燃える、燃える、少女のうつくしい身体が燃えて溶けてゆく

小学生の少年である主人公が、小屋の中でうつくしい少女と出会うお話です。
最初から謎めいている彼女、あっと驚く秘密をもっていますが、その現実離れした設定が何とも美しく、なまめかしくもあり、読んでいてこちらの気持ちがふわふわしてきます。きっと読者の私もレンくんの気持ちを追体験したのでしょう。
憧れのきれいなお姉さん、幻想的で甘美な空間――良くも悪くも、この記憶はレンくんの心の奥底で火をくすぶらせ続けるに違いありません。
リアルに想像すると多少グロテスクにも思えるのかもしれませんが、私の頭に浮かんだのは、徹頭徹尾耽美で甘美な世界でした。

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