第7話、滅びた世界の生存者

武は少女を見て思ったことはこの人は・・・いや、この者は天使じゃないかなと思ったのである。あくまで創造の範囲の考えであったがそうとしか考えられなかった。そうも考えているうちに



「すみませんが考え事でしたら家の中にしていただけませんか。外は危険ですしそれに私からも質問したいことがあるのでどうかお願いします。」



武は素直に言うとおりにしたのである。家の中は正直に言って殺風景であった。でも世界がこんな情勢に置かれておりある意味当然かもしれないと武はそう思もったのである。



「それでは質問してもよろしいでしょうか。まあ、嫌でも聞くのですが・・・あなたは今までどうやって生き残ってきたのですが・・・それよりも本当に人間なのですが。」



「本当にいきなりの質問だな。そうだな一応、人間だよ状態異常すべて無効できる能力とガチャでいろんなものが手に入れる能力があるだけの人間ですよ。正直に言っても信用してくれると思っていませんがね。」



天使らしきものはその話を聞いて正直に言って半信半疑であった。そんな能力は聞いたこともないがだがもし状態異常すべて無効できるなら外で余裕に歩いていた武の理由がつく。もし本当だったら彼を救えるかもしれないと思い聞いてみたのである。



「あなたはガチャで手に入れられるものは何かしら。物それとも能力かしら。」



「その両方と言っておきましょう。ただしガチャのために何が出てくるかはわかりませんが少なからず両方は出てきます。それで何か欲しがっているのですか。見返りはもちろん頂きますがそれよりもあなたが欲しがっている物があるかどうかですが・・。」



天使らしきものは自分が欲しがっている物は薬になりそうなものと言うのであった。武はそう言えばこの世界に来る前にガチャで漢方薬を出していたなと思いだして交渉をするのであった。



「そう言えばそれらしきものがあった気がするがあなたは何をくれますか。もちろんタダであげるほど俺は優しくないので見返りをください。それを約束していただけるのでしたら薬をあげることにいたします。」



「・・・今は何もありません。ですが必ず何かしらでお返しをしますので・・・」



「この滅びた世界で後で返しますって無理に決まっているだろう。天使様はそんなことも分からないのか。じゃあ、仕方がないから俺の部下になれよ・・・その助けがっている人も一緒にな。」




天使らしきものは驚きを隠せないでいた。自分は彼のことを言っていないのにばれてしまったことに驚きを隠せないでいたがそんな疑問な顔を見て武が



「簡単なことだよ、お前は今のところ状態異常がみられていないのにそんなに慌てて薬を欲しがっているところを見たらほかにも人がいるだなと分かるだろ。言い忘れていたが俺は情報を読み取る能力も持っている・・・だから正直に言って隠し事はできると思わないほうが良い。そしてお前の運命はすでに決まっていると言ってあげるよ・・それでどうする。」



天使らしきものは考えた末に出した答えは



「わかりました。これからあなたの部下になりましょう。ですのでどうか彼を救ってください、お願いします。」


武はわかったからそこに案内しろと言ってとある部屋にたどり着き中に入ってみるとそこには弱り切っている青年らしきものがベットで横に寝ていたのであった。それに気がついた青年らしきものが君は誰と言ってきたので武が



「俺は武と言う者だ。今からお前の上司だ、よく覚えておけよ。」



武はこの世界で二人目の人物と出会いを果たすのであった。




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ガチャから始まる英雄記 松永紅龍 @mekisikosaramannda-

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