もう無理ッ!!(笑) うまい!

怪奇小説(ホラーでない)や、因習に捉われた事件を題材にした昭和期の小説、手塚治虫の怪奇っぽい、やるせないような内容を描いた作品の余韻が好きな方なら本作のみならず、この作者さんの作品を読むといいと思います。

本作はこの作者さんの描く、その手の作品の傾向を凝縮していると思います。
ポジティブとネガティブ、yesかnoかではなく、曖昧さを肯定できる方は是非どうぞ。
そう言う意味では大衆受けしないと思いますが、こう言った作品は書き続けていただきたいと思いました。

『静』や『間』の表現が上手く、シチュエーションや雰囲気の構築に関しては天才だと思います。

とりあえずスベスベケブカガニのファンですッ!!(本作に関係ないけれど)

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