水葬

藍沢篠

水葬

 夜の街へ一歩踏みだすと、澱んで腐った水の匂いがした。

 わたしにとって、その匂いは昔から触れあってきた、幼馴染みたいなものだ。どこかが壊れたような空気を吸い込むたび、わたしだけがまだ生きているということを実感できるような、そんな気がしている。

 腐敗した水に四方を囲われたこの国において、浄水されていない状態の生水を飲むという行為は、ほとんど自殺に近いようなものだ。国の中にはあちらこちらに浄水場があるけれど、それでも国全体の水道水を浄水しきれるほどのキャパシティは存在していない。ゆえに、時折ではあったが、渇きに喘いで生水を口にしてしまい、体調を崩して病院送りとなるひとたちが、ちらほら現れることになったりしている。

 この国は、いうなれば、腐った水槽の中に囚われたような存在ともいえる、そんな国だ。きれいな水を安く手にするために、浄水場へと就職を希望する者があとを絶たない。

 だが、わたしはそんなことにはさほど興味がなかった。

 わたしは一応、医者としてこの国で暮らしている。そう、先ほど述べた通り、生水を飲んでしまって病院送りとなった者たちを治療するのが、わたしの務めであり、わたしの生き方だった。

 腐敗した水だとわかっていても、渇きという現象の前では、ひとは理性を失う。そして誘惑に負け、暗緑色に濁った水を口にするのだ。腐った水は、飲み込んでから二時間あまりというわずかな時間で、いともたやすくという表現がしっくりくるほど簡単に、飲んでしまったひとのいのちを奪ってゆく。

 腐りきった水槽の中に沈んだような、死を待つばかりのこの国は、空気さえも澱んでいる。その澱んだ空気を吸い込むと、最初にいったように、腐った水の匂いがするのだ。優しくなんかないその匂いと触れあうたび、こころが磨り減ってゆくような感覚に囚われることが、割とよくある。この感覚は、絶望とよく似ているのではないかと、時々思ったりする。

 澱んだ空気の層は空をも覆い尽くしていて、この国の空は、常に濁った色の雲を映す。

 太陽が見たいと願っても、それは叶わない夢だ。

 そんな環境が、ひとびとのこころを絶望へと叩き落とすことがままあるため、この国では自殺を試みるひとの数も、かなり多い。わたしはそんなひとびとをあまりに多く見つめすぎた。そのために、感覚が半分以上麻痺しているのかもわからない。

 だけど、わたしにはわたしなりの生き方があり、わたしなりの死に方がある。それをまっとうできる時まで、わたしは一応生きてゆくつもりだ。


 この日、夜の街は雨模様だった。

 無論といっては難だが、空気と水が澱み、濁っている以上、雨も腐敗した状態で降り注ぐ。ゆえに雨の日には、マスクを着用しておかないと、いのちに関わる事態にもなりうる。

 医者をしているわたしが倒れたら、誰がその面倒を見てくれるのか、時折考えることがあるけれど、明確なイメージはまったく浮かんでこなかった。

 なぜなら、わたしには家族がいないからだ。

 わたしが生まれ育った家は、かつて大雨の日に腐った水の氾濫に遭い、水底に沈んだ。

 その時、わたしは偶然にも大学にいたため難を逃れたが、家と一緒に家族をすべて喪った。

 この国では、腐った水の氾濫による地区の水没も、何年かにいちどの割合で起こる。

 わたしの家は国の外れの川べりにあったため、氾濫に巻き込まれた時には、やっぱりそうなるのか、と、妙な方向に予想が当たったことを感じているわたしが存在していたことを、いまでもきのうのことのように思いだすことができる。

 家族たちの遺体は、わたしのもとへ帰ってくることはなかった。腐った水の中を捜索するという手段が、まだこの国には存在していない。ゆえ、水没した地区はそのまま堤防などで仕切られ、次々と国の面積は減っていった。

 家族を喪った時、わたしは泣かなかった。いや、正しくは泣けなかったといった方があっているのかもしれない。いつかこうなるのではないかと、思い込んでいたからだ。

 この国に生まれ育ったひとの多くは、こうして絶望に浸りながら、なんともいいがたい思いを抱えたままで、ままならない日々をすごしているのだと、大学時代に心理学の講義で習った憶えがある。わたしもどうやら、その例には漏れていなかったようだ。

 いくら絶望したとしても、家族の亡骸がわたしのもとへ戻ることはない。

 わたしの場合、すぐにそれを受け入れることができただけ、まだマシな部類なのだそうだ。

 多くのひとたちは、水没という局面に向きあった時、激しい絶望に襲われては、腐った水を自ら口にしていのちを絶ってゆくのだという。

 わたしは、そんなひとたちのいのちを救うという仕事を志した。少しでもいいから、絶望の淵からひとを掬い上げてあげたいと願い、そして同じ経験を持つ者として、ひとびとに触れあって生きていたいと、そう思った。

 家族がいないことは、寂しいといえば寂しい。だが、そんな感覚すらも、他のひとびとと比べたなら、まだまだ軽いものなのだ。

 家族がいないから、家族のいないひとの力になることができる。だからわたしは、自分の力で、ひとのいのちを繋ぎ止める仕事を選んだのだ。

 エゴかもしれないとは、なんとなく頭の片隅で思っていた。

 それでも、わたしはひとを助けて生きたかった。わたしがわたしでいるには、それくらいしか道が残っていないような気もしていたが、なによりも、同じ経験を持つからこそ、ひとの助けになれるような気がしたからだ。


「……イさん、レイさんじゃないですか」

 聞き覚えのある声が聞こえた所で、わたしの思考は現実へと戻ってきた。

 声のした方を振り向くと、女にしては背の高いわたしより、少々小柄な少年がひとり、ビニール袋を片手に立っていた。彼もまた、腐った雨を吸い込まないように、マスクを着用している。

「やあ、ヒロくん」

 わたしは彼――ヒロくん――に返事をした。

「こんな遅くまで、お仕事だったんですか」

 ヒロくんはそう訊ねてくる。

 わたしはマスクの下で苦笑いを浮かべながら、

「そう、これから帰る所なんだけどね……もうスーパーとかは開いていないよね」

 時計を見ると、日付の変わる寸前を指していた。さすがにこの時間まで仕事だと、家に帰った時に若干困りはする。

 きょうの場合、食材が底を尽いていたので早く帰りたかったのだけれど、急患が多数入ったために、残業という形で先ほどまで働き、ようやく解放された所だったのである。

「……そういうヒロくんは、こんな時間までいったいなにを?」

 ヒロくんは二十六歳のわたしより年下で、今年で十七歳のはずだ。そんな彼がこんなに遅くまで出歩いているのが、少し不思議に思えた。

 ヒロくんはマスク越しに、もごもごと声を紡いでくる。

「僕の方も似たような感じです……バイトのシフトが急に変更になっちゃって」

 ヒロくんは高校に通わず、日々をアルバイトで食い繋いでいる。彼もまた、わたしや多くのひとびとと同じように、水没によって家族を喪ったからだ。わたしより幼くして家族を喪ったため、彼の笑顔の量は決して多くはない。

「バイト……っていうと、浄水場のお仕事かな」

 わたしは訊ねる。

「はい、普段は昼なんですけれど、きょうは遅番になってしまったので」

 浄水場の仕事は、非常に淡々とした仕事だと聞いた憶えがある。現在、ヒロくんが受け持っているのは、浄水設備のパイプラインの監視だったと記憶している。

「……退屈じゃなかった?」

 わたしが訊ねると、ヒロくんはマスク越しに小さく笑った。

「そりゃあもう、退屈も退屈でしたよ? パイプラインに異常が起こらないかどうかを見ているだけなんですから、コーヒーでも飲まないと眠くなりそうです」

 おどけた調子でそういってきたが、ここには浄水場で働く彼なりの楽しみがあった。それは、コーヒーを淹れて飲めるということだ。

 きれいな水が貴重品であるこの国では、飲みものは全体的に嗜好品の部類に入る。その中でも、もともと嗜好品であるコーヒーを好んで飲むひとは、稀だ。ヒロくんはその稀な属性に含まれるタイプのひとだった。

「コーヒー、おいしかった?」

 わたしは訊いてみたが、ヒロくんは意外な答えを返してきた。

「いや、きょうは飲みませんでしたよ……浄水場でも、嗜好品の持ち込みがそろそろ禁止になりそうでしたので、必死に我慢していました」

 ささやかな楽しみもなくなりかけたようだ。

「でも、代わりにきょうは、食材が入手できましたから……あ、そうだ」

 ヒロくんはビニール袋をこちらへと掲げて見せたのち、ひとつの提案をしてきた。

「よろしかったら、レイさんにも差し上げますよ……普段お世話になっているお礼です」

 彼のいう「普段」とは、病院でのことだ――

 ヒロくんは、わたしの受け持つ患者のひとりでもある。わたしはカウンセリングという形で、彼の精神面を支える存在となっていた。

 二年前、わたしが病院に就職してすぐのころに、水没によってヒロくんの家族は亡くなっていた。その時以来、わたしはヒロくんの主治医として面倒を見ることになったのだ。

 最初のころのヒロくんは、いまみたいにほんの少し笑うことすらも、まったくしなかった。当然といえば当然の話だと思う。わたしより幼い、当時十五歳だった彼にとって、家族をすべて喪うということの重さは、かなり大きなものだったのだろうから。

 わたしはそんな彼とつきあってゆく中で、彼が少しだけ前へと進むきっかけを与えた、ただそれだけのことだ。

 カウンセリングを重ねるたび、彼のことを知っていった。

 家族を喪った悲しみ。

 家族とすごした時間の温かさ。

 家族が死なないでいたら、本当は音楽の道へ進みたかったということ。

 思いつくままにいろいろなことを訊ねるたび、ヒロくんは戸惑いを隠せないままながらも、確かに答えてくれたのだ。出逢いから一年がすぎたころには、いまのヒロくんにだいぶ近い状態に回復していた。そしてヒロくんは、わたしのことを「先生」ではなく「レイさん」と、ファーストネームで呼んでくれるようになった。

 病院で逢う時だけはさすがに「先生」と呼んではいるけれど、普段はそのあどけなさの残る声で「レイさん」と呼びかけてくれる。これは、家族を亡くした当初の状態からしてみれば、大きなことだった。

 いい傾向であるとわかっていたので、わたしはそのまま「レイさん」と呼ばれることを受け入れていくことに決めたのだ。

 ――そしていま、ヒロくんはわたしに、食材を分けてくれるといっている。

「僕の家はこの近くですから、寄ってゆきませんか? お食事、作りますから」

 断る理由も特にないので、わたしはその提案を受け入れ、ヒロくんにごちそうになることを選んだのだった。


 ヒロくんの家は、腐った川に面した、小さなアパートの一室だった。ここにくるのは初めてだ。

「ちょっと散らかっていますが、どうぞ」

 ヒロくんに促され、わたしは家の中へ上がり、リビングへと案内された。

 散らかっているといっていた割にこざっぱりとした、整理整頓のなされた部屋は、あまり生活感というものを感じさせなかった。わたしはしばらくの間、その部屋の中を見つめていた。

 部屋の奥のあたりにはギターが置いてある。ヒロくんがもともと音楽の道を志していたという話を不意に思いだし、わたしはヒロくんへ声をかけていた。

「ギターの演奏、好きなんだね」

 狭いキッチンに立ち、調理を始めていたヒロくんは、静かに答えてくれた。

「ええ、前のギターは家と一緒に沈んじゃいましたから、安物を買っただけですけれどね」

 わたしは音楽というものについて、あまり詳しい方ではない。それでも、ヒロくんの演奏する姿というものは、はっきりとイメージできた。

「ね、食べ終わったらでいいから、いちど演奏を聴かせてくれる?」

 キッチンのヒロくんにそう訊ねてみると、ヒロくんは少しだけ微笑みながら、こちらを見た。

「ええ、いいですよ」

 食事も楽しみだったが、そのあとの演奏の方が、楽しみになってきた。


 しばらくののち、ヒロくんの作った料理がテーブルに並ぶ。

 ピーマンと挽き肉の炒めもの、卵を割り入れた温かいスープ、そしてひと切れのパン。素朴ながらも温もりを感じさせてくるような、家庭的な料理だった。

「ちょっと味つけが濃いかもしれませんが、水ならちゃんとありますので」

 そういって、ヒロくんはきちんと手をあわせてから、炒めものに手をつけた。

「……やっぱりちょっと濃いですね。まあ、食べられなくはないですが」

 苦笑いを浮かべる彼に、わたしも炒めものに手をつけながら、

「わたしはこれくらいの方が好きだよ」

 と、素直に感想を告げた。ヒロくんは少しだけ頬を赤らめながら、

「……ありがとうございます」

 それだけを、ちょっとぶっきらぼうな口調で答えてくれたのだった。

 スープもパンも、すべて手作りだといっていたが、その腕は女のわたしよりも数段上を行くくらいに見事なものだった。下手な飲食店に入って食事をするより、よっぽど上手だったのだ。

「おいしいね」

 わたしがスープを飲みながらいうと、ヒロくんは、

「そういっていただけたなら、僕も嬉しいです」

 静かにそう答えてくれた。先ほどよりぶっきらぼうな感じが消えていたのが、とても嬉しく思えた。


 これが、最後の食事になるとは、まったく思いもしなかった。


 食事を終え、片づけが済んだ所で、わたしは先ほどの約束――演奏――を思い出す。

「じゃあ、演奏の方、聴かせてもらえるかな」

 ヒロくんは頷き、ギターを手に取った。音の感覚を確かめるように、ひとつアルペジオを奏でる。静かな響きが、ヒロくん自身の雰囲気に重なり、とても美しく思えた。

「では、一曲……」

 そういって、ヒロくんはギターをかき鳴らし始める。小気味のよいテンポで紡がれる音色が、部屋中を満たしていった。そしてそこに、ヒロ君のあどけなさが残る唄声が重なる。

 その曲のタイトルは……確か「水槽の街」といったかと記憶している。

 水没した街を見つめたひとの、切ない思いを綴ったバラードナンバーと、ヒロくんの唄声がうまく溶けあい、きれいなハーモニーを作り上げていた。

 ――こんな時間が続けばいい。

 それだけで、わたしは満たされるような気がしたから。

 わたしはしばらくの間、ヒロくんの演奏するギターの音色と、ヒロくんの唄に身を委ねた。それは、あまりにも美しすぎて……危うささえ感じさせてくるほどに、きれいな唄だった。

 ヒロくんは、唄いながら微笑んでいた。切ない唄なのに、微笑みながら唄ってくれていたのだ。

 このまま時が終われば、どんなによかっただろう。


「それ」がやってくるのは、唐突だった。


 部屋の外で、嫌な音が響き渡るのを感じた。

 ヒロくんもギターを鳴らす手を止め、その音に耳を澄ませる。


 直後、窓ガラスを突き破って、大量の腐った水が部屋の中へ流れ込んできた。


 水没だとわかった時には、すべてが遅かった。部屋の中は腐った水で満たされ、息ができなくなる。

 ヒロくんは水と一緒にどこかへ流され、姿が見えなくなった。わたしも流されて、部屋の外へと追いやられた。腐敗した水を飲み込んでしまったため、肺と胃が焼かれるような、嫌な感覚に襲われる。

 それらはやがて痛みに変わり、わたしの身体とこころを蝕んでいった。

 ――ヒロくん!

 流されていった彼の名を、薄れゆくこころの中で叫ぶ。

 意識が遠くなる。

 そして、わたしは意識を手離してしまった。


 ――不思議な光景が、閉ざされたわたしの目蓋の裏に映る。

 おとうさんやおかあさん、弟がいたころの、わたしの記憶が巻き戻った。

 ……あの日も、きょうと同じような、雨模様の日だった。

 わたしは大学へと足を運び、講義をいくつか受けて、家路についた。

 その先で、最悪の光景が目に飛び込んでくる。

 地区を隔てる堤防が決壊し、わたしの家があった地区は、すべて腐った水に沈んでいた。

 ……なにも、いえなかった。

 ただただ単純に、すべては水底へと消えたのだという、空虚な思いだけが、走る。

 わたしは泣かなかった。

 いや、泣けなかったといった方が正しい。


「レイ、お前はまだ、こっちにくるんじゃないよ」


 懐かしい、おとうさんの声が聞こえた気がした。

「……待ってよ」

 おとうさんとおかあさん、そして弟の姿が、揺らめいては薄れてゆく。


「……待ってよ!」

 わたしはそう叫ぶと同時に、意識を取り戻す。

「あ、意識が戻りました!」

 そんな声が聞こえた。

 目の前にいたのは、おとうさんでもおかあさんでも弟でもない、見慣れた救急隊のひとだ。だけど、その姿がぐにゃぐにゃとゆがむ。状況が咄嗟には理解できなかった。

「……助かって、よかったですね」

 救急隊のひとがそういってくるので、ようやくわたしは、なにが起きたのかを思いだす。

 わたしとヒロくんは、水没に巻き込まれて……

「……ヒロくん、は……?」

 わたしの声は自分で驚くほどに、がさがさとかすれていた。まだゆがんでいる視界の中で、救急隊のひとが、顔をはっきりしかめたのがわかった。

「……お連れの方は、残念ですけれども……」

 その言葉は、半ば予想通りの答えだったので、わたしは驚かなかった。

 こんな時でさえも、わたしは泣くことができなかった。

 大切だったはずの知りあいを、またひとり、理不尽すぎる水没のせいで、亡くした。

 この国という名の、巨大な水槽のような世界は、またもわたしへ理不尽に襲いかかった。

 遠くに、水没した街並みと、最後をともにした少年の姿が見えたような気がした。

 水の底へと消えていった街の景色と、最後に見た、少年の笑顔。あの微笑みを、わたしは死ぬまで忘れない。

 わたしは、助かったから……いままでのように、空虚に生きてゆく、ただそれだけだ。


 この理不尽すぎる、水槽の国の中で、わたしは生きる。

 生きて、死を見つめて、水に溶けたひとびとのこころへと、思いを馳せる。その時にわたしは、沈んでゆく自らの身体の感覚を、まざまざと思いだすことになるだろう。

 しかしながらそれは、わたしが望んだ生き方なのだ。

 思い出の重さが、こころと身体を縛りつけてゆくのなら……わたしはそれを、受け入れる。切ない唄の思い出とともに、わたしはこれからも、多くのひとびとを見つめつつ、生きる。

 誰かが生きられなかった分まで、この水槽へと抗いながら……生きるだけだ。


<了>

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水葬 藍沢篠 @shinoa40

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