15話 体育祭練習〜竜平編〜

10種やるとは言ったものの…

なにからやるかなー

そうだ、こんな時の友達だ〜


『なんだ竜平、なんか用か?』


こんなギャルゲーの親友風に登場した彼は

葉木村 稔也(はぎむら なるや)だ


彼はある意味最強の男だ

テストの点数は全教科平均点

体力テストでも全競技全国平均

それが故にテストも体力テストも受けなくてよくなったという、学生からしたら夢のような男だ


じゃあテストどーすんの?

エラーじゃねぇかよ

と、思った方もいるだろうが

そんな必要は無い

彼の成績は全てこの学校の平均点で決まる

みんながいい成績を取れば、彼の成績もよくなるし、

みんなが悪い成績を取れば彼も、悪くなる


でもなんでこんなやつと俺が友達かというと

こいつは平均を狙って取っていた普通の人は平均を狙ってやっても結局は多少上か下か

というところであろうが、彼は違う

ピンポイントで狙うのでつまりは

1位を狙えば取れるということだ

今までのテストのクラス全体の出来具合と、

配点、今回のテストの難易度を考えて、

平均を取っている

この推理力があるなら普通にやれば余裕で

全国1位取れるだろうに…

ってことで俺は友達になった


俺は稔也に相談した


『成程、世界記録を狙うんだね、

え?10種で全部を?なら晴樹先輩と競走

すればいいじゃん』


なるへそ!確かにそうだ!

まさかこんなに近くに世界記録保持者がいたとは!流石稔也!←新しい人作っちゃったw


俺はさっそく晴樹先輩に頼もうとしたが、

放課後で時間も遅かった?ので帰ってしまったようだ


なので別の方法を考えた(稔也と一緒に)


『じゃあ走り幅跳びの練習で

校舎から校舎まで(200m)←学校広過ぎ

跳べば?』


なに馬鹿な事を言ってんだ、

そんなんとっくにクリアしてるわ

なぜなら、既に走り幅跳びは世界記録を持っているからだ


『じゃあ逆になにを持っていないのかを先に考えた方が早いかもね』


確かにそうだった

持ってないのは…

あ、hyakume-toruだけだったわ

カッコつけてみた


つまりは晴樹先輩に勝てないと無理ってことだな

よし!諦めて練習しなくていいや!

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