第1章 王都編 第1話(1)

 もしも、願いが一つだけ叶うとしたら、僕は何を願うだろうか。

 世界から戦争や貧困が無くなってほしいとか、一生暮らせるだけの財産が欲しいとか、いつまでも生きられる命が欲しいとか、世界中の美女を自分の思うままにしたいとか。

 僕はたぶん、そういうことは願わない。その代わり、そういう全てを引き換えにしてでも欲しいもの…いや、叶えたい想いがある。

 朝、相変わらず体にうまく馴染まない対人戦演習の場を見に来た彼女が目の端に入って、僕の心は一瞬で沸騰するように熱くなった。立ち合いの場を見る教官の声も、目の前で構えを取っている稽古相手の動きも、その瞬間全てが遠くに霞んだように感じられた。

 ふと何気なくこちらを向いた彼女と視線が交わり、心臓がびくんと跳ねる。強さと優しさ、そして深さを宿した、見る者の心をその色に染める、炎玉のような紅い瞳。その麗しい眼差しに、僕の心は灼熱のような愛の炎に燃え上がって、

「おい、クランツ!」

 教官の声が聞こえた時には、頭を揺さぶる衝撃と共に、視界がぐるりと揺れていた。眼前の相手に注意を忘れるくらい、僕は彼女に気を取られていたらしい。

 天地がひっくり返る中、彼女が目を丸くして僕の方を見ていたのが見えた。

(ああ、驚いた顔も綺麗だな…)

 稽古相手の一撃に昏倒する中、僕は恍惚となりながらそんなことを思っていた。



「う…うー、ん…!?」

 程なくして意識を取り戻した彼、クランツ・シュミット少年は、すぐに別の理由で再び失神しそうになった。

 まあ、無理もないのではないだろうか。気絶から覚めた目の前、まさに眼前に、憧れの女性が顔を近づけていたりしようものなら。

「クランツ! 気が付いたか。大丈夫か?」

 紅い瞳の麗人、聖王国自警団協会の王都支部団長クラウディア・ローナライトが、彼をその腕に抱きかかえるようにして、クランツの顔を真正面から真っ直ぐな目で見つめていた。凛とした輝きを宿す大きな紅玉の瞳が目の前にあり、鮮やかな紅色の薄い唇の線までも見ることができる。

「だ…大丈夫、です…」

 一心に注がれる彼女の眼差しに頭を熱暴走させながら、何とかクランツはそう口にした。

 無論、全然大丈夫ではなかった。頭に横殴りの不意打ちをもろにくらい、脳がまだグラグラとしていた所に、衝撃の映像がいきなり飛び込んで来たのだ。むしろそこで再び気を失ってもおかしくない所で見栄を張り切ることができたのは、彼女の前で無様な姿を見せたくない、という彼の小さいながらも強い意志の力か。…とはいえ、稽古の最中によそ見をしていて吹っ飛ばされて気絶したという時点で既に相当無様ではあるのだが。

「いや、相当まともに入ったはずだ。ほら、ここ、腫れているじゃないか」

 気遣うように言いながら、クラウディアがクランツの打たれた頬にそっと手を触れる。

(わわ…く、彼女クラウディアの手が、僕の顔を、…ッ!!!)

 心の中で、歓喜にも似た激しい動揺に襲われながら、頬を撫でる彼女の滑らかな手肌のしっとりと温かい感触に、クランツは天使の愛撫を受けているような心持ちになって、再び意識が恍惚に遠のきかけていた。

「これは一旦手当をしておいた方がいいな。医務室へ行こう。私が付いて行く。皆は修練を続けてくれ」

 クラウディアはそう言って颯爽と立ち上がると、少し腰を屈めて、クランツに、

「立てるか、クランツ?」

 優しい眼差しを注ぎながら、その手を差し出した。

 ああ…あの時と、同じ。

「はい…だ…だい、じょうぶ、で……」

 強がりもそこまで、クランツの意識は打撲の衝撃と心の火照りで、再び一旦事切れた。


(でも、ラッキーだったなぁ。あんなに間近で彼女と見つめ合ったことなんて、あの時以来滅多になかった。

 もし、また目を覚ましたら、目の前とまではいかなくても、近くに彼女がいてくれたり、しないかなぁ…)


「…ん…」

 意識が回復する直前、夢まどろみの中でそんな都合の良いことを考えながらクランツは目を覚ました。

 白い木張りの天井が見え、開け放たれた窓から入り込む風が優しく頬を撫でていた。先程の話からするに、どうやら医務室のベッドで寝かされていたらしい。身を起こすと、頭がまだ少しグラグラした。再び頭が回り始めるその間隙に、横から澄んだ声がかかる。

「あら、気が付いたみたいね。気分はどうかしら?」

「サリューさん…」

 声のした方を向くと、透き通るような水色の長い髪を清流のように流す医務院の女性サリューが微笑みながらそばに歩み寄ってくる所だった。胸元までを覆う薄手のワンピースドレスに白衣を纏う長身はスレンダーながら女性的な曲線美を十分に湛え、水玉ヴァコールのような青色の綺麗な瞳は心の底を見透かすような怜悧さを映している。そのすらりと涼やかな風貌と大人の女性らしさを醸し出す色気のある雰囲気は所内の評判通りなかなか魅力的だと認めるが、クランツとしてはやはり彼女クラウディアには比較できない、というのが結論だ。

(彼女は…?)

 その当のクラウディアを見つけようと顔を横に向けると、そこにいたのは、

「あ、やっと目覚ましたわね。もー、心配かけて! 戦闘中によそ見なんかしてんじゃないわよ! 実働希望が聞いて呆れるわ!」

 ずかずかとこちらに向かってくる、少し小柄ながら活発で面倒見の良さを感じさせる勝気な目と声をした、クランツと同じ年頃に見える明るい栗色のショートヘアの少女と、

「全くだね。稽古とはいえ、怪我は怪我。大丈夫かい? あんまりセリナに心配をかけないであげなよ」

 壁に寄りかかりながらこちらを見て呆れたように微笑む、どこか達観した印象を与えてくる、緑色の瞳と髪をした痩身の青年だった。

「セリナ、ルベール…」

 クランツは、見舞いに来てくれていた二人の同僚、セリナ・カルディエとルベール・コーバッツの表情を見比べて、

(彼女クラウディアは、いないのか…)

 そう思って目を落とし、小さく落胆の溜め息を吐いた。それを目敏く見取ったルベールが、薄く笑みを浮かべながら言った。

「今の溜め息にどんな感情が込められていたか、当ててみせてもいいかな?」

「…何さ」

「団長じゃないんだ、がっかり。だろ」

 うっ、と図星を突かれたクランツの喉から思わず呻きが漏れる。首根っこを押さえられたように言葉が出ないクランツに、セリナが呆れ混じりに目を怒らせて迫る。

「ったく、あんたねぇ…せっかくお見舞いに来てあげたっていうのに、あたし達のことは眼中にもないわけ!?」

「う、…そういう、わけじゃ…」

 返答も精彩を欠くクランツに、セリナは半ば憤然としながら言った。

「それに、何呑気なこと考えてんのよ。団長はただでさえ忙しいんだから、あんたをここまで運んでくれただけでもありがたいと思いなさいよ! あんたに構ってる時間だって…」

「うっ…」

 セリナに肩を掴まれて荒々しくゆさゆさと揺すられ、怪我の身であるクランツには、体の痛みともう一つの痛みが堪えた。

(…ん?)

 と、クランツはセリナの言葉に、一つ引っかかるものを感じて訊き返していた。

「団長が…僕を運んでくれた?」

「そうよ。気絶したあんたを抱きかかえて、ここまでね。後でちゃんとお礼言っときなさいよ」

「だ…ッ!?」

 抱きかかえてッ!?

 クランツの脳裏に、クラウディアにいわゆるお姫様抱っこの体勢で抱きかかえられている自分の画が想起され、全身が再度熱くなる。気恥ずかしさよりも、彼女に抱かれていた時のその感触を憶えていないことが悔やまれた。

 セリナの説教に責められるクランツを気遣い半分・面白さ半分といった顔で眺めていたルベールが、医務室のドアの方に意味深な目を向けながら、セリナをなだめすかすように言った。

「まあまあセリナ、そのくらいに。彼は今怪我人だ。それに、お待ちかねの時みたいだしね」

「ん? お待ちかね?」

 セリナが訝ったその言葉の意味は、直後のノックの音ですぐに知れた。

「入るぞ、サリュー。…ん、クランツ。目を覚ましたか。具合はどうだ?」

 ドアが開いて入ってきたのは、まさしくお待ちかねの、クラウディアその人だった。

「あ…」

 咄嗟に言葉を出しあぐねるクランツの先を行くように、ルベール、セリナ、サリューがそれぞれにクラウディアに挨拶を返す。

「ご苦労様です、団長」

「あ、団長! このバカなら心配されなくてもピンピンしてますよ、きっと」

「お疲れ様、クララ。軽い脳震盪があったみたいだけど、大した怪我じゃないわ。けど、もう少し安静にしておいた方が良さそうね」

 三人の言葉、特にサリューの診断の報告を受け、クラウディアはクランツに目を向けた。

「そうか。…大丈夫か、クランツ?」

「は、はい! もう大丈夫…ゔっ」

 慌てて体を起こそうとして走った頭痛に呻いたクランツの上体を、セリナが呆れたように頭を振りながらゆっくりとベッドの上に戻した。

「はいはい、怪我人が焦らないの。もう少し休んでおきなってサリューさんが言ってるでしょ」

「そうだね。団長、よければクランツの分の巡回は僕に行かせてくれませんか。今日は急ぎの整備も特にないようなので」

 その様子を見ながら申し出たルベールに、クラウディアはすまなさそうな笑みを見せる。

「そうか…悪いな、ルベール」

「いえ。町と友人のためですから。お構いなく。それじゃあ行こうか、セリナ」

「はいはーい。それじゃ、行ってきまーす」

 短く言葉を交わし、医務室を後にしようとするルベールとセリナの姿に、クランツは逸る気持ちを覚えた。クラウディアのいるこの場で今、二人にいなくなられたら。

「ちょっ…!」

 慌てて二人を引き止めようとしたクランツは、振り返った二人にそれぞれの目線で制された。「空気読め、バカ!」…と、二人の目はそれぞれにそう言っていた。

 クランツの救援要請も空しく、パタン、と無慈悲に医務室のドアが閉まる。さらにそこで狙ったかのようにサリューが席を立った。

「それじゃ、私も治療用の薬水を作ってくるわ。クランツ、ちょっと待っててね」

「ええッ!?」

 クランツの悲痛な裏声も空しく、サリューも悪戯っぽい笑みを浮かべながら医務室を出て行ってしまった。後に残されたのは、クランツとクラウディアの二人だけだ。

 あの人達絶対確信犯だ、と心中で恨み言を零しつつ、クランツはクラウディアと一つの部屋に二人きりでいるという状況に、心臓が早鐘を打つのを感じていた。サリューが自分の心情をどこまで知っているかはともかく、セリナとルベールは自分に気を遣ってくれたのだ。その気持ちもこの状況もありがたくはあるが、こんなに近くでいったいどうすればよいのか、クランツは困惑するしかなかった。

 クランツのそんな内心を知ってか知らずか、クラウディアがふいに口を開いた。

「クランツ」

「は、はい!」

「とりあえず、大事がないようでよかった」

 安心したような微笑みと共にクランツにかけられたその言葉は、「団長としての部下への気遣い」というそれだった。それを感じ取ってしまうクランツは、気分が落胆するのを感じる。

「はい…すみません。変な心配かけて」

 クランツも、そうこられると無難な言葉しか返せない。自分はこの人に部下としてしか認識されていないのだ、と、ある種木剣で殴られるよりもきつい、鈍い痛みを胸に感じる。

 クランツのそんな内心を知らず、クラウディアはセリナとルベールの去った方を振り返りながら、言付けるように言った。

「いい友人を持ったものだ。後で二人には礼を言っておきなさい」

「はい…いい奴らですよ、ほんと」

 少し気が利きすぎる所もあるけど、と、クランツは皮肉とも本心とも取れる言葉の後に、心の中で付け加えた。そこに、クラウディアがふと思い出したように訊いてきた。

「それにしても…いつもの君は、剣の腕こそ秀でたものではなくても、あそこまで見事に一撃を貰うほど気が抜けてはいないと聞いていたけれど。気が散っていたの?」

「そ、それは…」

 真実を知らないがゆえのクラウディアの歯に衣を着せない物言いに、クランツは二重の意味で言葉に詰まる。あなたに見惚れていたせいです、とはさすがに口に出せない。

 答えに詰まったクランツを見て、クラウディアは改めて安心したように笑うと、上官として諭すような言葉をかけた。

「まあ、次からは気を付けなさい。今回も打撲程度で済んだからよかったけれど、打ち所が悪かったらただでは済まないこともある。まして現場の戦闘だったら、事によっては死ぬかもしれないのだからね?」

「は、はい…」

 クラウディアの言葉に、クランツは俯き肩を落とす。自分が彼女の前で無様な失態を演じてしまったことが恥ずかしくて、彼女に要らぬ心配をかけてしまっている自分が情けなくて、そんな自分自身がどうしようもなく惨めでいたたまれなくなってしまう。

 いてもたってもいられず、クランツはベッドから無理やり体を起こそうとした。それをクラウディアが慌てて制止しようとする。

「安静にしていなさい。今はまだ…」

「もう大丈夫です。皆が働いてるんだ、僕だけこんなことで休んでるわけには、ッ…」

 無理を押し切ろうとしたが、ズキンと走る痛みに顔が歪んでしまう。それでもなお無理を押そうとした所を、クラウディアに肩に手を置かれて制された。

「無理をしては駄目、君の体を悪くするだけだ。それに、ルベール達の厚意を無下にするのは、彼らに対しても失礼。彼の厚意に感謝して、今は体を休めることを優先しなさい」

「でも、っ…」

 なおも反駁しようとするクランツの頭に、クラウディアはそっと自分の手を置き、彼の逸る気持ちをなだめるようにその頭を撫でながら言った。

「君が自分に厳しいことは知っている。けれど今は無理をするような時じゃない。休むべき時に休むのも、大事なことよ」

「ッ…!」

 優しくも強さを宿す声で、諭すようにクラウディアは言う。その言葉に、クランツは悔しさに涙が溢れそうになった。

 僕が自分に厳しくしなきゃいけないのは、あなたに認められたいからだ。こんなことであなたに心配をかけてしまう弱い自分が、僕は悔しいんだ。

 僕は、あなたの優しさに、期待に、何も応えられていない。

 あなたは、僕の本当の気持ちを、何もわかっていないじゃないか。

 そんな思いが塩水のように胸の内を満たし、涙となって目から溢れ出しそうになった。しかし、彼女の前で悔し涙を零すというさらなる無様をさらすわけにはいかないという最後のプライドが、寸での所でそれを押しとどめた。

 クラウディアは肩を震わせるクランツの体を優しくベッドに押し戻し、言った。

「サリューの許可が出たら、業務に戻っていいから。だから、今は少し休んでいなさい」

「…はい…」

 クランツはぐずつきそうな声を必死の思いで強くしようとしたが、その声は沈んでいた。その様子に気遣わしげな目を向けつつ、クラウディアはクランツに言った。

「くれぐれも無理はしないで。君はまだ若いのだから」

 そう言って、なだめるようにクランツの頭をそっと軽く撫でると、クラウディアも医務室を後にした。クランツは、彼女が見せてくれたその優しさのためにより一層強まったどうしようもない情けなさに襲われて、枕に顔を埋めた。自分の弱さを、彼女への距離の遠さを、痛いほどに噛み締めていた。

 クラウディア・ローナライト。

 王都の治安を守る自警団の団長。凛とした存在感を纏い、流麗な美貌と優美な物腰、聡明な態度、圧倒的な力量で人々に慕われる、強く正しく美しい、女傑。

 彼女は強く大きい。それに比べて、自分には何の力もない。何て弱く、小さいんだ。

 こんな自分が、彼女に相応しいわけがない。こんなんじゃ、彼女も僕のことを男として見てくれるわけがない。

 もっと強くなりたい。あの人に、認められたい。そうでなきゃ、僕は、あの人に何もできるわけがない。

 クランツの中で、自分への後悔は、力へと変わろうとしていた。しかし今は、ただただ己の惨めさに打ちひしがれるしかなかった。

 サリューが治療のための水を取りに行っている間、クランツは誰もいない医務室のベッドで一人、枕を悔しさしかない涙でしくしくと濡らしていた。


「で、どうだったの。団長と二人きりの時間は?」

 そんなクランツの涙も知らず、天前の業務を終えた昼食の席で、セリナはウキウキといった感じで訪ねてくるのだから、たまったものではなかった。

 クランツはじとりと恨みをすら込めた視線を一瞬セリナに送り、そして盛大に負のオーラを周囲に撒き散らした。王都自警団詰所の食堂は、天前の業務を片付け、昼からへの英気を養う団員達の食器の音で賑わっている。

「な、何…どうしたの? 何かマズいことでもあった?」

「やれやれ。よかれと思ってしたことだったんだけどね」

 セリナがその怨念にも似たクランツの雰囲気に気圧される横で、ルベールが困ったような笑みを浮かべる。何があったのかとても話を訊ける感じではないことを察したセリナは、からりと話の方向を切り替えた。

「んー…ま、ほら、クランツ。いつまでもウジウジしない! いつまでもそんな顔してたら、あの人だってまた心配するよ。あの人に見てもらいたいなら、元気出してまた頑張ろ! ね?」

 元気印を押すセリナの言葉に、クランツはモヤモヤした気持ちがありつつも、気を取り直すことにした。彼女の言う通り、あの人に、クラウディアに認めてもらいたいなら、落ち込んでいる場合じゃない。一刻も早く気持ちを切り替えて、失態を取り返すくらいに仕事に取り組まなくては。

 クランツが決意を新たにしていた所に、彼の様子を心配していたのか、彼の席に歩み寄っていた当のクラウディアが声をかけてきた。

「クランツ、もう平気なのか?」

「はい、もう本当に大丈夫です! バリバリ働きますから、見ててください!」

 彼女に直接声をかけられた嬉しさも手伝って、大声で勢いよく返事をしたクランツは、勢い余って再び首筋を痛めた。その様子を見てやれやれと笑うルベールとセリナ。

(先の反省が力になったのね、きっと)

 クラウディアはそんなクランツの様子を、子供の成長を見るような優しい目で見ていた。

 彼の想いはまさしく、まだ知られてもいなかった。



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