15.危機一髪(ききいっぱつ)

危機一髪「危機一発……? いいえ、人違いでは?」



【解説】

 「危機一髪」は『髪の毛1本ほどのごくわずかな差で危機におちいりそうな危ない瀬戸際』を表す言葉。

 例えば「危機一髪で難を逃れた」のような使われ方をします。


 ところが時折、これを「危機」と書いてしまう方がいらっしゃいます。

 パソコンやスマホ等での文字入力が中心となった最近でこそ見かける頻度は減りましたが、一時期は筆記試験などで間違えられるケースが多かったのだとか。


 原因は諸説ありますが、1964年日本公開の映画「007 危機一発」や、パーティーゲームの「黒ひげ危機一発」などの影響ではないかと言われているそうです。


 「危機一髪」さんも、パソコンなどの普及で間違えられることが減って、喜んでいるかもしれませんね。

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