時よりも過酷な戦いになるぞ」


「過酷だと? フンッ! 今までの屈辱に満ちた人生に比べれば、そんなもの生ぬるい! 魔族の竜騎兵との戦いは俺の悲願。魔族の竜騎士――それも、首都を守る精鋭の竜騎士と戦えるとは、大いに望むところだ。必ずや手柄を上げ、凋落した我がスペッサルト家を、栄光という陽の元に晒すのだ! 二度と落ちることのない、太陽の元にな!」


「二度と落ちることのない太陽、か。まるで詩人だな」


 グエムの皮肉に、スペッサルトは笑いながら堂々と胸を張り、反論する。


「文武両道と言ってもらいたいものだな!」


 グエムは、幼い頃から変わらない友人に微笑みながら、頼んでいた要件はどうなかったかを尋ねた。


「それでスペッサルト。どのくらいの数が集まったのだ?」


「お前に言われた通り、とくかく数を優先して集めた。ドラゴンと竜騎士合わせて400、かなりの数にはなった。しかし、実際まともに戦えるのは少なく、傭兵連中に限っては忠誠心が最悪ときている。空戦で魔族に対抗できるのは、俺と俺の部下、そしてお前のところのエストバキアの竜騎兵だけだ。傭兵連中は当てにせんでほしい」


「ドラゴンに慣れていない新兵と、ならず者の傭兵か。新兵は実戦慣れしておらず、いざという時の動きが鈍い。傭兵は土壇場で裏切る危険性があるな……」


 グエムは顎鬚を擦りながら考えこむ。

 その仕草にスペッサルトは、ある不安を抱いた。


「まさかここに来て『そいつらは使わん』とか言わんでくれよ。うちの若い新入りはまだしも、傭兵には高い前払をしてあるんだ」


「それに関しては問題ない。ようは魔族の竜騎兵よりも数で上回っていればいいのだ。開幕で魔族の戦意を削ぎ、空挺部隊から目を逸らさせるための陽動部隊として機能できれば、さしずめ問題はない。

 恫喝は邂逅時に決まる。

 虚勢であれなんであれ、最初に出鼻を挫かせ、相手を臆させた者にこそ勝利の女神は微笑む。だからこそ開幕の一瞬に、すべてを賭けるのだ」


「心の折れる音は、死神がよく好む。戦の基本だな。それでグエム、魔都に攻め込む空挺部隊の指揮――いや、貧乏くじを引いてもらうのは……例の小僧か?」


「ギルバルドほど適任な人材は他にないだろう。血気盛ん。討ち損ねた魔王を殺そうと躍起だよ。まるでお伽噺話に登場する、正義感に満ちた白馬の王子さまだ。もっともその手は、姫の血でどす黒く染まっているが――」


「ギルバルドをけしかけ、姫を殺させたばかりでなく、挙句の果てに魔王と戦わせるとは……」


「ああいう愛国心とプライドの高い男は、本当に扱いやすくて助かるよ。イレーヌを殺させる時も、『エストバキアが魔族との混血児で溢れ返ってもいいのか?』と囁いたら、素直に手を汚してくれた。

――白銀の騎士 ギルバルド。

 少年の憧れであり、多くの少女たちの心を射抜いた彼は、魔王に挑んだ英雄として華々しく、悲哀と共に散るのだ。魔王に殺された王女イレーヌ。その敵を討とうとした英雄として……」


 スペッサルトは、相変わらず平常運転なグエムに「やれやれ」と溜息を漏らす。


「グエム卿。お前も相変わらず人が悪い男よ」


「ん? 人が悪いだと? 汚名を着せて殺さないだけ、感謝してもらいたいものだ。しかも騎士として誇り高く死ねるよう、最高の脚本まで用意してやったのだぞ。この手間暇を考えれば、むしろ感謝して欲しいくらいだ」


「それもそうだな。愛する者の敵を討つため、その身を犠牲にし、魔王を討ち取って死ねる。それは間違いなく騎士として光栄の極み。永遠に語り継がれる偉業には、違いない」




 彼らの手に中で踊らされているギルバルド。それを知る由もない彼は、勇者のテントで跪いていた。




「勇者ダエル。ご希望に沿う、最高の剣をお持ちしました……」


 ギルバルドはダエルの前で膝を突き、エリアスの聖剣に代わるものを差し出す。


 その言葉を信じ切れないダエルは、不機嫌な面持ちで舌打ちし、ギルバルドに詰め寄った。


「チッ、あぁ? 最高だぁ? お前それマジなんだろうな? この前みたいな偽物掴ませたら、ほんとマジ殺すかんな」


 ギルバルドは「断じて嘘ではありません!」と、自信を持って断言する。


「我がエストバキア王家に伝わる秘剣 レーヴァテインです。王女イレーヌに継承されるものを、陛下の御厚情により、勇者へ進呈して頂いたのです。どうぞ、その手にとってお確かめ下さい……」


「うわ! 秘剣とか超うさんくせぇ! だいたいさぁ、最強とか伝説とか言うと、ほんと安物臭くなるよな~。まぁ偽物を掴ませる時に、わざわざ偽物ですとか言わねぇけど」


 ダエルは礼を言うどころか信用出来ないと罵り、ギルバルドから剣を乱暴に奪い取る。そして鞘から剣を抜き、刃の状態を確認する。


「にしてもお上品な剣だな。穢れを知らねぇ無垢な少女ガキみてぇだ。刃は……、ふ~ん。まぁまぁか」


 勇者ダエルは、試しに剣を振動させた。

 甲高い金属音がテントを突き抜け、野営地全体に響き渡る。その共鳴音は、今までのものとはまったく異なるものだった。



――悲鳴。



 まるでその音は、少女の断末魔のような響音。

 だがダエルは嫌悪感を抱くどころか、むしろ興奮した口調でその悲鳴を堪能する。


「ひゃははは! おほ! おほほ?! いいぜいいぜ! コイツは最ッ高だゼ! 綺麗な宝石や装飾をまぶしてあるくせに、共鳴音は女の悲鳴にクリソツじゃねぇかぁ! 気に入った! 最高に気に入った!!」


 一変してゴキゲンになるダエル。彼は近場にあった蝋燭立てを切断。それだけでは破壊衝動は収まらず、台替わりに使用していた木箱や樽と、周囲のものを立て続けに斬り刻んだ。その断面はやはり、鏡面のように平らである。


 その断面を見たギルバルドは、勇者という存在は神の如き力を宿した人外であることを、改めて痛感する。物質をここまで鋭利に切断することは、現在の魔導学を持ってしても不可能だからだ。


 もちろんダエルや他の勇者が使っているのは、ギルバルドと同じ魔法に違いない。だが、その攻撃力やエンチャント能力は、既存のものを遥かに凌駕するものであり、常識を覆すそれは、もはや別物と称しても過言ではないものだった。


 しかもどの技も、他者が一切真似できない高度なものばかりであり、魔導学者が発想すらできないような特殊スキルを、彼らは身につけていたのだ。

 それだけではない。一切の魔導学の知識もない勇者――いや、若者達が自分達の技を改良アレンジし、技を進化させている。それも魔導学を微塵も知らない子供が、それを独学と直感で行えるのだから、末恐ろしいものである。

 様々な学者を尻目に、新しい技を次々に生み出していく様は、意図していないとはいえ、魔導学に励む者達を侮辱する行為だった。


 なにせ学者が何十年も掛けて研究する課題を、わずか数週間でものにし、それを独自に発展させてしまうのだ。まるで質の悪い冗談である。



 なぜ神は、こんな奴らに才能と力を授けたのか。

 魔法の存在しない、異世界から召喚された少年だというのに……



 ギルバルドは理不尽な神の所業に、疑問と怒りを抱く。だがその私情を振り払い、勇者ダエルの御機嫌をとることに専念した。

 魔族を地下迷宮に引きつける演者を、なんとしても、舞台に上がらせる必要があったのだ。


「勇者ダエル。いかがですか? 秘剣レーヴァテインの力は?」


「お前にしては良い仕事したじゃん! 前よりもスパスパ斬れるぜ! コレなら奴とも対等に戦える! 斬りてぇ斬りてぇ! ちょー斬りてぇ!!!」


 勇者ダエルはテントの外に出ると、出撃するため仲間に招集をかけ始める。剣を手にはしゃぐダエルの姿は、まるで新しいおもちゃを買った子供そのものだ。勇者の周りに仲間が集まり始め、剣を話題に盛り上がり始める。


 急いでテントから飛び出したギルバルド。そんな彼が慌てた表情で、勇者出撃に待ったをかける。


「勇者ダエル! どうかお待ち下さい、出撃にはまだ早すぎます! 出撃は闇夜に乗じて行われると申したはず! そもそもまだ、本国から増援が到着していません!」


「あぁアレか。いらねぇよそんなの。どうせ雑魚の後方支援だろ。つーかなんで雑魚を活躍させるために、俺らが露払いしなきゃいけねぇんだよ。ちょーメンドクセ~」


「それは勇者を危険に晒さないためです! 勇者一行には遊撃部隊として存分に暴れて頂き、もっとも危険な事後処理を、我々騎士団が請け負うからに他なりません!」


 自分の力を過小評価された。

 そう感じたダエルは、ギルバルドに聞こえるよう派手な舌打ちをする。


「あのさぁ、舐めんじゃねぇよ。俺たちさぁ、勇者なんだよ勇者。ようはダークエルフの砦を攻め落とせばいいんだろ? なら、雑魚がする仕事もついでだから、俺たち勇者がぜ~んぶやって来てやんよ。だからテメェら騎士団は、ここで良い子にお留守番してな」


「で、ですが! いくら勇者とはいえ、貴方達だけで砦を落とすのは危険すぎます! とくに魔都を守る最後の砦、タルヌングフェーニクスの守りは強固であり、容易には突破できません」


 勇者ダエルは、ギルバルドの必死な説得を鼻で笑った。そして見下した口ぶりで、ギルバルドの存在を卑下し、雑魚という言葉を強調して挑発する。


「そりゃさぁ、お前たちが砦一つ落とせない、弱々の雑魚集団だからだろ。雑魚から見りゃ難攻不落かもしんねぇけど、俺達から見りゃあんなもんペーパークラフトの砦なんだよ。わかる? それも、しょんべんブッかけただけで破れちまう、超~ごく薄のな。

 グエムから貰ったトラップ回避用の地図あんだし、この戦い楽勝っしょ。まー雑魚には無理な仕事だから、俺達勇者直々に仕事してきてやるよ。お・ま・え の分までな。

 だいたいやること単純じゃん! ダークエルフの砦ぶっ潰して、魔都に居る魔王の首持ってくればいいんだろ? ちょろいちょろい、そんなの子供のお使い並に簡単な仕事じゃん。

 そもそも勇者っていうのはな、魔王を殺すためにいんの。ギルバルドちゃんはお利口ちゃんだから、お伽噺話の本読んだことないでちゅか~? ヒャハハハハハッ!」



(バカにしおってこのクソ楽観主義者が! 神の如き力を手にしているからといって、自惚れるな!! お前らは魔族を引きつけるための捨て駒。せいぜい今のうちに、浮かれているがいい!! お前らは増援が来ないと喚きながら、無様に死ぬのだ!)



 ギルバルドは罵詈雑言吐きかけたい衝動に駆られるが、なんとか笑顔を取り繕い、内にある本心を殺す。そして心にもないセリフ並べ立て、勇者ダエルをこれでもかと称賛した。わざわざ自分から罠に飛び込み、増援は不要と豪語したのだ。ギルバルドにとってこれは、むしろ好都合な展開だった。


「おぉ! さすが史上最強の勇者ダエル! 我々のような非力な騎士とは、器も格も違います! あなたこそエストバキアの希望。どうかその御力で、魔王ガレオンを討ち斃して下さい!!」


 担ぎ上げられたダエルは気を良くし、同じ人間とは思えないほど不気味で、邪悪な笑みを浮かべる。そしてこれから味わうであろう虐殺に、舌鼓をうちながら狂喜の宣誓を叫んだ。


「魔王ガレオンを血祭りにあげ、俺をコケにした魔族の勇者を、この剣でバラバラに解体してやる!!!」


 勇者ダエルはあまりの興奮で涎れを垂らしてしまう。彼はそれを拭いながら、さらにこう捲し立てた。己の本能赴くまま、欲望をその口から垂れ流したのだ。



「クククク……ヒャハハハッ! ヤんヴぇ! 超興奮してきたんですけど!

 皆殺しだよ皆殺し! あのスーツの糞勇者をズタズタに斬り刻んで、その仲間も一人残らずバラバラにブッ殺してやる! そして魔都を超グロいエフィジーと死体で埋め尽くしてやるんだ! さぁ馬を集めろ! 勇者様の出撃だァ!!」


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