カタルーニャで見えた欧州連合の非民主主義。

カタルーニャ州独立と同性婚に見る欧州連合の非民主主義。

　今回から不定期的に時事論を出していきます。

　個人的に気になったニュースを独自の視点から見て、ニュースを独自に解説していきます。

　それぞれ読み切りなので簡単に読みやすい形式で進め行きます。

　今回は、欧州連合(EU)の非民主主義的な体質について述べてゆきます。

　最近では、安倍政権が非民主主義的なことが明らかになった以上、『国難は安倍政権そのもの』なのは的を得ていると思えます。

　但し、個人的に見た国難は『国難は安倍政権と欧米賛美主義者そのもの』と付け加えると誰でも理解出来ると思います。

　では何故、欧州連合や欧州各国が非民主主義的な行動をしても国際的な評価されるのか説明しましょう。

　カタルーニャ州独立問題での重要な点は、スペイン経済の停滞とカタルーニャ州に依存したスペイン政府が原因なのはご存知の通りです。

　何故なら、カタルーニャ州の脛を齧ってスペインはその甘い蜜を吸っていたから当然の報いがスペイン政府に来ているのは間違いありません。

　処が、カタルーニャ州の問題でスペイン政府はカタルーニャの住民に対して軍事的圧力で攻撃し、欧州連合もそれに加担した。

　住民投票で独立賛成しているのにどうしてスペイン政府や欧州連合は認めないのか?

　まず、議論がされているなら欧州連合から離脱したい意気込みでカタルーニャ州を独立させ、欧州連合が崩壊かスペインの欧州連合から離脱し、再統合すれば良いが、スペイン政府はそれをしなかった。

　又、カタルーニャ州独立を防ぐ前にスペイン自体が欧州連合離脱すれば問題ないのに何故、しなかったのだろうか?

　しかも欧州連合や独仏もスペイン政府に議論なしで加担している事は到底、議論している国とは言えず、欧州連合や独仏（どくぶつ）(ドイツ・フランス)が非民主主義的な国だと証明されるだけとなります。

　つまり、欧州連合や独仏はまともならカタルーニャ州の独立を防ぐ前にスペインのEU離脱した方が良いのにそれをやろうとしなかった。

　何故なら、カタルーニャ独立問題をまともに議論したら欧州連合崩壊に導く危険性が高い上に、それがバレて欧州連合信用の失墜があからさまになる事を恐れているからに他ならない。

　同じ様に同性婚もまともに議論したら合法化される事はない。何故なら、同性婚合法化は結婚制度の崩壊に繋がるのでキリスト教・イスラム教・仏教等を始めとした多くの宗教が反発する上に、子孫繁栄に逆行する事が明らかになっているからだ。

　なので、まともに議論したら同性婚は却下される。

　だから同性愛の団体は数や力の論理を駆使して同性婚を認める以外にないので強引に話をするしかないのである。

　無論、これに関しても議論していないから可決した。していたら可決されない。

　つまり、欧州連合は非民主主義的な体制なので、加盟国の多くも非民主主義的な体質に染まっているからポリコレナチスに嵌ってしまうオチに過ぎなかった。

　ポリコレナチスはナチスよりましだと述べる人もいるが、ヒトラーでさえ喫煙者の厳しく取り締まろうとしなかった。

　だが、ポリコレナチスは自分達の美化の為に喫煙者・同性愛批判者を締め上げている事は、どこぞのブラック企業かといいたくなる程、酷いと言えよう。

　又、カタルーニャ州独立を許すとドイツのバイエルン独立など、他のEU加盟国の独立を増やすので反対になる。

　だから、欧州連合は力の論理を利用してカタルーニャ州の住民を弾圧するしか、逃げの方法がなかった。

　それが世界中に欧米や国連が力の論理で自分達の批判者を弾圧するのは最早、民主主義ではなく、独裁主義といえます。

　では、逆にロシアやイランが同じ事をやったら彼らは逆の事を肯定してくると思います。

　何故なら、クリミア半島の姿勢では欧米はウクライナ寄りだったし、イラクのクルド人自治区もクルド人寄りの姿勢を持っていたからです。

　勿論、それらは欧米は仕掛けた虚像だとプーチン大統領が批判している。

　つまり、欧米(アメリカ・EU加盟国)以外の独立は肯定、欧米の地域独立を弾圧する事で欧米の正当性を主張してきただけに過ぎないのです。

　また、国連などの国際機関は英米仏の支配者層の意見を最重要視するので露中が戦勝国であっても露中の地域独立や同性愛弾圧批判は彼らは批判して、露中を潰す為に作る手段だと言えます。

　なので、欧米の虚像がばれた以上、権力を批判する際には欧米よりロシアやイランの事を考えた上で権力を批判する。

　それが本当の権力批判というものだと言えます。