ところでだ、このエッセイの趣旨はなんだったか

 趣旨だよ、趣旨。


 それを書いてないのが、この文章のいかんところかもしれない。いい加減にだらだらとミューオンという不思議な素粒子について書いては来たが自分は基礎物理学者ではない、単なる技術者で素人作家である。


 で、肝心の基礎物理である。これはもう終わったも同然の学問になっている、とまた書くと非難の嵐になってしまうだろうけども、実際にそうだ。


 世の中、クォークという1/3単位の電荷をもった粒子からできていることになっているが、もうそこから先がいけない。なにが11次元のひも理論だよ、実験できやしないし、だれも本当かどうか確かめようもない。しかし、だからこそSFのつけいる余地がある。そういったところが攻めどころだ、というのがこの文章の趣旨ではある。


 正直なところ、わたしは基礎物理という学問のほかにも「終わってる」と思う学問がいくつかあるのだけども、「経済学」とやらもかなり終わってる感がある。最近五十年以上、新たな基礎的発見はなされてないしどちらも私にしてみれば、「終わってる」のである。


 しかし、「終わってる」感漂うからこそ、おもしろいこともあったりするわけで、言いたい放題だってゆるされてしまったりする。というわけで、SFについてネタ堀りをしてはみた。


 結局のところ、また中途半端で申し訳なし。いい加減、やめにしとかないと悪口ばかりになってしまいそうで、批判も多いことだろうから完結にしとく。


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触媒核融合とSF小説についての一考察 いわのふ @IVANOV

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