「ここ」に在る「明日」

柊さんの文章力の素晴らしさは言うまでもありませんが…あらゆる現代の日本で見られる「兆候」を、「もしそのまま兆候を見逃しそのままにした場合の『明日』」というものが、極めてリアルに描かれていると思います。

そういえば「『許可制』だが実際は出せばほぼ通るから認可制のようなもので何ら言論の自由を制約せず問題がない」というのがありましたが、「『任命制』だが法律の文章の通り任命するのだから、慣例となっていた候補者の氏名通りに任命しなくてもよく何ら問題ない」といった現象があった今、本当に何ら問題がないのか、と不安になりました。

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