御伽噺

旅した語り部が 紡いだ おはなし


小さな 箱庭 幻想浪漫げんそうろまんの世界


台本通りに芝居をする人々は


気付かぬうちに 感情を失う 定め


一人の勇敢な役者は 其れを恐れ


創造主かみに逆らうために つるぎを取った


幾度となく 傷付き 倒れ 敗れても


諦めること無く勇敢に


日々無くなる感情に涙を零し


それでも 決して忘れない ココロがあった


それがそのココロが にくしみだと知った頃には


何もかもがたまらな


我を忘れ人々を斬り裂いた




旅の語り部は


生きたこの物語を


愛しいあの勇敢な役者を


捨てる事ができず…


何故 ココロ が芽吹いたのかと…


嘆いて涙を流す


ただ ソコにってくれるならば


例えココロが無くとも……




今もだ悲劇の箱庭は


御伽噺おとぎばなしを刻み続ける


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星少女空想 氷月夜さくら @sakuran0301

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