魔法美女がたわわ

京高

天才と魔法美女

 篤田とくた透真とうまは発明家だ。知人の企業の外部開発顧問として日夜、新たな発明品を生み出している。

 御年二十歳にして定職についていて金もある。求めるならば名誉や名声さえもその手にでき、その上さらにイケメンでもあった。

 だが、彼には誰にも知られてはいけない裏の顔があった。


 悪の科学者ドクター・トマとしての顔が!


 天才とあれは紙一重とよく言われているが、要するにその紙一重を越えてあれの側に踏み込んでしまっているのだ。

 彼を知る人々は口をそろえてこう言う、「残念過ぎるイケメン」と。


 そんな彼の目的はただ一つ、宿敵である魔法少女、プリティ・パインにエロいことをする――具体的なビジョンはなく、何となくそう思っているだけ――ことである!


 どうしてそんな目的を抱くことになったかを説明するには彼の不幸な生い立ち並びに魔法少女好きになった経緯などを語らなくていけなくなるので大半は割愛することにして……。

 とりあえず当時の魔法少女が登場する作品にはもれなくお色気シーンが付いて回っていた。そのため透真の中では「魔法少女=エロ」という公式ができ上がってしまっていたのだった。


 とある事故現場でプリティ・パインという本物の魔法少女と出会った彼が悪の科学者として活動を始めるのは――透真の中では――当然のことなのであった。


 それから五年、悪の科学者ドクター・トマは様々な発明品でもって世間を騒がせてきた。しかし、肝心のプリティ・パインにはエロいことをするどころか勝つことすらできずにいた。

 たかが五年、されど五年である。透真が見た目だけはパーフェクツなイケメン男性に仕上がっているように、相対してきた魔法少女の彼女もまた、麗しくも年齢相応に色気のある美女へと成長を遂げていた。


 特に一部の発達がめざましく、たわわでたゆんたゆんな収穫待ったなしの逸品へと進化していたのだ。

 想像してみて欲しい。そんな極上の品が体にフィットした魔法少女のコスチュームに包まれている様を。

 透真の、いや、ドクター・トマの場合はこうなった。


「ぐはっ……!お、おのれ……。少し動くだけでこの私に致命傷を与えてくるとは……!」


 時にふよんふよん、時にバインバインと好き勝手暴れ回るその部分に目は釘付けとなり、思考も乱れてしまってまともに戦いにならなかったのだった。

 そのため対峙して数秒で、


「おーぼーえーてーろーよー……」


 と空の彼方へと吹っ飛ばされるのが最近の常なのであった。


「くっ!何とかしてあの素敵なたわわをこの手にすることはできないものか!?」


 いつもと同じように自室で最低な台詞を口走る透真。

 だが、その日は少しだけいつもと違っていた。度重なる敗北に透真は焦っていたのだ。


 やがてその焦りは彼の身と心を侵食していく。

 そう、彼は堕ちてしまったのだ、ダークサイドへと……。

 そして悪の科学者ドクター・トマは禁断の扉を開けてしまうことになる。




 内深うちみ乙葉おつはは女子大生だ。成績優秀者の常連である才媛の上に、学内の極秘ミスコンテストで一番になるほどの美貌の持ち主でもある。

 何よりも彼女の見事な柔らか山脈は、老若男女を問わず、すれ違った人の十人中十人が振り返るだろうと噂されるほどだった。

 だが、彼女にもまた誰にも知られてはいけない裏の顔があった。


 魔法美女、プリティ・パインとしての顔が!


 乙葉の出身はこの世界とはほんの少し異なる、魔法の存在する異世界にある。

 上流階級に所属する彼女は知識と見分を広げるために、こちらの世界へと留学してきていた。つまり、本物の魔法少女だったのである。


 とある事故現場を無視できずに救出の手伝いをし、その姿を透真に見られてしまったのが運の尽き。後日ドクター・トマと名乗る怪しい人物から一方的に宿敵を宣言されてしまったのだった。

 できるなら関わりたくないというのが乙葉の本音なのだが、無視したことで別の人に迷惑になるのも後味が悪いため、ずるずると彼に付き合い続けていた。

 そしてその五年間で少女はたわわな凶器を兼ね備えた美女へと姿を変えていたのだった。


 そして本日もまた、ドクター・トマから渡された『事件予告装置』が起動する。そこには、


『明後日の夕方、駅ビルの婦人衣料品売り場で何かが起こる!?』


 と表示されていた。


「……『明後日の夕方はバイトが入っています。日曜日に変更してください』と」


 実は双方向通信が可能な、要するに専用の連絡アイテムである。


『あ、じゃあ、それでよろしくお願いします』


 送り返してから数十秒後、再び連絡が入る。微妙に丁寧なその言葉を見て、ため息を吐く乙葉。

 その拍子に柔らかなそれがたぷんと揺れ動くのだった。




 そして約束?の日曜日、婦人衣料品売り場へと渋々足を運んだ乙葉ことプリティ・パインが見たのは、悲鳴を上げながら逃げ惑う妙齢のご婦人たちと、女性たちを追いかけまわす怪しい風体のロボットたちだった。


 しかし、パインがロボットに嫌悪感を抱いた本当の原因はその手らしき部分の動きにこそあった。

 指に当たる部分をワキワキと蠢かしている様は、いやらしいの一言に尽きたのである。


「このっ!」


 カッと頭に血が昇ったことを自覚する間もなく、彼女はロボットを排除するために行動に移っていた。

 魔法少女の必須アイテム?であるステッキを取り出すと、即座に巨大な鈍器へと変化させる。マジカルステッキ撲滅モードである。


 突然の攻撃になす術もなく破壊されていくロボットたち。

 中にはパインの姿を発見できたものもいたようだが、女性たちを追いかけることを優先するようになっていたのか抵抗らしい抵抗も見せずにスクラップへと変化していったのだった。


 そしてパインと同じように彼女の胸部に居座った二匹のスライムたちも縦横無尽に動き回っていたのだが……、残念ながらそれを鑑賞できたものは一人もいなかった。


「おかしい」


 パインがそう口にしたのはロボットをすべて排除して、女性たちを逃がした後のことだった。

 既にステッキはいつもの形に戻っている。


 彼女の知るドクター・トマという男は自身の発明品に誇りを持っているはずだった。腐れ縁だが五年もの間付き合ってきたのだから、それくらいのことは分かる。

 ところが、今回のロボットたちはどうだ。まるで壊されることが目的のようではなかっただろうか。


 ガシャン!


 突如響いた音に目を向けると、破壊したはずのロボットが寄り集まり巨大なスクラップの山へと変貌していくのが見えた。

 さらにそこから生み出された無数の腕の先にはワキワキと蠢く、あのいやらしい手がついていた。


「そう……。つまりこれが第二ラウンドっていう事ね!」


 パインはステッキを両手持つと前方に掲げて、最終形態、消滅モードを発動させるために集中を始めた。

 ステッキ上部にあるハートを模した宝石から輝く光が伸びたかと思うと、神々しくも寒々しい光を放つ一振りの剣が生まれていた。


「輝きの中に消え去りなさい」


 冷ややかな視線と凍り付くような声音で告げるパインはまるで極寒の地を統べる女王のようだった。

 トマが今の彼女の姿を目にしていなかったのは幸いと言っていいだろう。新たな趣味に目覚めることがなかったのだから。


「はあっ!」


 光の剣を手にパインが駆ける。巨大スクラップも彼女を捕らえようと腕を伸ばすが、軽やかな動き――ある一部は重量感たっぷりだったが――に翻弄されて、掠かすめることもできないでいた。

 そしてパインは巨大スクラップと刹那の交錯を果たす。


「ブリリアント・エクスティンクション。……塵一つ残さないわ」


 呟くパインの背後で巨大スクラップが光に包まれる。そして、それが消えた時にはその場には何一つ残されていなかったのだった。


 カション。


 再び異音が響いたのは、ようやくすべてが片付いたのかとパインが気を抜いた時のことだった。


「今度は何!?」


 慌てて視線を向けた先にいたのは、先ほどさんざん叩き潰していたロボットたちと似通った小型の機械だった。

 そいつは一目パインのことを見たかと思うと、非常階段へと歩きだしていた。


「ついて来いってこと……?いいわ、乗ってあげようじゃない!」


 未だに顔を見せていないトマのことも気にかかる。罠であったとしても叩き潰せばいい。

 これまで全勝を続けてきたパインにほんの少しの油断が宿った瞬間だった。


 機械に誘導されて着いた先は駅ビルの屋上だった。屋上とはいってもデパートのそれとは異なり遊具がある訳でもなく、一角に空調等の機材が並ぶだけの殺風景な場所である。


「くっくっく。やはりあの程度のメカでは止めることはできなかったようだな……。ようこそ、プリティ・パイン!決戦の地へ!!」


 すっかり馴染みになってしまった声のした方向へと視線を向けると、予想通りそこには顔の上半分をマスクで覆い、白衣を羽織ったドクター・トマが立っていた。……汗だくで。

 折しも季節は夏、厚手の白衣を着ていればそうなって当然だろう。この辺りのことに気が付かないことが「残念過ぎる」と言われる所以ゆえんである。


「……見ているだけで暑苦しいから、何とかしてもらえないかしら」


 五年もの歳月を付き合ってくれば遠慮もなくなるというものである。

 パインにぴしゃりと言われ、すごすごと手近に置いてあったタオルで汗をぬぐうトマ。


「暑いなら脱げばいいのに」

「ちょっ!?女の子が簡単に「脱げ」とか言わない!というか俺が脱いでどうするんだよ!誰得だよ!?」

「私は脱がないわよ」


 即座に言い返されてしょんぼりするトマ。

 テレビアニメであれば画面の向こうの大きなお友だちも一緒になって「オーウ……」と残念がったことだろう。


「と、とにかく!悪の科学者だからどんな時でも白衣を着るのは当然なんだ!」

「悪なら、白よりも黒系の服を選ぶものなんじゃないの?」

「……。あ、悪でも科学者は白衣を着るんだい!」


 図星を指された上に適当な言葉が思い付かなかったのか、口調が幼児退行化している。


「それを言うならパインだってフリフリ満載の魔法少女の意匠じゃないか!胸元は若干開き気味からとっても嬉しいけど基本的に露出は少ないし、脚だってロングのニーハイソックスとか暑そうなんですけど!?ついでにミニスカートとの絶対領域が眩しいね!」

「変態」

「がふっ……!」


 いたってまともなパインからの切り返しに、トマは精神に多大なダメージを受けて蹲ってしまった。

 そんな彼にさらなる追撃が加えられる。


「ちなみにこの服、魔法で作られたものだから暑くないわよ」


 具体的にいうと摂氏換算でプラスマイナス八十度くらいまでであれば、特に違和感を覚えることなく活動できるようになっているそうだ。


「ずるい!ちくしょー、魔法サイコー!!」


 あまりにもの自分との違いに明後日の方向に向かって叫び出すトマなのであった。


「それで、女の人たちを追いかけまわしたりして、どういうつもりなの?」


 そんなトマを無視してパインが問い質す。

 これまでトマが作ってきた数々の発明品は、パインにとっては迷惑以外の何物でもなかったのだが、一方で被験者となった人たちからは一定の評価を得ている物も少なくはなかった。

 それが彼の誇りでもあり、だからこそパインも渋々ながら付き合い続けてきたのである。その根底が崩されたのだから、問い詰める口調が厳しいものになるのは仕方のないことだった。


「ふっ。それは意見と認識の相違というものだ。俺はただ女性の皆に体験してもらいたかったのだよ、慎ましやかな胸になるということをな!」

「きゃあ!?」


 トマの台詞が終わるや否や、いつの間にか忍び寄っていた機械によってパインの四肢は拘束されてしまった。


「くっ……!何なのよこれ!?」

「はっはっは!無駄だ無駄だ!何のために下で力を使わせたと思う!」

「まさか!?」

「そのまさかだ。膨大な魔力を消費した後、君の力が一時的に低下するのは調査済みなのだよ。そしてその拘束メカは君を捕まえるためだけに研究と開発をした物だ。そうやすやすとは外せはしない」


 トマの言葉通りどんなに力を込めたり、体を捩ったりしても、壊れるどころか外れそうな気配すらなかった。


「私を捕まえてどうするつもり!?」

「ふむ、そうだな……。せっかくの機会だ。プリティ・パイン、君もこの『ヴァストダウンマッスィーン』によって慎ましやかになってみるかね」

「なんですって!?」


 トマがパンと手を叩くとその背後から一体の男、いや人型の機械が現れたのだった。その手はワキワキと見覚えのあるいやらしい動きをしていた。


「ま、まさかそれで私の胸を揉むつもりじゃないでしょうね!?」

「ご名答、その通り!結局のところ、それは脂肪の塊だからな。動かして燃焼させてしまえば小さくなるという寸法だ」


 もちろんそんな単純なものではない。ないのだが……、何を血迷ったのかトマは本気でそう信じてしまっているようである。

 その狂信ぶりに、プリンは自分の背中を冷たいものが流れ落ちていくのを感じていた。


「わ、私にその必要はないわよ!そりゃあ確かにいやらしい視線で見られたり、隙をみて触ってこようとするような連中がいたりするけれど、この体が気に入っているんだから!」


 そうはさせないと懸命に言い募った瞬間、トマの口元に張り付いていた笑みが消えた。


「必要がないだと……?気に入っているだと?……俺が一体どんな気持ちでいたのかも知らずによくそんなことが言えるな!」


 見る見るうちに怒りでボルテージが上がっていく。


「顔を合わせたと思ったら存在感たっぷりだし、歩くだけでふよんふよん!屈めばたゆんで反ればばいん、ちょっと動いたら、それ以上にブルンブルンとはしゃぎ回っているじゃないか!はっきり言ってそこにあるだけで凶器なんだよおおおおおお!!」


 そしてついにキレた、いや、壊れたという方が適当だろうか。

 トマは溜まりに溜まった胸の内をぶちまけるように、パインの柔らか山脈への熱い想いを叫んでいた。


「あー……、えっと、ごめんね?」


 一方、パインはというと、突然の暴露にプチパニックとなっていた。

 思い返してみると、ここ一年ほどは特にトマの挙動がおかしかった気がする。その原因が成長した自分にあったと言われて、恥ずかしいやら鬱陶しいやらどうでもいいやら、そしてちょっとだけ嬉しいやらですっかり困惑してしまったのだった。

 その結果飛び出したのが先の言葉なのだから、彼女は本当に善良な性格をしていると言えるだろう。


「げはっ!」


 そしてそんなピュアなハートをぶち当てられて、トマは一人苦悶していた。自分がいかに小さくて欲深い存在だったのかを突きつけられたようなものなのだから当然である。

 その苦しみの中で彼はただ「なぜ自分はあんなにも彼女の持つ至宝を恐れていたのか?」と自問していた。


 大きさに柔らかさ――想像です――、そしてその跳ね回りぶりに至るまで、全て理想的だったはすなのに!


 ダークサイドから一転、今度は煩悩・欲望の底なし沼へと沈み込んでしまっていることにも気付かず、本人はいたって真面目に考え込んでいた。

 そして出た結論がこちらである。


「『ヴァストダウンマッスィーン』?そんなもの敗北からの逃避だけでなく、至宝を遺失ロストしてしまう愚策でしかないじゃないか!直ちに消去すべきだ!」


 極端過ぎだが、さすがは天才の枠を越えてあれの側へと踏み込んでいるだけのことはあると見るべきか。

 しかしそれ以上に問題なのが、トマのことを諫めたり止めたりする人材がいないということだった。彼がすぐさま手元の何かを操作すると、


「ピ、ガガ……。自爆装置の起動を確認。周囲に被害を出さないため、超高度へと移動を開始します」


 哀れ『ヴァストダウンマッスィーン』は一度も正式に稼働することなく空の彼方へと消えて行ったのだった。

 まあ、稼働したところで女性のシンボルを揉みしだくという、どこからどう見てもセクハラにしかなり得ないものだったので、これはこれで良かった、のかもしれない。


 さて、『ヴァストダウンマッスィーン』の自爆と同時に、パインを捕らえていた拘束メカもその動きを停止して、どこかへと去っていた。どうやら作動中の機械は全て機能を停止するようにさせてしまったようだ。

 つまり、この場にはトマとパインの二人だけが残されていたのである。


「これでいい……。間違いは正されるべきなのだから……」


 空を見上げたまま感慨にふけっていたトマの肩がちょんちょんと突かれる。


「……誰だ、人がいい気分で浸っている、の、に……」


 振り向くと、そこには極上の笑みを浮かべたパインが立っていた。


「色々と自己完結しているところを邪魔して申し訳ないけれど、やったことへの責任は取らないといけないわよね」


 そう言うと彼女はマジカルステッキを撲滅モードである巨大な鈍器へと変化させて振りかぶった。

 たったそれだけの動きなのに、彼女のたわわな果実はプルンと揺れて瑞々しさを主張し、実はそんなところが大好きだったと自覚してしまったトマは状況も忘れて見入ってしまう。


 ぶちん!


「一回あの世に行って本気で反省してきなさーい!!!!」

「ごめんなさーい!」


 思いっきり振り切ると、ホームランの打球よろしくトマの体は駅ビルの屋上の柵を軽々と超えてどこかへとかっ飛んで行ったのだった。


「はあ、はあ、はあ……。結局、何だったのよ。もう……」


 振り回されるのはいつものことだとはいえ、今回はとびっきりだった。

 涙目になったパインはぺたんとその場に崩れ落ち、次からどんな顔でトマと顔を会わせればいいのか悩むのだった。




「あ、こんばんは」

「ど、どうも」


 その日の夜、何とか入居しているマンションの自室前まで帰って来た透真は、同じく自室へと入ろうとしていた乙葉と鉢合わせしていた。

 美しいその顔と一緒に服を内側から押し上げている部分が目に入ってしまい、思わずドキリとしてしまう。

 乙葉の方も見られていることが分かったのだろう、赤い顔でそれを隠すように身動ぎをしている。


「お、おやすみなさい!」

「お、おやすみなさい!」


 このままではおかしな雰囲気になってしまうと、慌てて挨拶をして自室へと飛び込んでいく透真と乙葉。


 二人はまだ知らない。隣の部屋に住み、また互いに憎からず思っているその相手こそが宿敵であるという事実を……。

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